文化逍遥。

良質な文化の紹介。

古代メキシコの土偶と日本の埴輪

2010年11月19日 | アート・文化
 どうしてこうも土偶や埴輪がたまらなく好きかねえ。具体的にどこにその魅力があるのかは自分でもよくわからないが、便利な道具が無かった時代の遺物には不思議な力があるような気もする。やはり、現代人には想像もつかないような時間をかけて作られたものには力が宿るということなのかもしれない。今日は、仕事がなかったので二つの展覧会に行ってきた。
Olmeca2



 午前中は池袋のサンシャインシティーで開かれている古代メキシコのオルメカ文明展へ。仮面はヒスイ製。金属を持たなかった人たちがどうやって硬い石を成形したのか今でも謎らしい。土偶などは日本のものととても似ているので親近感を覚えた。およそ2万年前にベーリング海峡を渡ったモンゴロイドの人びとが築いた文明ということで、根っこの部分は近いものがあるのかもしれない。平日なためか人が少なくゆっくり見られたがのは幸いだった。
 それにしても、池袋の街中に大きな音で流されている質の低い音楽はどうにかならないものだろうか。平日の午前中に歩いていても頭が痛くなってくるのだから、週末の夜などどうなってしまうのか考えただけでもぞっとする。
Meiji_museum
 こちらは、駿河台の明治大学構内にある博物館。茨城の霞ヶ浦北部から出土した埴輪及び副葬品の特別展。展示設備はいいし、常設展も含めて展示品も充実しているし、入場料はやすいし(¥300)、案内の人は親切だし、博物館の名に恥じない充実した内容で驚いた。われわれの学生時代、もう30年も前になるが、大学は閉鎖的な場だった。各大学は、貴重な資料や書物をもっと広く公開すべきとかねがね思っていたので明治大学の姿勢には感心されられた。受験者数が最も多いのが明治大学という理由が頷ける気がした。


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フィールドレコーダー購入

2010年11月13日 | 音楽
 久々に録音機材を買った。片手に載るほどのデジタルレコーダーTASCOM/DR-100。コンデンサーマイクが付いていて簡単に録音できるのでギターの練習や簡易的な録音に使うつもり。実際、いちいちマイクを立ててレコーダーを準備したりするのは時間もかかりけっこう面倒なもの。準備しているうちに思いついた曲がどこかに行ってしまったりすることもある私にはこういった機材は必要なものと思って買った。それにしても、最高24ビット48Kまでサンプリングできる録音機が4万円もせずに買えるとは・・・国外生産で、円高と言ってもこれでいいのがろうか・・・と考えざるをえない。
 ホームページ[写真集]のページに写真を載せておいたので興味のある人は見てください。ただし、まだテスト程度にしか使っていないので、くわしい音質評価は後から書くつもりです。


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