文化逍遥。

良質な文化の紹介。

お茶の水、井上眼科

2017年01月26日 | 健康・病気
 1/24(火)、お茶の水へ行ってきた。楽器街でも、古書店街でもなく、行ったのは「井上眼科」という目医者さん。
 思えば長い歳月、仕事はもちろんのこと、読書や映画鑑賞などで目を酷使してきた。そのツケが溜まったのか、還暦をむかえ目が急速に悪くなってきた。緑内障は、すでに2年半ほど目薬による治療を続けているが、その副作用が出て現在は中断中。その上、眼精疲労にドライアイ。
 目薬(キサラタン)の副作用は便秘や呼吸困難さらに不整脈などだが、まれなケースらしく地元の眼科医院では首を傾げるばかり。埒が明かないので、専門病院に掛かることにした。井上眼科は、このブログ2016-09-23でも紹介したが、入院・手術まで出来る眼科専門の大病院。外来は一日1000人。診察室は一般外来と専門外来、合わせて19室ほどある。総合案内は航空会社の受付のような感じで、会計は精算機に診察券を入れて現金のほかにクレジットカードなども使える。そのため、思いのほか待ち時間は短くて済んだ。とはいえ、さまざまな検査室や診察室を行ったり来たりしなければならず、数時間はかかる。
 さすがに、まれなケースの眼病を多く扱っている医院。副作用のことは、薬剤師がすぐに「ああ、でますよ」と言った。時間と交通費をかけても、行った甲斐があった。目薬で便秘になるなんて、ほとんどの人が思わないだろう。医療とはいえビジネスなのはわかるが、もう少し情報を共有して薬のリスクを周知させ、どこの医療機関に掛かっても安心して治療が受けられるようにしてもらいたいものだ。薬局で販売前に一言、「まれなケース」もあることを伝えてさえくれたら・・・と思う。今後の治療は、検査を続け、薬を換えていろいろ試してみることになった。最終的にはレーザーによる治療や手術にまで視野に入れている。なにしろ、この年になって視力を失えば自立した生活が危うくなりかねない。

 それにしても、わたしはお茶の水に縁があるようだ。かつて仕事で通い、楽器街や古書店街に通い、岩波ホールに通い、今度は医者通いだ。

 そのJR御茶ノ水駅を携帯で撮影。聖橋の上からだが、その橋も補修工事中なので、良い撮影スポットが無かった。写真では見えにくいが、ホームの工事は鉄骨が入り進んできたように見える。いずれにしろ完成までには、まだ何年もかかりそうだ


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公園の鳥、2017/1―その2

2017年01月23日 | バードウォチング
1/22(日)午前、千葉公園にカメラを持っていった。日曜日だったので、子ども連れなど人が多く、野鳥は警戒してなかなか降りてこない。バードウォッチングは平日の方がよさそうだ。


カワウ。


カモメには間違いないが、口ばしの色が黄色いのでユリカモメとは異なるか。


こちらはユリカモメ。口ばしが赤い。


雪国にお住まいの方は、今年は雪が多くて大変そうだ。お見舞い申し上げたい。こちら南関は、寒いものの春を告げる花が咲きだしている。これは紅梅だろうか。まもなく旧暦の正月になるが、今でも年賀状に梅の花が描かれることが多いのはその名残。


こちらは、白梅。

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1959年インド映画『大樹のうた』

2017年01月18日 | 映画
 1/16(月)、千葉市生涯教育センターでの無料上映会にて。サタジット・レイ監督によるモノクロの映画。オプーという名の主人公を通して、当時のインドに暮らす人間模様を描いた三部作『大地のうた』、『大河のうた』につづく最後の作品。わたしは、同監督作品を観るのは初めて。

 インドのカルカッタで青年期をむかえ、貧困のため大学を2年で終了せざるを得なくなったオプー。家庭教師をしながら糊口をしのぎ、就職口を探すが思うようにならない。そんな時、友人の従姉妹の結婚式に誘われ出席。地方への旅行がてら出かけたのだが、思いがけないめぐり合わせからその花嫁と結婚することになる。妻の実家から援助を受けながらカルカッタでの生活が始まり、二人は少しずつ互いの距離を縮め、愛し合うようになる。やがて妻は妊娠し、出産のため実家に帰ることになるが・・・。

 モノクロだが、雑然としたカルカッタと地方に暮らす人々の対比、カメラワークがすばらしい。サタジット・レイ監督が巨匠と云われるのも肯ける。さらに、ほぼ全編にわたって流れるインド音楽が非常に効果的だ。あらためて、インド音楽の底深さと豊かさを感じざるを得なかった。ちなみに、神保町にある岩波ホールが1974年に映画の常設館としてスタートした時、最初に上映された作品がこの『大樹のうた』だったという。

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公園の鳥、2017/1

2017年01月13日 | バードウォチング
今年も、千葉公園の鳥たちを1/12(木)午前に撮影した。


中サギか。


こちらは、大サギと思われる。上のサギより一回り大きく、口ばしの色が違う。



ユリカモメの飛翔。翼の曲線が実に美しい。


カモメの仲間は、色白でかわいい顔つきだが、実際は雑食で結構気が荒いらしい。


背黒セキレイ。スズメより少し大きいくらい。


シベリア方面から渡ってくるという、キンクロハジロなどの鴨類。


アオサギ。この公園で見られる鳥の中でも、おそらく最も大型の鳥。片方の翼が70~80センチメートルはありそうなので、両翼を広げると1.5メートルくらいはありそうだ。わたしが、この鳥をここで見ることが出来るようになったのは、この数年のことだ。蛙や爬虫類などを捕捉するというから、食物連鎖のかなり上位に位置する鳥といえるだろう。


千葉公園、弁天池の「雪吊」り。右上に見えるのは千葉都市モノレール。

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神田明神の人波

2017年01月09日 | まち歩き
 1/7(土)、たまには電車に乗って出かけてみるか、と思い立った。
 行くとなると、やはり東京方面になる。秋葉原で降り、湯島方面へぶらぶらと歩いた。秋葉原の変化には、驚きを通り越して一抹の寂しさを感じた。駅前のラジオ会館は建て替えられて「ラジオ会館」というのは名ばかりのトレンディーな店が多く入ったビルになり、かつて石丸のレコードセンターがあったビルはカプセルホテルになっていた。街のところどころに残るパーツショップやオーディオショップがかつての名残を留めるだけだ。

 その後、甘酒を買うため神田明神前の「天野屋」という麹を作っている店によった。亡き母は、ここの甘酒が大の好物だった。神田明神は、正月も一週間が過ぎているので、さほど人も出ていないだろうと思ったが、すごい参拝の人だかり。


 写真右奥に門(「隨神門」というらしい)があるのだが、そのあたりまで列が続いている。わたしは、この人波を見てうんざりしてしまい、甘酒だけ買ってさっさと帰ってきたのであった。

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ある老医師の死

2017年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム
 テレビ・ラジオなどのニュースでは、ほとんど報道されなかったようだが、1/4の新聞の片隅にある死亡記事が載った。以下、東京新聞の記事より。 

 「福島県広野町の高野病院敷地内の院長宅で先月30日夜にあった火災で、県警は3日、現場から見つかった遺体は高野英男院長(81)だったと発表した。同病院は同町を含む双葉郡で唯一入院が可能だが、常勤医は高野さんだけだった。遠藤智町長らは同日、記者会見を開き、国や県に常勤医を探す支援を求めた。」

 この高野英男院長という人はNHKのETV特集で取り上げられ、わたしはそれを見ていたので、その存在を知っていた。地域の医療に尽くし、震災後の福島第一原発の事故の際にも、動かせない入院患者がいるとして非難せず、先週焼け死ぬまで診察を続けた。御本人も高齢で、かなり腰などを悪くされていたこともあり、逃げ遅れたのではないかと推測される。わたしには多くを語るだけの情報も知識もない。が、各報道機関は、こういう人の生涯を顕彰せずしてその存在価値はどこにあるのか、と言わざるを得ない。

 ご冥福をお祈りしたい。合掌。

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エレキ弦張り替え―ダダーリオEXL145

2017年01月02日 | ギター
 先週、船橋の「ヘビー・ゲイジ・ギターズ」さんへ行った時に買ってきた弦をさっそく張ってみた。
 その名のとおり、そのお店のマスターはヘビーゲイジ弦を愛用しているとのことで、他店には置いていない太いゲージの弦が並べられたいた。その中から、3弦がプレーン弦の12‐54というダダーリオのエレキ弦を買い求めた。マスターいわく、「(この弦)初めて売れた」。



 エレキギターの弦としては一般的なものよりかなり太めの弦になり、全体に調弦を下げるダウンチューニングで使用する人も多いようだ。ただ、アコースティックギターでは、これでライトゲージ位になる。実際に使ってみると、エレキギターは弦高が全体に低い分、思ったほど弾きにくさはない。むしろ、わたしのように普段アコースティックギターを弾いている者にとっては馴染みやすい感じさえする。ボトルネックを使った時には、当然音のノリもよくなる。
 以前は、1弦で011位のセットを探すのにも苦労したものだが、最近ではかなり種類が豊富になってきている。成田のサウンドハウスなどで安く扱っているので買い求めやすいし、便利になったものだ。

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