上田の散策はレンタサイクルの予定だったが、自転車が全て出払っていたので車と徒歩で決行することになった。
明治・大正期から製糸業で栄え「蚕都」と呼ばれた上田。
笠原工業常田館製糸場は製糸工場に関連する建物がまとめて残っていて、その貴重さから国重要文化財に指定されている。
国内最高層の木造5階建て繭倉庫は明治38年建築
繭を乾燥・保管するための倉庫
倉庫の中へ。
倉庫は現在ギャラリーとして利用されている。
5階建ての倉庫内を昇降していたエレベーターも残されてた。
明治41年建築「常田館」は事務所兼住宅。
当初は1階は館主宅、2階は結婚式や従業員の打合せ、慰労会等に使用されていたという。
他にも敷地内には鉄筋繭倉庫や文庫蔵、選繭場などが保存されていた。
笠原工業に着く手前で見た、赤い腰折れ屋根の気になる洋館。
和館にめり込むような形で建てられていた。
車で移動してやってきた上田蚕種協業組合事務棟。
大正5年建築
外観は下見板張りの洋風建築だが、内部の事務室、応接間、二階の講堂などは純和風となっているそう。
入り口上部にはこんな蚕の繭のマークと蛾?がかわいくデザインされていた。
そして美しかったのはこの銀杏の木
銀杏の葉が散り、黄色の絨毯のように敷き詰められていてとてもきれいだった。
事務棟の奥に建つ検査室
この後は車を停めて、信州大学繊維学部キャンパス、更に周辺の建築巡りへ繰り出した。