先月、5月17日、柳家喜多八師匠が亡くなった。66歳だった。
いつ頃のことだったか確かな記憶は無いが、かなり以前に国立演芸場で高座に接したことがあった。けっして派手さは無いが、飄々とした中におかしみを含み、独特の味わいのある噺家さんだった。これを落語の符牒で「フラ」というが、持って生まれたもので、これだけは真似が出来ない。ある意味、代え難い噺家さんだった。最近は、若い人たちに落語の人気が出てきて、演芸場などでは開場前に列が出来ることもあるらしい。スマートフォンにイヤホンをつないで音楽などを聞くのが普通になった時代。落語に限らず、生の良さが再認識されるのは良いことと思う。
喜多八師匠は小三治師匠のお弟子さんということだが、次代を担うべき弟子に先立たれた師匠の気持ちも察して余りある。ご冥福をお祈りしたい。
いつ頃のことだったか確かな記憶は無いが、かなり以前に国立演芸場で高座に接したことがあった。けっして派手さは無いが、飄々とした中におかしみを含み、独特の味わいのある噺家さんだった。これを落語の符牒で「フラ」というが、持って生まれたもので、これだけは真似が出来ない。ある意味、代え難い噺家さんだった。最近は、若い人たちに落語の人気が出てきて、演芸場などでは開場前に列が出来ることもあるらしい。スマートフォンにイヤホンをつないで音楽などを聞くのが普通になった時代。落語に限らず、生の良さが再認識されるのは良いことと思う。
喜多八師匠は小三治師匠のお弟子さんということだが、次代を担うべき弟子に先立たれた師匠の気持ちも察して余りある。ご冥福をお祈りしたい。