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実家のある池田市で水道週間のイベントとして古江浄水場の見学ツアーをやっていたので訪れた。
浄水場の見学は以前、守口にある庭窪浄水場へ訪れて以来二度目。
池田市では昭和13年、今から70年ほど前に水道ができたそう。
見学ツアーはまず水道についてのビデオを見て、その後浄水場の施設を案内してもらった。
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こちらはこの浄水場の管理を毎日24時間行っている中央管理室。
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この浄水場は全国でもとても珍しい階層式浄水場となっていて屋上に沈殿池がある。
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沈殿池ではPACという薬品を使って水の中の小さなゴミや泥を固まりにして沈める。
このハチの巣状のものは泥を沈みやすくさせる傾斜管といわれるもので、
やや斜めになったこの筒を沈殿池に取り付けるだけで、随分と沈殿が早まるのだそう。
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そして二階にあるろ過池。
アーチ状の扉の中はそれぞれ砂の層があり、その上から水を通して更に小さなゴミを取り除く。
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下には粗め、上には細かい目の砂の層。
こんな砂でゴミが取り除けるとは~ずいぶん簡単で原始的な方法なんだなあ~と。
庭窪浄水場では活性炭やオゾンを使っての浄水が行われていたが、こちらの猪名川の水は十分きれいな水なのでそこまでしなくても大丈夫とのことだった。
この後は次亜塩素酸ナトリウムを加えて消毒し、安全な水道水にして一旦浄水池に溜められる。
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こちらは水質計測室。
さまざまな計測器で常に水の状態をチェック。
ここでは生きた魚も使って川の水に危険なものが入り込んでいないかも観察されていた。
帰りには府営水道の水や蛍光マーカーペンなどのお土産も頂け、約1時間の見学を楽しめた。