文化逍遥。

良質な文化の紹介。

7月も終わり

2015年07月30日 | 日記・エッセイ・コラム
 暑い暑い、と言いつつ7月も明日で終わる。
 天気予報で「危険」と熱中症注意情報がでる日々の中でも、家の新築工事は続いている。進行状況は6割くらいの完成といったところか。汗まみれになって仕事してくれている職人さん達には申し訳なく思うが、かと言って手伝うことも出来ないし、変に気を使っても邪魔になるだけだ。せいぜい冷たい飲み物を出すくらいしかできないのがもどかしい。北関東では連日猛暑日で、時に体温を超える気温のようだが、外で働く人達はこの暑さをどうしのいでいるのだろうか。今年は工事中で家を空けられないが、来年からは図書館に行って席を確保し読書しつつ暑さを凌ぎたい、と思っている。クールシェアというのだろうか、少しでも無駄をなくしてエネルギーの浪費を抑えたい。仮に停電にでもなったら、寝たきりの人がいる家などは電動ベッドなどが動かなくなるので大変なことになる。東日本大震災のときには電力不足のために計画停電があり、懐中電灯の光の中で寝たきりだった母を抱きかかえて食事の介護をしたことを思い出す。資源は限りがあるものだということを、忘れずにいたいものだ。

 暑さの中でも、夏至からひと月以上過ぎて日照時間も短くなってきたようにも感じられる。立秋も近い。秋になって新しい家が出来たら、また録音を再開しよう。近くの人は、ぜひ遊びに来てください。新築祝いを忘れずにね。

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暑いなかでの読書

2015年07月25日 | 日記・エッセイ・コラム
 最高気温が、33度くらいの暑い日が続く。
 それでも、ここ千葉市は海からの風が入るので内陸地方に較べればまだ過ごしやすい。同じ千葉県でも内陸に入った成田などでは高めの気温になるし、北関東の埼玉や群馬では毎年体温を超える暑さになってニュースになる。今日も前橋の予想最高気温は38度とか。ただし、夜は海に近い地方ほど気温が下がりにくいようだ。なので、寝る時にはやむなくエアコンをタイマー運転にしている。

 そんななかで、相も変わらず昼間は扇風機で読書の日々を送っている。暑くて頭が回らず難しい内容のものは読めないので、図書館から借りてきたライトノベルと言われるような読みやすい小説やエッセイなどをつらつらと読んでいる。読書に関しては、若い頃からの癖で気に行った文章や大切と思われる個所に線を弾いたり、付箋(ポストイット)を貼っておく癖がある。なので、本は基本的に買って読み、読了後は本棚にしまっておく、ということをしていた。当然のことだが、これを続けているうちに本は増え、収拾がつかなくなってきた。置き場所も無くなってきたので、かなり処分したことはすでに書いた。そこで、今では基本的に本は図書館で借りて読んだ上で、どうしても手元に置いておきたくなった本のみ買うことにしている。当初は、借り出してきた本に汚れやビスケットのかけらが出てくると抵抗感があったものだが、今では手垢のついた本を読むことも気にならなくなった。歩いて10分もかからない所に蔵書数80万の千葉市の中核図書館があるのだが、そのことのありがたさを今はしみじみと感じている。

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梅雨明け

2015年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日19日は、関東も梅雨明けだった。部屋の寒暖計も33度まで上がり、日差しが痛いくらいだった。最近は、関東の内陸部で35度を超えることも珍しくなくなってしまった。真夏の気温は、沖縄などよりも東京の方が高くなってしまう。冷房などからの発熱によるヒートアイランド現象によるものとも言われているが、運動をしていたり農作業中などに亡くなる人が出ても誰も驚かない異常事態。未来の為にも、温暖化にもう少し危機感を持った方が良いのではないだろうか。というわけで、昼間は冷房を使わずに扇風機だけで暑さをしのぎつつ読書している。アコースティックギターを弾くには窓を閉めないと近所迷惑なので、今のところお休み。なので、練習する時にはエレキギターをアンプにつながずにシャカシャカと弾いている。

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入船亭 扇橋師匠を悼んで

2015年07月14日 | 落語
 入船亭 扇橋師匠が7月10日亡くなった。84歳だった。
 古典落語を地で語れる数少ない噺家さんだった。もっとも時代の変化が激しすぎるので、若手に古典落語を自然に語れ、というのも無理な話だ。わたしは1957年(昭和32年)の生まれだが、子どもの頃は家の前、道一本隔てて「長屋」があった。そこでは流しも便所も共同で、昔ながらの共同体意識も生きていた。また、近くの畑には隅に「肥溜」があり、下肥(人糞)が匂いを発していて、かくれんぼをしていた友達が落ちてちょっとした騒ぎになったりした。千葉市の中心街に近い我が家でも水洗トイレになったのは、わたしが中学生の頃なので1970年頃だった。つまりは、それ以降に生まれた、現在40代半ばより若い噺家さん達には長屋での生活を描く古典落語の世界を身を持って語ることはすでに困難になった、と言える。客も理解出来ない言葉や情景が多くなるので、古典落語を理解してもらうには情景描写によほど工夫しなければならなくなっている。

 扇橋師匠の生の高座に触れたのは、もう20年近くも前だろうか。演目は記憶していないが、三宅坂の国立演芸場だったように思う。静かに語りかけつつ、古典の世界に引き込む話芸に底力を感じたものだった。落語では首を左右に振って人物を演じ分けるが、これを落語の符牒で「上下(かみしも)を振る」と言うらしい。昔は、年長者などは必ず上座に座るので、高座に上がり上座・下座を表しつつ登場人物の「立ち位置」を明確にすることに語源があるのではないか、と個人的に考えている。この「上下(かみしも)を振る」のを大げさにやる噺家さんも多い。特に若手はいわゆるクサくなりやすい。扇橋師匠の高座は、この所作が実に自然だった。聴き終わった後、落語を聴いたという実感を得ることが出来た。晩年は体の不調に苦しんだようだった。ご冥福をお祈りしたい。

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青空

2015年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム
 今月に入ってから昨日9日までの東京の日照時間は、30分だったという。ここ千葉でも同じようなもんだろう。気温も低く、とにかくドンよりとした日々だった。いくら梅雨とはいえ、こんなことも珍しいが、今朝はやっと雲間から青空がのぞき日差しが差し込んでいる。気温も上がりそうだ。

  そこで、梅雨時の写真をすこし・・。


自宅で栽培中の茄子。八百屋さんで買えば安いので、つい無駄にしてしまいがちだが、時間をかけて栽培していると貴重なものに思えてくる。



公園のアガパンサス(紫君子蘭)。害虫がほとんどつかず、生命力の強い植物だ。



雨滴も見ようによっては美しい。7/10撮影。


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雨が続く

2015年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム
 関東地方は先月雨が少なく、今年は空梅雨か、と思っていた。それが7月に入ってから一転、ほとんど太陽が顔を出さない雨の日々。気温も低く「梅雨寒」の状態。
 3日(金)には、千葉市でも一部の海岸地方で川の増水による避難勧告が出たらしい。農家は大変だろう。家でも、多きめのプランターに茄子の苗が一本だけ植えてあるが、日照が足らず根ぐされしそうだ。このまま長雨と低温の状態が続くと野菜が値上がりしそう。さらに、南の太平洋上には台風が三つもあって、今度の進路次第ではさらなる雨が降りそうだ。九州などは先月からの大雨で土砂災害も発生していると聞く。東京でも今月に入ってから、すでに7月ひと月分の平均雨量の3分の2に相当する雨が降っているという。体調に気を配って、乗りきるしかない。

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