11/28は午前中で仕事が終わったので、岩波ホールへ行った。
2009年イタリア映画、ジョルジョ・ディリッティ監督『やがて来る者へ』。
この映画は、1944年の秋イタリア北部の農村で起きたナチスドイツによるパルチザン掃討作戦に端を発する村民虐殺事件を描いている。物語は事件の前年冬から始まる。村は貧しいが、若い人びとは恋をし、老人は静かに死を迎え、そして新しい命が生まれてくる。やがて、そんな命の営みを戦争の影が覆ってゆく。
カメラは、豊かな四季と共に移りゆく村・人びと、そして虐殺、を追い少女の目を通して描き出してゆく。
重いテーマであるにもかかわらず、観終わった後、時間をかけた手作業のすぐれた仕事に接した感動をおぼえた。
今でもこんな仕事をする人がいるんだ、と思った。スクリーンに現れる光と影が時の流れを捉えているようで見事だった。
イタリアのみならず映画史上に残る傑作。
2009年イタリア映画、ジョルジョ・ディリッティ監督『やがて来る者へ』。
この映画は、1944年の秋イタリア北部の農村で起きたナチスドイツによるパルチザン掃討作戦に端を発する村民虐殺事件を描いている。物語は事件の前年冬から始まる。村は貧しいが、若い人びとは恋をし、老人は静かに死を迎え、そして新しい命が生まれてくる。やがて、そんな命の営みを戦争の影が覆ってゆく。
カメラは、豊かな四季と共に移りゆく村・人びと、そして虐殺、を追い少女の目を通して描き出してゆく。
重いテーマであるにもかかわらず、観終わった後、時間をかけた手作業のすぐれた仕事に接した感動をおぼえた。
今でもこんな仕事をする人がいるんだ、と思った。スクリーンに現れる光と影が時の流れを捉えているようで見事だった。
イタリアのみならず映画史上に残る傑作。