文化逍遥。

良質な文化の紹介。

デジタルレコーダー

2012年01月28日 | 音楽
ついに我が家もSDカードによる本格的なデッキを購入した。DENONのDN-F650R。
USBフラッシュメモリーも併用できるすぐれもので、ファイル形式はMP3とWAVで96kzのハイサンプリングにも対応している。

Dnf650r

今まで、カセットデッキがあった所にとって代わることになる。誰かか「回転機器の時代は終わった」と言っていたが、現実味を帯びてきた。アナログに比べノイズが極端に少なく、操作性が高く、さらには機器のコンパクトさ、メディアが安くなってきていることなど優位性は明白だ。が、保存性に関してはかなりあやしい。SDカードやフラッシュメモリーは一時的な保存媒体と考えるべき、というのが定説。最も安定しているのはCDだろうがそれもかなりあやしい。さらに、音質的にも最終的にはアナログには届かないと思われる。
アナログとデジタルを併用してゆくしか無いだろう。アナログ機器は捨てられない。
今のところの思惑としては、ハイサンプリングで録音したものもをアナログミキサー・エフェクターで編集する、というもの。
はたして、うまくいくでしょうか。うまくいかなくても、だれも困らない。肩の力を抜いて、気楽にやることにしよう。


それにしても、今年の冬は久々に寒い。
右足に霜焼けが出来た。パソコンをやりながら、左側からだけ暖房をあてていたので右足が冷えたらしい。歳かねえ。

来週から仕事が忙しくなってきた。寒い中、インフルエンザも流行してきているというし、みなさんお元気にお過ごしください。


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山本 作兵衛著『炭坑に生きる』

2012年01月22日 | 本と雑誌
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 山本 作兵衛(1892~1984)さんの絵画や日記が2011年5月ユネスコの「世界記憶遺産」に登録されたということで、NHKなどでも特集が組まれ放映されたので見た人も多いだろう。
わたしも、TVで紹介されたのを見てその存在を知り、この本『炭坑(ヤマ)に生きる―地の底の人生記録』を手にすることになった。講談社から出た初版は1967年10月、2011年この新装の再版が出た。
一言で言うと「高潔な人だなあ」と思った。巻末には金子光晴や石牟礼道子といった人達が他の雑誌などに後に書いた文が転載されているが、ランクの低い文章に感じられたほどだ。
山本 作兵衛さんは孫に残すために書き始めたということだが、そこにはなんの衒いも無く、それが却ってハイレベルでかつ読みやすい絵や文章を生み出したようだ。表現行為とは怖ろしいものだ。その人の生き方が隠せずに出てしまう。
 それにしても、明治生まれの小学校もロクに出ていない人がなぜこんなにも表現力豊かなのだろう。大学を出ても満足のゆく文章すら書けない自分が恥ずかしい。


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録音その後

2012年01月18日 | 日記・エッセイ・コラム
 少しずつだが録音を続けている。片チャンネルにピエゾから、もう片方のチャンネルにマイクから入力・録音している。しかし、アンプを通してスピーカーで録音した音を聞いてみると、どうも「ちょっと違うなあ」と感じる。自然じゃない、というか、アコースッティックでもなければエレキでもない中間的な音で、それはそれでいいのかもしれないが納得いかない。以前録音したマイク録りの録音と聞き比べると、かなり違う。アコースッティックの良さを引き出すにはマイク録音しかない、と感じる。
そうなると、ハイサンプリングかアナログで録りたい。DATは今でも98kzで録音出来るが、故障したら修理出来る保証はないし、すでに生産は終了しているので買い替えることも出来ず、録ったテープはゴミになりかねない。オープンテープも今のところ問題なく動いている。こちらは作りが原始的なので故障してもなんとか修理は可能だが、テープ代がかさむ。
そこで、ハイサンプリングが可能なSDカードを使うレコーダーの購入を考えてみた。調べてみると、6~7万で買えるのだが・・・痛い出費だ。今使っているハンディタイプのレコーダーでやれるところまでやってから、じっくりと考えてみることにしよう。

 それにしても、今年の関東地方は乾燥している。雨らしい雨が1ト月以上も降っておらず、乾燥注意報が出続けている。一方で東北、北陸は大雪という。電力不足が深刻化する中、しっかり厚着をして過ごすしかないなあ。


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歳を重ねるということ

2012年01月12日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日1/11日は誕生日で、55歳になった。今日からは56年目を生きていくことになる。
実を言うと、歳を取るのは嫌いではない。もちろん、若い頃のようにエネルギシュな活動は出来なくなっている。が、音楽や文学などが体の奥に沁み込んでくるようになり「あーそうだったのか」と深い意味を汲み取ることが出来るようになってきたのは50を超えてからのような気がする。そして、その時には時を超え昔の人の声を直に聞いたような気にさえなる。
 本当の意味で良い文化に触れ、あるいは紡ぎだしていければとおもう。


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津田沼

2012年01月09日 | 日記・エッセイ・コラム
 一昨日の7日(土)、久々に津田沼にいった。
お目当は楽器店(イシバシ楽器)と書店(マルゼン)。住んでいる千葉市には、残念なことにだが専門性を持った楽器店や書店がここ数年で相次いで店を閉めてしまった。インターネットの普及とともに、プロショップが急激に姿を消している。12弦ギターの弦、エレキギターのパーツ、万年筆のインク、専門書、等々以前は歩いて買いに行けた物が今は遠出しなければ手に入らなくなった。インターネットで買えば家まで配達してくれるのはよく分かっている。しかし、手にとって確かめてから買いたいものも多い。時代の流れとはいえ寂しくもあり、これでいいのかという疑問も湧いてくる。
 でもまあそんな時は、電車に乗って街の様子をゆっくりと見ながら楽しんで行くようにしている。たまには、街を歩いてみるものいいもんだ。ちょっとした旅行に出た気になり、リフレッシュ出来たようにも思える。


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公園の鳥

2012年01月03日 | バードウォチング
えーと、とりあえずお正月おめでとうございます。
なにがおめでたいのか、よくわからないけど、まぁいいか。
けっこうアクセスがあるので見てくれている人がいるようなんだけど、こちらからは何も見えないので一抹の不安がある。
春になったら、また「わたしのレコード棚―ブルース」を再開する予定です。なにしろ、主な曲をコピーしながら書いていくので腰が重くてしょうがない。

ウチの近くの千葉公園に今年の冬も渡ってきた鳥を元日に撮影した。

Kouen11
千葉公園内綿打池、けっこうな数の鳥達がいる。

Kinkuro
鴨の仲間でキンクロハジロの雄。

Kinnkuromesu
同じく、キンクロハジロの雌。

Hosihaziro
こちらは、ホシハジロの雄。
鴨類は、ボッテリした体形で飛ぶには重そうなんだけど、繁殖地はユーラシア大陸東部だというからシベリアのあたりから何千キロも飛んでくるのだろうか。にわかには信じがたい。が、鳥にとっては国境など無いわけだから自然なことなのかもしれない。

Kawau
こちらは、カワウ。鵜飼に使われるのはウミウ。潜水して魚を捕獲する。一度潜ると、どこから顔を出すのか分からず見失うこともある。

Hakusekirei2
白セキレイ。長い尾をピコピコと振る。英語ではWhite Wagtail。と、思ったが、調べ直したら日本固有種のセグロセキレイらしい。英語ではJapanese Pied Wagtail。夏と冬で羽がはえ換わるのでなかなか見分けにくい。渡り鳥ではなく、一年中見ることが出来る留鳥。

Mukudori2
こちらも留鳥でムクドリ。最近は数が増えて、駅前などの街路樹をねぐらにして集まるため通りがかりの人が困ることもあるという。が、べつに鳥が悪いわけではない。

 バード・ウォッチングをしていると、最近はスズメの数が極端に少なくなってきたのを実感する。バード・ウォッチングの初歩はスズメではない鳥を見分けることにあるとも言われていたのだが、今ではそうも言っていられなくなってきた。自然のバランスが崩れてきたのだろうか。

しかし、正月から一人で鳥の撮影とは、我ながら色気が無いなあ。困ったものであります。
では、今年も皆さまお元気で。よろしくお願いします。


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