文化逍遥。

良質な文化の紹介。

秋風

2015年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日8/26の最高気温はここ千葉でも25度に届かず、東京では21度だったとか。いっきに季節が進んだ、というか一夜にして秋になった感じだ。どうも、こんなことは記憶に無いくらい激しい気候の変化だ。まあ、今日は天気も悪くなさそうだし、夏の高気圧もこのまま引っ込んでいるわけでもないだろう。
 しかし、厳しい夏だった。千葉でも38.5度を記録した日があったし、東京では猛暑日の連続記録だった。東京の観測地点は今年から都内では比較的涼しい北の丸公園の中なので昨年までならもっと高い気温が出ただろうし、ビル街の暑さは殺人的だったろう。今年は、多い時に週に1万人を超える人が熱中症で救急搬送されている。以前、自分も水道橋近くを真夏の昼下がりに歩いていて目まいがした事があった。白山通りの渋滞する車からの排熱と、ビルからのエアコンの排熱、さらに下からはアスファルトの熱で、軽い熱中症になったらしい。幸い、すぐ近くに喫茶店があったのでそこに入って冷たいものを飲んで良くなったが、過信は禁物だ。もともと、血圧が低めなので夏は辛いものがある。温暖化してゆく中でエアコン使用が多くなり、ますますエネルギーを消費してさらに温暖化が進む、といった悪循環をどこで断ち切るのか・・・それを模索する必要があるだろう。

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『町のうしろ姿』なぎら健壱写真集

2015年08月22日 | 本と雑誌
 図書館でなぎら健壱氏の写真集を見つけたので、借りてきて眺めていた。
なぎら健壱氏はテレビなどでタレント活動をしたりしているので、お馴染みの方も多いだろう。本業はシンガーソングライターということになるだろうが、残念なことに氏の音楽には個人的にあまり共感を持てるような作品には出会っていない。むしろ、ヴァイオリン演歌の桜井敏雄先生と共演したレコードなどに親しむことが多かった(2011/4/21ブログ参照)。エッセイ『下町小僧』や自伝的小説『歌い屋たち』などの著作もあるし、マルチタレントとして広く文化に親しみ、それを紹介したり作品に出来るだけの素養がある人なのだろう。
 さて、本題の『町のうしろ姿―都電沿線を2006年夏―なぎら健壱写真集(2006年岳陽舎刊)』。
いくらマルチタレントと言っても写真集を出すほどのカメラテクニックはないだろう、とタカをくくってページを開いてみて驚いた。町に対しての姿勢に愛着があり、アングルもいい。なにより、カメラやレンズの基本的な特性を考えた上でシャッターを切っているのには驚いた。タレントの余技とは言えない腕前だ。巻末に使用されたカメラやレンズの一覧が掲載されているが、「なるほどこんなレンズを使ったのか」と思わせられた。
 内容的には、一言でいえば「ノスタルジア」となろうか。しかし、こと東京に関しては単に「懐古趣味」では片付かない面がある。わたしは千葉に生まれ育ったが、高校卒業後一度東京の会社に就職し、その後に入った大学も、卒業後も仕事のため、およそ40年間東京に通った。東京という街の変化を側面から見続けてきたわけだが、その中で実感したのは「東京は変わることにより、得たものより無くしたものの方が大きい」ということだった。木挽町(現在の東銀座)生まれの、なぎら氏もおそらくそこに気付いているのだろう、この写真集には失われゆくものへの哀愁が込められているように感じる。フォークブームと言われた1970年代に活躍した人たちの中でも高田渡氏などすでに亡くなった方もいる。これからは、櫛の歯が欠けるようにかつての歌い手たちが亡くなっていくだろう。それは避けることのできないことだが、時代の波に翻弄されずベテラン勢も活動を続けて欲しいものである。

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2015年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム
 久々に本格的な雨が降っている。今朝の、日の出時刻は東京で5時1分とか。お盆も過ぎて少し季節の変化を感じる。今朝の雨も少し冷たい雨だ。
 新居への引っ越しに備えて、必要な家財道具を考えてネットでの検索を始めている。電気製品はやはり効率の良いエコな製品でしっかりした物が欲しいし、家具等は素材が良くて長く使える物が欲しくなる。が、そういうものは当然値段も高い。まあ、長く使えるものを買っても自分自身の寿命があとどのくらい残っているのかわからないし、予算との兼ね合いもあるしで、頭を痛めている。どうなることやら・・・って、人ごとじゃない。

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2015年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム
最近話題も乏しいので、6月から建築中の我が狭小住宅を少しだけ公開。先週足場が外れて、外観上はほぼ完成した姿を現した。あとは、内装と電気、ガス、水回りなどの工事が残っているので、実際に住むようになるのは秋になってからになりそうだ。



 12坪の土地に建ぺい率いっぱいで建てているので、いかにも狭苦しいが仕方ない。2階には、なんとか洗濯物が干せる程度のベランダが付いているが、幅約40センチで、歩くのがやっとだ。1階の道路側も壁から50センチしかない。
建築屋さんが「テレビカメラ付きのインターフォンはどこに付けますか?」と聞くので、
「そんなもんいりませんよ」と答えると
「えぇ、いらないんですか!今はみなさん付けますよ」と再度の確認。
だってねえ、窓を明ければ50センチで道なのにわざわざテレビカメラに映った人とインターフォンで話すこと無いでしょう。

という訳で、余分なものはあまり取り付けずにシンプルに建ててもらっている。予算も少ないしね。

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38.5度

2015年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日8月7日、ついに出ました千葉市での観測史上最高気温となる38.5度。驚いたねえ、どうも。風邪を弾いての発熱じゃない。大気の気温だよ、念のため。

 ただ、乾燥した熱風の中にいる感じではあったが、体温を超える気温の中にいる感じは無かった。家の中にある寒暖計も36度ほどで、実際には気象庁の観測データと体感的には差異があるような気がする。逆に東京都心では37.7度だったということだが、今夏は大手町の気象庁ではなく、そこから歩いて15分位の所にある涼しい北の丸公園で観測しているとのことなので、実際は40度近い体感温度だったのではないだろうか。殺人的な暑さ、と言っても過言ではない。実際、昨日の夕方、船橋では55歳の男性が熱中症で急死している。わたしより若いし、まだ老人と言える年齢ではない人だ。人ごとでは無い、不要・不急な外出は控えたい。

 立秋の今日8日は、昨日とは一転して涼しい北東の風が入っている。この風は、北国では「山背(ヤマセ)」と言って、時に冷害をもたらすので恐れられている。今の時代、冷害よりも酷暑で亡くなる人が出たり、農作物の生育に悪影響が出たり、と温暖化の影響が心配される。自然のバランスを崩さぬようにするのが何より肝要だ。

 暦の上では、今日から残暑。体調を崩さずに、この厳しい夏を超えたいものだ。

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夏バテ

2015年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム
 それにしても、厳しい暑さだ。仕事もしていないのにバテ気味だあ。

 他に話題がないのか・・・と自分でも思うが、この暑さで本を読む気にもならず、ましてやアンプに電気を通して音楽を聴く気にもならない。水不足が聞こえてこないのが、せめてもの救い。これでダムの貯水量が底をつくようなら、間違いなく旱害になるだろう。自然に対して畏怖の気持ちを持ち、謙虚な生活を心がけたい。

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