文化逍遥。

良質な文化の紹介。

ブルースジャムー小岩Back In Time Tokyo

2023年12月26日 | ライブ
 千葉のライブスペース「スター誕生」のブルースセッションは、今月と来月(2024/1)お休み。なので、今月(12月)は東京都の小岩にあるライブハウス「Back In Time Tokyo(通称BIT)」でのセッションに都合がつけば参加させてもらおうかと思っている。小岩は、千葉県と東京都の堺に当たる江戸川を越えてすぐのところで、総武線では千葉県側の市川の次になる。つまり、距離的には千葉市に住む私からは近く、乗車時間も35分ほどだ。ただ、通勤通学で電車が混雑する時間帯と重なるので、大きな荷物となるギターを担いで乗車するのが、どうしても気が引ける。特に帰りの時間は、帰宅する人の中に酔客も混じるので、冷たい視線を感じることも少なくない。

 こちらBITでのセッションは、「ブルースジャム」と銘打って毎月第4木曜開催。なので、今月は28日(木)開催になる。ホストギタリストは千葉と同様に齊藤G君で、ある程度気心は通じている。その齊藤君の話によると「ブルースジャム」と言っても、かなり広いジャンルのミュージシャンが集まるということだ。不器用なわたしとしては、不安と期待がない交ぜだが、年末の東京の下町を訪れてみるのも悪くはないような気もする。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青山文平著『つまをめとらば』

2023年12月19日 | 本と雑誌
 最近、図書館から借りて読んだ本の中から一冊。

 青山文平氏の著書は、今回初めて読んだ。この『つまをめとらば』は2012年から2015年頃にかけて雑誌『オール読物』に掲載され、2015年に単行本で刊行、2016年第154回直木賞を受賞している。

 著者の生まれは、1948年横浜。早稲田大学の経済学科を卒業後、経済関係の出版社で18年間勤務した後に1992年からライターとなり、1992年に影山雄作のペンネームで書いた『俺たちの水晶宮』で中央公論新人賞を受賞。その後は、執筆を休止して、2011年から再び書き始めたという。

 新人賞を受けたのが50代半ばの時で、直木賞の本作はは60代半ばで執筆したことになる。遅咲きの作家のようだ。そのためか、文章に独特の味わいがあり、読後に心地よい余韻が残る。物語のおわりに落語の「下げ」に近い落としが巧みに仕込まれており、ほっこりとさせられる。あるいは、古典落語の「仕込み落ち」の様なものを意識して書いているのかもしれない。


 ネットから拝借した文庫本の画像。江戸中期に時代設定された、短篇集6話。人間関係が濃厚だった時代の空気が伝わるようで、ある種の懐かしささえ感じるられる。が、逆に江戸時代の厳しさを少し忌避したようなソフトな文章になっているのが、少し残念。


 こちらは、私が読んだ大活字本。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年キルギス・日本・オランダ・フランス合作映画『父は憶えている』

2023年12月12日 | 映画
 12/9(土)、千葉劇場にて。監督は、アクタン・アリム・クバト。出演アクタン・アリム・クバト、ミルラン・アブディカリコフ。

 天山山脈を遠くに臨むキルギスの小さな村を舞台に、近代化と古い慣習、そして宗教的束縛、葛藤する人々。それらを、静かに語る作品になっている。山脈の向こう側は中国になるだろう。村を流れる川には、山からの、少し白濁した冷たそうな水が流れている。その流れが、人々の素朴な暮らしが太古の昔から続いていることを表現している。

 とても地味な作品で、映画に娯楽性を求める人には、とてもお勧めできない。が、遥かな遠い国に暮らす人々の生活を多少なりとも知りえる作品、と感じた。岩波ホールが閉館した今、このような作品を上映してくれる千葉劇場には、ただただ感謝しかない。



以下は、千葉劇場のホームページより転載。
『母国キルギスのインターネットニュースで見つけた実話に着想を得て、出稼ぎ先のロシアで記憶と言葉を失い故郷へ帰ってきた父とその家族を描いたヒューマンドラマ。23年前にロシアへ出稼ぎに行ったまま行方がわからなくなっていたザールクが、キルギスの村に帰ってきた。家族や村人たちは記憶と言葉を失った彼の姿に動揺するが、そこにザールクの妻であるウムスナイの姿はなかった。周囲の心配をよそに、ザールクは村にあふれるゴミを黙々と片付ける。そんなザールクに、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれていく故郷の姿が否応なく迫る。2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品。(2022年製作/105分/キルギス・日本・オランダ・フランス合作/DCP)』

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美浜大橋2023/11/30

2023年12月05日 | まち歩き
 自転車でポタリングして体力づくりの日々。寒くなると自転車はきついが、暑いよりは良い。冬にしっかり体力を作らないと夏にバテやすい。

 というわけで、この日は千葉市の北部を流れ東京湾にそそぐ花見川の河口に掛かる美浜大橋まで行ってきた。水面から高さがあるので、けっこう見晴らしがよい。写真は、250mmほどの望遠ズームを使って撮影。ただ、午後3時頃だったので逆光になってしまい明瞭さに欠ける。午前中に来れば富士山なども撮れたかも。ここまで、自宅から45分くらい。


 橋の上から北の方向を撮影。右上、樹々の上に微かに見えている丸い建物は、千葉ロッテマリーンズの本拠地マリンスタジアム。ここから反時計回りに撮影。


 右端にスカイツリー。なので、手前側が江戸川区及び江東区で、奥が墨田区になるだろう。ここからだとスカイツリーが結構はっきり見える。


 ここから肉眼ではほとんど見えないが、望遠レンズのおかげで、何とか確認出来る東京ゲートブリッジ。江東区と大田区を結ぶ東京港臨海道路の一部で、ほとんど海の上にかかり全長約2.6km。橋の奥は中央区・品川区・港区あたりになると思われる。巷では「恐竜橋」などとも呼ばれているが、すごいものを作るもんだね。また、写真では背後に山が迫っているように見えるが、これは望遠レンズで撮っているためで、実際にはかなり遠い山梨県の山々と思われる。


 西の方向で、対岸は神奈川県になる。川崎あたりで、遠くの山は丹沢だろうか。


 南で、東京湾の出口の方向。千葉県側の木更津と、神奈川県側の川崎とを結ぶアクアラインに繋がる橋(アクアブリッジ)も遠くに見える。


 検見川の浜に打ち上げられた流木。けっこう大きく、2~3人乗りの丸木舟を作れそうだ。水害が多くなると、この様な大きい樹木が、どこか遠くの川の上流から流されてくるこのが多くなるのかもしれない

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする