文化逍遥。

良質な文化の紹介。

抗体検査キット

2020年10月12日 | 健康・病気
 8月中旬から咽頭痛(のどの痛み)があり、かかりつけ医に電話で相談したところ、発熱や味覚障害が無ければPCR検査の対象外、ということで抗炎症剤と抗生剤が出た。しかし、新型コロナウィルスに感染している可能性もゼロではなく、他人に感染させたくないので、この二ヵ月ほどは念の為「自己隔離」していた。戸建に一人暮らしなので、外出は必要最低限、というわけだ。セッションにも参加できず、予約してあった歯科のクリーニングもキャンセル、友人に会うことも出来ない。まあ、地元で映画を観たりするのは飛沫を飛ばすわけではないので、マスクをして、端の方でなるべくソーシャル・ディスタンスをとって静かに観賞したりはした。それでも、けっこう不便でストレスもたまる。

 なので、検査をして、感染の有無ををハッキリさせたい・・と思い、色々とネットで調べてみた。自費でのPCR検査になると安いところでも2万円くらいだ。近頃は、宅配便を使っての検査で15000円(税別)というところもある。それでも、高い。さらに調べてゆくと、自分で出来る「新型コロナウィルス抗体検査キット」というものが、送料・税込みで3630円で入手できることが分かったので、購入することにした。

 あくまで簡易的に検査するキットで、医療者が感染の有無を確認して保証してくれるものではない。これで、陽性反応が出たら保健所等に連絡する必要がある、と注意書きにもある。



 要するに、指に針を刺して採血し、それをサンプル穴に落として希釈液を加えて反応を見る、というもの。ピンク色のものが特殊な針。



 陽性反応が出た場合は、線が2~3本出てくる。


 これが、わたしの結果。もっと薄いと思ったが、けっこうハッキリ線が出る。IgM抗体・IgG抗体、共に陰性。これで安心、という訳ではないが、活動範囲を戻す指針にはなる。特に、歯科や耳鼻科の受診に行けるので、多少は安心。しかし、引き続き感染防止に留意して行動していくことにしよう。
 それにしても懸念のある人には、もっと安く、あるいは無料で、確実に検査できる体制を整える必要がある、と感じる。特に、医療・福祉に携わる人達は、こまめに検査して早期に発見し、感染の拡大を止めることが肝要だ。報道によると、ソフトバンクが各ショップで2000円ほどでPCR検査を出来るようにする、とも聞く。無いよりは良いが、これも医療機関が陰性を保証するものではない。

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痔主になりました

2019年09月23日 | 健康・病気
 若い頃からたまにイボ痔や切れ痔に罹ることがあったが、1~2週間ほど軟膏を塗れば治っていた。ところが、この夏は軟膏や座薬を使っても、良くなったり悪くなったりの繰り返し。諦めて、9/20(木)、肛門の専門病院を受診した。
 さすがに、毎日何十人かの痔疾患者を診ている専門医だけの事はあり、手際良く触診から内視鏡検査へと進む。モニターを見ながら「こことここなどににイボ痔、ここに傷があります」と説明を受けた。結果、肛門の奥に出来る「内痔核」が4か所、さらに「切れ痔」。2コくらいはあるかと思ったが、まさかここまでひどいとは思わなかった。

 「生活習慣病」とも云われる痔疾だが、病院で貰った「生活上の注意事項」というリーフレットを読んでみて、自分ではどうにもならないこともある、と感じた。「アルコールや辛い食べ物は避ける」などは嗜好を変えればそれで済む。が、たとえば、「なるべく腹圧をかけない」すなわち腹に力を入れない、とか、「同じ姿勢を続けない」などは、職業上改善できない人も多いだろう。たとえば、長距離トラックのドライバーなどは仕事を替えなければどうにもならない。また、作家など座り続けて仕事に集中する人に、時間を決めて体を動かせ、と言っても集中力が途切れてしまうので困難だ。さらに、管楽器などの演奏も腹圧がかかるので控える必要がある、という。同じ理由で歌を歌うこともダメだ。その点を医師に訊いてみたが、月に1度位なら大丈夫でしょう、とのこと。でもねえ、日々の練習ということもあるし、まかりなりにもライブハウスでお客さんを前に歌っているのだから、お腹に力を入れずに口先だけで歌うというような器用なことは無理だなあ。他人がどう思おうと、自分ではライフワークのつもりで続けているので、これからも継続していきたい。

 治療に関しては、とりあえず1ト月ほど座薬や便を軟らかくする飲み薬(マグネシウム製剤)などで様子を見てみましょう、とのこと。まあ、我が家からは少し遠いが、幸いにも手術・入院に対応できる専門病院が千葉市内にあったので、病気とうまく付き合いながら音楽を続けていくことにしよう。作家に痔主が多い事は知っていたが、管楽器奏者や歌手にもたくさんいるのかもしれないね。

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頭部MRI

2017年10月17日 | 健康・病気
 夏以降、眩暈(めまい)に悩まされ、一時はかなり良くなり薬も止めていたのだが、このところ又悪くなってきた。どうも、歯の大掛かりな治療を始めて以降再発したようだ。三半規管のすぐ下を削ったり割ったり抜いたりしているのだから、まあ無理もない。
 内科の医師の勧めもあり、10/13(金)、頭部MRI―磁気共鳴映像で画像を撮り診断してもらった。3年ほど前、腰が悪くなってMRIを撮った時は、20分以上かかり圧迫感も強かったのでけっこうしんどかったが、今回はヘッドホンで音楽を聞きながらで10分程で終わり、ガンガン・ジージーとうるさかったものの、辛くはなかった。
 結果は、特に異常は見られない、とのこと。まあ、一安心。腫瘍などに起因する悪性のめまいではないことが分かっただけでも、一日がかりで検査に行った甲斐があった、と言える。

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「良性発作性頭位めまい症」

2017年08月29日 | 健康・病気
 25日の夜に、急な激しい眩暈(めまい)に襲われ救急車で夜間診療に掛かる仕儀になった。その時の内科医の診断は「良性発作性頭位めまい症」だった。今日は、専門の検査をしている耳鼻咽喉科を受診して検査を受けてきた。結果は同じで、3週間分の薬をもらって帰ってきた。

 かなりなベテランで、医科歯科大学の教授もつとめたという先生だったが、
「なにか、大きい音にさらされることは?」と訊かれたので、おそるおそる、
「ギターを弾くんですけど」と答えると、
「そりゃあ関係ない」と、先生。

 ギターと一口に言っても、エレキギターをアンプ通して弾いていればかなりな音量で難聴にさえなるが、「エレキギターもやりますけど」とは言いにくかったので、「そうですか」とだけ言っておいた。耳鼻科医でも楽器による難聴に関して認識していないのだろうか。特に、フルート属などは可聴範囲を超えた高音域が出るため生音だけでも難聴になったりする。

 まあ、それはそれとして、やはり体を動かした方が良いとのことで、朝のNHKのラジオ体操をやるように、指示された。午前中早い時間にやらなければ意味が無いそうだ。この「良性発作性頭位めまい症」は、女子サッカーの澤穂希選手やカンニング竹山というタレントさんも罹ったらしい。おとなしくしていると悪化する病気があるなんて誰も思わないので、安静にしている事が逆効果になり悪化させてしまう。しかし、脳の病気か否か、専門家の診断に寄らなければかえって危険な場合もあるだろう。素人判断は禁物だ。
 せいぜい、朝のラジオ体操やって、ちゃんと薬飲んで治すことにしよう。

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救急搬送

2017年08月26日 | 健康・病気
 このところ体調が悪く、夏風邪かと思っておとなしくしていたら、一進一退で少しも良くならない。船に乗っているようなメマイと動悸、軽い吐き気、さらに脂汗がにじんできて、意識が遠のいていく感じ。仕方ないので、結局、昨日8/25夜、救急車で病院へ。医師の話では耳の中の三半規管の異常で「良性発作性頭位めまい症」とのこと。点滴をして、薬をもらって、その日のうちに帰ってきた。横になっているよりも、むしろ、適度に動いていた方が良かったようだ。「耳石」というものの位置が戻り安定するらしい。脳梗塞かと思って、正直言って、すこし焦った。しかし、人間は勝手なもので、命に関わる病気ではないとわかると、気分も落ち着く。しっかり治したい。
 救急隊員の方は、誠実で親切に対応してくれた。病人の対応には慣れているとはいえ、救急隊員の落ち着いた態度が不安の中にいる病人に安心感を与えるものなのだ。「公務員」とひと口に行っても、いろいろだなあ、と改めて感じた次第。この場から、御礼申し上げたい。

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お茶の水、井上眼科

2017年01月26日 | 健康・病気
 1/24(火)、お茶の水へ行ってきた。楽器街でも、古書店街でもなく、行ったのは「井上眼科」という目医者さん。
 思えば長い歳月、仕事はもちろんのこと、読書や映画鑑賞などで目を酷使してきた。そのツケが溜まったのか、還暦をむかえ目が急速に悪くなってきた。緑内障は、すでに2年半ほど目薬による治療を続けているが、その副作用が出て現在は中断中。その上、眼精疲労にドライアイ。
 目薬(キサラタン)の副作用は便秘や呼吸困難さらに不整脈などだが、まれなケースらしく地元の眼科医院では首を傾げるばかり。埒が明かないので、専門病院に掛かることにした。井上眼科は、このブログ2016-09-23でも紹介したが、入院・手術まで出来る眼科専門の大病院。外来は一日1000人。診察室は一般外来と専門外来、合わせて19室ほどある。総合案内は航空会社の受付のような感じで、会計は精算機に診察券を入れて現金のほかにクレジットカードなども使える。そのため、思いのほか待ち時間は短くて済んだ。とはいえ、さまざまな検査室や診察室を行ったり来たりしなければならず、数時間はかかる。
 さすがに、まれなケースの眼病を多く扱っている医院。副作用のことは、薬剤師がすぐに「ああ、でますよ」と言った。時間と交通費をかけても、行った甲斐があった。目薬で便秘になるなんて、ほとんどの人が思わないだろう。医療とはいえビジネスなのはわかるが、もう少し情報を共有して薬のリスクを周知させ、どこの医療機関に掛かっても安心して治療が受けられるようにしてもらいたいものだ。薬局で販売前に一言、「まれなケース」もあることを伝えてさえくれたら・・・と思う。今後の治療は、検査を続け、薬を換えていろいろ試してみることになった。最終的にはレーザーによる治療や手術にまで視野に入れている。なにしろ、この年になって視力を失えば自立した生活が危うくなりかねない。

 それにしても、わたしはお茶の水に縁があるようだ。かつて仕事で通い、楽器街や古書店街に通い、岩波ホールに通い、今度は医者通いだ。

 そのJR御茶ノ水駅を携帯で撮影。聖橋の上からだが、その橋も補修工事中なので、良い撮影スポットが無かった。写真では見えにくいが、ホームの工事は鉄骨が入り進んできたように見える。いずれにしろ完成までには、まだ何年もかかりそうだ


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歯のCR治療

2016年08月03日 | 健康・病気
 左下の小臼歯に詰めてあった金属が取れてしまった。削りなおして再度つめものを入れるのは型をとったりで時間もかかるし、治療中はその歯は使えない。なので、最近テレビでも紹介されているCR(コンポジット・レジン)という治療方法をしてくれる歯科をネットで探してみることにした。
 幸いに、我が家から歩いていける所にその治療法が出来る歯科医院があり、電話したところ予約の空きがあるということでだったので、さっそく行って診てもらった。レントゲン検査などを経て治療方法の説明があり、今回の歯の場合はCRでの治療は保険適用外となるが25000円程で出来るとのこと。少し高いかな、とは思ったがこの際なのでお願いすることにした。
 治療は、虫が喰っている所を少し削り、特殊な樹脂を入れて成型する。その後に青い光(紫外線らしい)を当てると樹脂が固まるので、最後に高さ等を調整し、仕上げて終了。この間、30分程。見た目も自然の歯とほとんど変わらない。問題は耐久性と言われている。その点を先生に聞いたところ、使い方にもよるが数年ということは無い、とのこと。その医院では3年保証付き。仮に10年使えたとすると、1年で2500円、月にすれば200円程なので、むしろ安い気もするが、どうだろう。

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下肢静脈瘤の超音波検査

2016年07月21日 | 健康・病気
 今日は気温も低めで過ごしやすいが、このところの暑さで少しバテ気味。冷房が嫌いなので、昼間はあまりエアコンを入れずに汗をかいている。パソコンもけっこう機械から熱が出て暑苦しい。なので、ブログの更新も滞ってきた。まあ、無理せずに省エネを心掛けよう。

 この暑さのためか、下肢静脈瘤対策で使っていた着圧ソックスで、かぶれが出るようになってきた。カユイ。仕方ないので、専門の医師の診断を仰ぐことにした。幸いにも昨年、千葉駅のすぐ近く、我が家から歩いていける所に「千葉静脈瘤クリニック」という医院が出来たので電話予約の上7/20午前に診察してもらってきた。
 検査は、下肢の膨らんでいる静脈あたりにゼリーを塗って超音波による画像診断。その結果、血流悪化による静脈の膨らみは見られるものの手術が必要なレベルには至っておらず、血の逆流も今の所はほとんど無い、とのこと。それならまあいいか、とは思うものの、膝から下がむくんだり、だるくなったりする症状は消えないわけでQOL(生活の質)は改善しない。しかし手術のリスクも当然あるだろうし、取りあえずは様子を見ながら症状がひどくなってきたら再診してもらう、ということにした。また、診察券が一枚増えた。

 超音波検査というものを初めて受けたが、感心した。胎児の画像診断などに使われているのをテレビなどで見たことはあるが、実際に映し出された自分の体内の血管をみると、やはり「お~」っとなる。血管の径(太さ)まで正確に測れて、それがすぐに表示されるのにも驚いた。MRIやCTなどは過度の使用による危険性を指摘する声もあるが、超音波検査にかんしては人体に影響は無いのだろうか。

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着圧ハイソックス

2016年06月19日 | 健康・病気
 ふくらはぎに血管がボコっと浮き出て目立つようになってきた。これは「下肢静脈瘤」という病気らしく、血管の中にある逆流を防止する弁が機能しなくなって起こると言われている。日本人では3人に1人が罹り、加齢のほか立ち仕事の人や、女性では出産により発症することもあるという。命に関わるような病気ではないが、長く歩くと下肢がだるいし少しむくむようになってきた。

 若い頃ずっと立ち仕事をしていたからなあ。その影響もあるのかもしれない。長く使っていると体も機能が落ちてくる。まあ、仕方ないけどね。女性などは、スカ-トを着用して脛から下が露出した時に見た目が悪いので、外科的処置をして治す人も多いらしい。保険が適用され、今ではレーザーによる技術が進んで安全に短時間で治療出来るらしい。最近では、「血管外科」という専門の外来を持つ医院も増えてきた。いずれは、そういった治療を受けなければならないかもしれないが、取りあえずインターネットでふくらはぎに圧を加える「着圧ハイソックス」というものを買ってみた。今回は初めてなので、締め付けの度合いがそれほど強くない膝までのものを選んでみた。医療用になると「弾性ストッキング」といい、かなり締め付けが強くなるが、それを使うには医師などによる指導が必要になる。

 期待していなかったが、使ってみるとこれがけっこう効く。付けた感じも悪くないし、歩いても疲れにくく、むくみも改善した気がする。ただ、これから暑くなると一日中着けているのは辛いかも。

 
 しかし、昨日は暑かった。千葉でも32度、北関東では35度を越えて猛暑日を記録した。この時期の暑さはこたえるなあ。
今年は関東のダムの貯水量が少なく、10%の取水制限がすでに始まっている。農業などへの影響も懸念されるが、暑くて水が無い生活は厳しいものがある。こうなると、例年では鬱陶しい梅雨の雨も恋しくなるから勝手なもんだ。せいぜい、今から節水に心がけたい。

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H5N1 鳥インフルエンザに注意

2011年01月23日 | 健康・病気
 20日の朝刊で、福島県で見つかったキンクロハジロ(下の写真参照)の死がいから強毒性のインフルエンザウィルスが検出された、と報道されていた。その後、各地で様々な渡り鳥から同様のウィルスが検出されているというが、弱った鳥や死んだ鳥には安易に近づかないように注意したい。また、大量に鳥が死んだり弱ったりしているのを見つけた場合は、しかるべき機関に通報する必要がある。今のところ人間への感染には至っていないらしいが、専門家によるとそれも時間の問題らしい。宮崎では、養鶏場の死んだ鶏からウィルスが検出されたため大量に殺処分したと聞く。その養鶏場の近くにはカモの飛来地があるという。鳥には何の罪のなく、人間の一時的な感情で大事にしたり逆に殺処分にしたりと安易な行動は慎みたいものである。


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