別所温泉花屋の見学の続き・・
見どころをお伺いすると21番の部屋はぜひ、とのことだったのでやってきた。
渡り廊下で繋がれ、迷路のように入り組む館内で迷いそうになったが掃除中のスタッフの方々はみなさん親切で
案内して頂いた。
新潟県の上越市の遊郭を移築したというお部屋は、天井欄間の蒔絵が圧巻!
さまざまな花々、木々が描かれた蒔絵はとっても華やか。
この部屋に宿泊すればこの天井画を独り占め?できるのだ。
皆で感嘆の声を上げながら撮影タイム・・
床の間横の欄間も素敵。
しかし見どころは21番の部屋だけにはとどまらなかった。
掃除中のスタッフさんに23番もおすすめ、と言われたので来てみると、
ここの床の間もすごい!
一刀彫が施された床柱にはカタツムリが一匹。
更にはタケノコ、笹の葉と別所の宮大工による数々の装飾に目を奪われる。
千曲川と浅間山に囲まれた別所の地をモチーフとした繊細な欄間のデザインも。
階段も風格漂う。
更にお部屋の探検は続く。
それぞれに趣向が凝らされた部屋。
照明や欄間など部屋毎に違ったデザインが施されているのだ。
花屋のHPによると別所温泉には古い寺院が数多くあるため、昔から宮大工が多くいて
その宮大工たちが自然豊かな別所温泉の身近な自然物をモチーフとして取り込み、建物を美しく彩り、
創業から現在まで普請を手懸けてきたのだという。
数々のお部屋の細やかな意匠を楽しませて頂いた。
まだまだお部屋はあったようだけど、きりがないので探検もこの辺にしておいた。
最後、舞台の付いた150畳の大広間も拝見。
HPを見ると、夕暮れの白熱灯が灯された渡り廊下も風情があっていいなあと。
一度は宿泊してこの旅館の施設を味わい尽くしてみたいものだと思ったのだった。