◇ 連休明けの株価は下落 = 長い連休中に海外の株価に異変があったら嫌だから、休み前に持ち株を売っておく。だから連休前の株は下がる。そして連休中に何もなければ、休み明けに買い戻す。だから連休明けの株価は上がる。――多くの人がこう考えていたが、この予想は見事にはずれた。まず連休前に株価は下がらなかった。日経平均は先々週58円の値上がりだった。
連休中の海外情勢は、きわめて平穏だった。日本に関係したのは、アメリカ政府がイラン産原油の禁輸に関する適用除外を2日で撤廃すると通告してきたことぐらい。ダウ平均も先々週の16ドル安に続き、先週も38ドルの値下がりで推移した。しかもイラン産原油の禁輸が再通告されたにもかかわらず、原油の国際価格はやや緩み気味。円の対ドル相場は、ほとんど動かなかった。
ところが連休も終わりに近づいた5日、トランプ大統領が突如として「中国製品に対する関税の引き上げ」を発表した。連休前の売り逃げがなければ、連休後の買戻しはない。加えて米中貿易戦争が激化するという予想外の事態。過去の経験でも、連休後の株価は下落することが多かった。今回もそのジンクスから逃れられない。
今週は7日に、4月の新車販売。9日に、4月の消費者態度指数。10日に、3月の家計調査と毎月勤労統計。アメリカでは9日に、3月の貿易統計と4月の生産者物価。10日に、4月の消費者物価。また中国が8日に、4月の貿易統計。9日に、4月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
連休中の海外情勢は、きわめて平穏だった。日本に関係したのは、アメリカ政府がイラン産原油の禁輸に関する適用除外を2日で撤廃すると通告してきたことぐらい。ダウ平均も先々週の16ドル安に続き、先週も38ドルの値下がりで推移した。しかもイラン産原油の禁輸が再通告されたにもかかわらず、原油の国際価格はやや緩み気味。円の対ドル相場は、ほとんど動かなかった。
ところが連休も終わりに近づいた5日、トランプ大統領が突如として「中国製品に対する関税の引き上げ」を発表した。連休前の売り逃げがなければ、連休後の買戻しはない。加えて米中貿易戦争が激化するという予想外の事態。過去の経験でも、連休後の株価は下落することが多かった。今回もそのジンクスから逃れられない。
今週は7日に、4月の新車販売。9日に、4月の消費者態度指数。10日に、3月の家計調査と毎月勤労統計。アメリカでは9日に、3月の貿易統計と4月の生産者物価。10日に、4月の消費者物価。また中国が8日に、4月の貿易統計。9日に、4月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ≫