King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

お昼はカレーうどん

2025年01月02日 13時40分53秒 | 珈琲
なにもお正月らしさのない今年の正月は全く何時もと同じ昼下がりです。
普通に豆を買いに来るお客様がいてお店で使ってくれている方からブレンドの要望を聞き試飲していただいたり、豆を届けたりあまりに代わり映えなく過ぎていますがこの当たり前の日常こそが大事だと改めて感じたりします。
それは昨今のもろもろの値上がりや環境の変化で生産国の産出が激減しており、コーヒー相場は高値更新と突き進んでおり、加えて日本はGDP世界四位と沈み傾向で円安が続きます。
スペシャルティの豆もかつての1/10も入ってきていないと問屋や商社の報告があり今後は味の2極化は避けられない感じです。
当店では毎日飲むものだから安くて美味しいものをと努力を続けブラジルのアルタモジアナを格安で仕入れブラジルサントスNO.2の代わりに喫茶店様に使ってもらったり道の駅で売ってきました。しかし、このアルタモジアナも昨年末で売り切れ。
なんと次にやすいものというとブラジルカルモデミナスになってしまうのです。
こんなスペシャルティの豆がレギュラーの豆より安いなんて不条理な世界でなんとも申し訳ない気分で一杯なのですが、逆にスペシャルティの方が安いを思いきり楽しむ一年なのかもしれません。レギュラーでもNO3NO4の格下は確実に安いわけで喫茶店のブレンドなどはそういうのやロブスタが入っているのかもしれません。
当店の季節のブレンドはスペシャルティやレギュラーでもその国の最高品質以外は使ってません。
ですから季節のブレンドなどほとんどが赤字のサービス品で珈琲の楽しみを季節と共にという観点で味わってほしいと今年も同じ値段でやってますがほとんどの豆が1200円以上に値上がっている状況で持続可能なのかと危ぶむ気持ちと不安が一杯なのですが、このカルモデミナスはまあ一年分を問屋と先行契約で確保しましたので、今年一年はあまり値上げせずいけるのではと思っています。これも相場やら為替やら災害やら戦争といったことで輸入品だからいつストップするかもというのは払拭できないのです。珈琲が安心して飲める平和な世界が続くことを願うばかりです。
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