文化逍遥。

良質な文化の紹介。

自転車で転倒

2014年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
先週末14~16日の雪は北関東や甲信地方で深刻な災害となり、今だに物流は滞り孤立している集落もある。
首都圏は本当に災害に弱いなあ。首都機能が麻痺したらいったいどうなるのだろう。
もっと真剣に災害対策に取り組んだ方がよい。

ともあれ、こちら南関では8日のような積雪は無く、すでに雪はだいぶ融けている。
これで滑るようなことはないだろう、と安心して電動自転車に乗っていたら縁石にハンドルを取られて転んでしまった。
皮の手袋をして厚着をしていたので擦過傷などは無かったが、手首や肩を打って軽い打撲と捻挫。
特に左手首は打った時はそれほどでもなかったが、入浴後だんだん痛みが増して夜には冷やさなければならなかった。
やむなく、ギターの練習はお休み。
もし、ライブの予定でもあったらお客さんに迷惑をかけるところだった。

他人を巻き込んだ事故を起こしたわけではないが、油断は大敵。
特に電動自転車は踏み込んだ時に予想以上に進んでしまうので、自転車というより原付バイクに乗る感じで運転した方がよい。

電動自転車に乗る方、気を付けてください。


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山本邦山師を悼んで

2014年02月15日 | 音楽
2/10、尺八の山本邦山師が亡くなった。76歳だった。
基本的には都山流尺八奏者なのだろうが、ジャンルを超えて優れた活動をした人でジャズ・プレーヤーとの共演も多い。

Houzan
この教則本は、譜面を基にした尺八奏法の解説および曲の紹介をしているもの。わたしは、尺八を持ってはいるものの、やっと音が出せる程度なので、この本を十分に活用するに今だ至っていない。いつか、独奏曲までいけたらいいと思っている。が、なかなか想いがままならない。

音源は、図書館で借りてきたCDを録音した『人間国宝シリーズ』と、尺八のオムニバスCDに入っている『鶴の巣籠』を持っているだけだ。
その中では、「石清水」、「木枯」など都山流尺八の神髄とも言える曲が秀逸。琴古流・都山流ともに、自然の音および鶴や鹿などの動物の声を尺八で表現した曲が多い。どちらも、自然界の音を楽器に置き換えたものだ。若い頃は、それが音楽的に意味があるのだろうか、と疑問に感じたものだった。しかし歳を取るにつれ、人は本来聴くべき自然界の豊かな音を聴き逃していることが多いと感じる様になってきた。言葉を換えれば、豊かな自然の響きを聴くことができるように音楽によって喚起するのは大切なことだと今は思っている。

音楽を愛好する人が減ってきた、と感じる。CDショップは姿を消し、楽器店も少なくなってきた。ネットショップが中心になってきていることもあるだろうが、街がさびれていくようで一抹の寂寥感は禁じえない。

合掌


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雪の上に雪

2014年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム
また雪だあ。
昨夜の天気予報では晴れだったのに、世紀の大はずれ。

Yuki2014211

先週の雪が残っているのに、さらに降り積もっている。
週末も雪の予報だし、どうなっているのかねえ。

ところで、わたしは今ピロリ菌の除菌治療中。
十二指腸潰瘍を何度かやっているのでピロリ菌に感染しているとは思っていたのだが、
薬に過敏なところもあるので除菌に躊躇していた。
検査の結果、やはり陽性。

このままだと、年齢的に癌になる可能性もあるので除菌することにした。
4個のカプセルと錠剤を1個、朝晩1週間飲むのだが、
あと一日分飲めばとりあえず1回目は終了。
副作用は、お腹がゴロゴロして倦怠感が少しあったくらいで今のところは済んでいる。
6週間後に再検査をして、除菌できていれば終了。
だめなら、2次除菌。
1回で除菌できる人は6割から7割といわれている。
なんとかピロリ君にはさよならしたいもんだが、
さてどうだろうか。

今日のような雪の日は静かなので、ゆっくり本でも読むことにしようっと。


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大雪

2014年02月09日 | 日記・エッセイ・コラム
いやあ、どうもマイッタねえ。
結局、昨日から降り続いた雪は観測記録の33cmとか。

Yuki2014209

これ、ウチの前の雪景色、午前10時の千葉市中央区。個人情報は消してある。

エアコンの室外機が雪に埋まってしまい搔き出すのに難儀した。
それでも、これから日中は晴れて9度まで気温が上がる予想なので、この位で音を上げていては雪国に暮らす人に申し訳ない。





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9V充電池_その後

2014年02月08日 | ギター
うー、雪。
午前9時半現在、ここ千葉市の積雪は数センチといったところだが、これから関東でも20センチの雪が予想されている。
首都圏は雪に弱いからなあ、受験生がかわいそうだ。すでに、試験の開始時間を遅らせている学校も出ている。


さて、昨年12月に買ってブログにもアップした9V充電池のその後の話。

放電してきたので、充電しようとしたら充電器のLED赤ランプが点灯しない。
充電器かあるいは電池そのものが故障したのかと思い、購入したヨドバシカメラ千葉店に行き見てもらった。結果、充電器に問題はないので、電池そのものがダメでしょうとの事。9V充電池には保証はなく、購入後2ヵ月経っているので交換もできないという。
仕方ないので、東芝の相談センターに電話して状態を説明したが「すみません」の一点張りで埒が明かない。
「パッケージには500回繰り返し使える、とうたわれているのに1回の充電もできないのか」、と粘ると技術に詳しい者から再度電話させる、という。
ところが、である。そのまま充電器に付けておいていたら5時間ほど経ったときに充電ランプが点灯し始めその後フル充電出来たのだった。
翌日、東芝の担当者から電話があった時に、そのことを話すと以下のような説明があった。

「充電池は、放電が激しく電圧が下がりすぎると充電ランプは点灯しない。さらに放電が進み、電圧0になると充電ができなくなる。」

「そんな大切なことは、ちゃんと説明書に書いておいてくれないと困る」と、ここでも抗議。
またまた、すみませんの繰り返し。
まあ。人間のやることだから完璧は無いにしろ、どうもシステムがおかしいなあ。
売ることばかり考えて、その後のことはお座なりになっている。


そんなことを考えていたら、耳の悪い作曲家がゴーストライターを使っていた、という話題で報道が沸騰してきた。
わたしも、NHKで放映された「交響曲第1番、Hiroshima」とやらを聴いたが、涙を流して感動するほどの作品とは思えなかった。聴衆は、先入したイメージに感化されやすい。
でもまあ、アイドルなどが出す本はほとんどがゴーストライターを使っていることは出版界では公然の秘密で、それに比べれば問題になるだけまだまし、とも言える。

大衆心理は、いつの時代も利用され、時に暴走してしまう。
情報を取捨選択し、堅くなることが肝要だ。



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ピート・シーガー氏を悼んで

2014年02月01日 | わたしのレコード棚
1月27日、ピート・シーガーPete Seeger氏(以下敬称略)がニューヨークで亡くなった。94歳だった。
「フォークシンガー」と、一言で言い表わせない多才な人だった。
戦前より音楽活動を続け、また一時はアメリカ共産党に所属するなどし、政治的なメッセージを発信した人でもあった。それゆえか批判されることも多く、又、自らの音楽がコマ―シャリズムの中で消費されることに随分と苦しい思いもしたらしい。
が、わたしのようなミュージシャンの端くれから見れば、すぐれた音楽家であり民俗音楽の研究者であった。


Seeger1
フォークウェイズから1956年に出た「The Folksinger's Guitar Guide」。
いわゆるフォークムーヴメントごく初期の頃に作られたもので、基本的な奏法をLP一枚と共に解説書で丁寧に説明している。どこで買ったのか、今では良くおぼえていない。お茶の水のニコライ堂下にある「ハーモニー」というレコード専門店だったような気もするが、内容よりも歴史的な価値を感じて欲しくなった事だけは覚えている。

Seeger2
1960年代にTVで放送されていた『Rainbow Quest』という番組をヴィデオに編集したもの。
ピート・シーガーがホストで、毎回多彩なゲストが出ていたようだ。今となっては、当時活躍したフォークロア系のミュージシャン達の貴重な映像記録になっている。ブルース関係のミュージシャンの出演も多く、わたしが持っているヴィデオだけでも、Gary Davis、Elizabeth Cotton、Mississippi Jhon Hurtそして上の画像のSonny Terry & Brownie McGheeらが出演していた。
楽器についても、独自の発想で工夫した人だった。写真左上に見えている12弦ギターは、サウンドホールを三角形にしたもの。バンジョーは、いわゆる「ピート・シーガーモデル」で普通のバンジョーよりも3フレット長いロングネック。普通のバンジョーは標準的にGでチューニングするので、そのまま3フレット分下がるとEになる。このモデルのバンジョーは、たまにお茶の水あたりの楽器店で見かける。値段は30数万円といったところ。弦も普通のバンジョー弦では短いので、ロングネックバンジョー用の弦が必要になる。当然ながら、あまり売ってない。

彼は、たしか『セサミストリート』にも出演していたなあ。
音楽に対して、常に真摯に向き合っていた人だった。

ちなみに、シーガーは、1919年5月3日生まれ。
ロバート・ジョンソンが1911年5月8日の生まれだから、8歳しか違わないことになる。
「長生きも芸のうち」とは八代目桂文楽の言葉だったか・・・

合掌


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