12/25(月)、千葉劇場にて。原題『KONGENS NEI(王の拒否)』。英題『The King's Choice(王の選択)』。監督は、エリック・ポッペ。1940年4月9日からの3日間、ナチスに攻め込まれたノルウェーの苦悩を描き、緊迫感に溢れる作品となっている。
どうも、わたしは世界史は不勉強で、特に北欧の国々のことは殆ど知識を持ち合わせていない。その意味では、この映画は第二次世界大戦という難しい時期に、ナチスに侵略された小国の苦悩を描き、実録フィルムも挿入されていて、わたしの様なものにとっては多少なりともその理解に役立てるものとなっている。
主人公のノルウェー国王ホーコン7世(1872‐1957)は、1905年にノルウェーがスウェーデンとの同君連合を解消して独立し、国民投票によりノルウェー国王に即位した、という人物。つまりは、議会の決定を承認する形式だけの国の象徴として隣国から来た人であり、平時なら、内閣の決定に拒否することはない立場にある人なのだ。しかしドイツ軍が迫りつつある非常時にあたり、内閣総辞職にも、そしてドイツ公使の提案にもノー(ノルウェー語でNEI)を言う選択をせざるをえなくなり・・・。
千葉劇場さんへ、今年も良い映画を多く上映してくれて、ありがとうございました。
いつも観客は少ないけど、来年もがんばって優れた作品を選んで上映して下さい。
どうも、わたしは世界史は不勉強で、特に北欧の国々のことは殆ど知識を持ち合わせていない。その意味では、この映画は第二次世界大戦という難しい時期に、ナチスに侵略された小国の苦悩を描き、実録フィルムも挿入されていて、わたしの様なものにとっては多少なりともその理解に役立てるものとなっている。
主人公のノルウェー国王ホーコン7世(1872‐1957)は、1905年にノルウェーがスウェーデンとの同君連合を解消して独立し、国民投票によりノルウェー国王に即位した、という人物。つまりは、議会の決定を承認する形式だけの国の象徴として隣国から来た人であり、平時なら、内閣の決定に拒否することはない立場にある人なのだ。しかしドイツ軍が迫りつつある非常時にあたり、内閣総辞職にも、そしてドイツ公使の提案にもノー(ノルウェー語でNEI)を言う選択をせざるをえなくなり・・・。
千葉劇場さんへ、今年も良い映画を多く上映してくれて、ありがとうございました。
いつも観客は少ないけど、来年もがんばって優れた作品を選んで上映して下さい。