King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雨の首都高爆走

2024年10月28日 23時55分00秒 | 旅行







この日は月の始め辺りに川村記念美術館に行く日としてついでに犬吠埼の温泉に泊まってと漠然と決め詳しいコースとか何を見るとかも決めずただ、なくなってしまう前にもう一度見ておきたいと美術館に行くことを第一目標としていました。美術館にしろ犬吠埼にしろ何度も行った馴染みのところだという意識でなにも調べずただ漠然と日を決めて宿もネットからとりました。かつて行ったホテルでよいと思い犬吠埼観光ホテルで検索してとりました。
私のイメージではおもてなし日本一になった旅館ということでしたがそう聞いて犬吠埼に行くなら同じところとかつて泊まったところを予約したつもりでした。しかし、前日地図を調べると私がかつて泊まった日本一の旅館は犬吠埼灯台の真ん前でそれは良く覚えていた景色なのですがそれは犬吠埼ホテルであり犬吠埼観光ホテルではありませんでした。さてどうしようとなりましたが、このホテルはネット予約した宿で始めて宿から前日予約の確認の電話をもらったのでした。さすがおもてなし日本一だと感心していたのですが思い違いだと知るとあとは不安しかありません。
そんな良く調べもしないことは今回の旅行では多いのでした。まあ、旅行の極意は調べすぎないことというのも今までの経験済みでアクシデントや未知な出会いも旅の醍醐味なのです。
行き方もざっくりと美術館を目指してあとは時間と状況次第とあまり観光の地や目的地も定めませんでした。
あいにく天候は前日から思わしくなくせっかく日の出や夕景が美しい地に行くのにどんよりと曇り雨模様でドライブとしても最悪です。それに千葉に行くには混雑する都内を抜けなくてはならないのです。まあそれでも外環が繋がったからそれで行けばそんなこともないだろうとたかをくくっていました。ところが美女木まで流れた外環も三郷方面は長い渋滞でそれならばとそこから首都高5号線で都内に入ります。ナビもそちらで迂回せよと出ていたのでこっちは混むんだよなと志村までノロノロと進みここのパーキングでトイレによってなどと思っていたら左側は閉鎖され入れません。どうなるんだろうと思いつつナビは環状線に入る前に首都高を降りて一般道を示しています。まあどうにかなるだろうとそのまま池袋方面の首都高に乗り続け、南池袋パーキングで遅い朝食とトイレ休憩をとりさらに雨の中の首都高ドライブを続けました。
ずっとのろのろと神田、武道館、皇居の森、日銀などを見てスカイツリーも突如現れたりと都内ドライブを楽しみ江戸川橋ジャンクションを抜け直進となると段々車は速度をあげ千葉に入り京葉道路東関東自動車道に抜ける頃には車は高速運転になりました。速度制限も100という表示になり成田の案内がで出すと110になりました。しかし、その頃には車が増えそんなに飛ばせなくなり、やがて出口の佐倉に着きました。ここから10分で美術館です。インターを降りると民家もなく田園地帯で寂しい通りとなりかつて訪れたときの記憶のイメージとは異なるものでした。美術館の回りは何もなくただ突如美術館がある感じで駐車場に至る道路沿いには美術館をなくさないでの立て看板も見られました。それにしても静かすぎると危ぶんでたどり着くとなんと月曜で休館日でした。
まあ明日またくればいいやと宿に向かいます。その時11時ぐらいで宿の途中目についたところでお昼にするつもりで走り出すもお店がなかなか現れず町並みも現れません。匝瑳、旭と通って旭の手前あたりの和食の店に寄りました。建物は古く寂れた感じで心配しましたが安くて美味しい食事でした。
旭の道の駅によりコーヒータイムで名物らしき旭のマスコットのかたちをした鯛焼き風のおかしを食べてコーヒーを飲みました。野菜やら魚などところ狭しと並んで人も多く賑やかでした。
そこから飯岡漁港に行き屏風ケ浦を見に行きました。私の記憶では昔、ここまで有料道路が海沿いにあり、その終点に小さな駐車スペースがあり屏風浦の絶壁が見られたのです。その漁港の上には何度か泊まった一件宿ツベリがあります。私たちが泊まった頃隣接の公園は工事中でしたが今は完成しており立派な3階建の展望台となっていました。その反対側にはポツリとラーメン屋かありました。
すっかりきれいに整備され観光地然てとしていますが、人はまばらで昨年の松島のような外国人団体は皆無で景色も全部独り占めで堪能できました。この展望台の真下がかつて見た絶壁なのですが行く道が見つからず、近くの農家のおじさんに聞くも銚子マリーナの遊歩道の場所を案内され私達がかつて見上げた崖ではないところが今では観光として紹介されているようです。私達が通った頃はこの遊歩道や近くの大学もイオンモールもありませんでした。賑やかさや建物はできましたが全体的には前より寂れてしまった感が強く、今は海水浴の時期でもないので海は地元の年寄りのサーファーが波打ち際でサーフィンをしている寒ざむしい光景があるのみです。遊歩道から眺める断崖は私のイメージからすると迫力もなく、ただ風化と侵食で崩れ行く寂しさを湛えて見えました。しかし、ここにも外国人団体もなしで非常に満足です。さらに地球が丸く見える丘公園にあがり展望台にあがり360度のパノラマ展望を楽しみます。どんよりとした雨模様でしたが迫力は抜群です。人も追わず独占で楽しめたので大満足です。さて、そうするとあと1ヶ所寄らねばならないのはうおっせでここでサバカレーの缶詰とぬれせんを買うのが我が家の習わしでした。行ってみると4時で閉店しておりなかに入れたもののやっている店はなく、なおかつ十字型の店内に店舗はいくつもなくイベントスペース等の空き区画だらけで寂れた感がまた強いのでした。二階のレストランはまだやっておりそれに続く銚子ポートタワーもあるのですが、地球が丸く見える丘より大分低く上る気もしません。隣接のカフェお土産売場に行くとお米から鮮魚、お弁当やお総菜までたくさんの品揃えと生きた伊勢海老まで食欲をそそる品揃えでしたがこれから宿で食事ですから買い物も控え、でも米は安いので買ってしまいました。
私が前回泊まったホテルも見えましたが記憶にあるほど灯台は近くなく宿も小さく見えました。今日の宿はそこから車で少し行った海沿いで波打ち際に建つ古い建物でした。料金からイメージした建物からはほど遠く古くてボロボロな感じですが、今回は朝も夜もバイキングでなく落ち着いて食事ができました。泊まっている人も多くはないようで静かでした。4時半ごろついてチェックインを済まし温泉に入ると波打ち際の露天とロケーションは最高です。温泉はしょっぱいのでした。ロビーに日の入りの時間や明日の日の出の時間があり是非ご覧くださいとチェックインの時にもいわれましたが明日も今日と同じで曇り雨の予報なのです。この宿に泊まる目的のひとつでもある夕景や日の出が見られないというのは非常に残念です。それでも外国人観光客の全くいない今回の旅行はそれだけでも満足度が上がるのでした。雨と休館でも満足な一日でした。

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