4/21(木)、例によって友人の車に便乗して小旅行。この日は、先月(3/24)に訪れた千葉県匝瑳市にある飯高寺(はんこうじ)と飯高神社(いいだかじんじゃ)を再訪。
飯高神社(いいだかじんじゃ)本殿。建物や周囲に精緻な彫刻が施されている。千葉県の重要文化財だが、保存が悪く、朽ち果てようとしているようにも見える。文化財としての価値も高いので、早急な対策が望まれる。以下3枚は、本殿の彫刻など。
こちらは、拝殿正面にある彫刻。
飯高神社から2キロメートル程のところにある飯高寺(はんこうじ)。日蓮宗の学問所ということで、奥の建物が講堂。現在の、大学あるいは大学院にあたる。
同じく講堂で、1651年建立、国指定重要文化財。この日は、たまたま有田焼の作品展が開かれていて、平日にもかかわらず見学者が多かった。
以下は、千葉テレビのニュース記事より転載。
『有田焼の産地佐賀県出身の陶芸家・葉山有樹さんの作品展が、千葉県匝瑳市の飯高檀林で行われています。 陶芸家の葉山有樹さんは、有田焼で知られる佐賀県有田町生まれで、肥前陶器の伝統に裏打ちされた高い技巧の作品づくりが注目されています。匝瑳市にある日蓮宗最古の学問所・飯高檀林跡の飯高寺の本堂では、青と白の色だけで描かれた高さ2.4メートル、幅18メートルの巨大な作品などが展示されています。中でも「有為転変図」と題された壁画は、人類が自然の恵みを搾取し滅びてゆく一方、自然とともに秩序ある生活を送る姿などをテーマに描いたということです。
展覧会を企画した実行委員会は、「生命の尊さを再認識し、しばし現実と離れて静かに向き合う場と時間を提供したい」と話しています。陶芸家 葉山有樹さん「ただ人類の文明だけを発展させてゆくことを第一と考えず、私たちの母である地球・自然界があってこそ人類も発展する。そのために特に小さな子どもたちに花を見て美しいと思う心を育ててゆく。そういうことを表現したいと思った」
この展覧会は、4月30日(土)まで開かれています。』
こちらは鼓楼。太鼓が内部に設置されており、講義の始まり時など、学僧達を呼集するために打ち鳴らされたという。1720年建立で、こちらも国指定重要文化財。
鐘楼で、梵鐘は1639年鋳造。やはり、国指定重要文化財。