イケフェス、土曜の朝一に訪れたのは食道園宋右衛門町本店ビル。
昭和43年にダンスホールやバーなど商業建築を得意とした生山高資氏が手掛けたというビルだそう。
イケフェス二日間は開店前の時間帯に建物公開されてた。
ファサードは浅いV字に波打つ石貼りの壁面に、1,2階の竹製?のフェンスは矢筈のようなデザインで和風の趣。
店内に一歩足を踏み入れるとそこはあっと驚くゴージャスな世界が広がっていた。
エントランスホール床は大小のドット模様のテラゾー仕上げに。
1階の客席をエントランスホールから眺める。
天井の照明が、華やかで気分が盛り上がる。
客席の入口にある衝立も、キラめいてる~
そして驚いたのは全ての客席の壁面はモザイク画で覆われてた!
なんと贅沢な空間!
モザイク画は夕暮れの都会のビルが立ち並ぶシルエットや、
橋のある風景などなど、とても美しい。
排煙フードも銅製で丸いフォルムがかわいいもので、インテリアのひとつとして溶け込んでいる。
隣の客席との仕切りには型板ガラスが使われていたり、、
ホールの床も六角形の模様のテラゾー仕上げに。
中央には当初は噴水があったそうだが、水が跳ねたりするので、現在は静かに水が流れ落ちるタイプのものに
変わったとのこと。
モザイクタイルでできたプランターなんかもあった。
エントランスホールには衝立で囲まれた客席が数席あった。
この衝立も味わい深い型板ガラスでできている。
衝立内側
衝立内側の客席の下にはこんなちょっとレトロなタイルが敷かれてた。
壁の切り替えも斬新だなあ
2階以上の客席も興味があったので、お願いすると見せて頂くことができた。
階段の壁面にあったニッチもモザイクタイルで装飾されている。
階段周りにも立体感のあるタイルがふんだんに貼り巡らされていた。
2階のエントランス床のデザイン。
客席は新しくなってしまっていたようだけど。
更に3階へ上がらせてもらうと、こんなフロントのコーナーもあった。
カウンターがレトロ
そして葡萄のような照明も。
明かりを灯してもらうと、その影もまたゴージャス。
こんなスクエアタイルが貼られていた壁面も
天井の換気口も花のような形に。
食堂園、昭和バブリーで華やかな空間を存分に味わうことができた。
こんな雰囲気なので、食事をするのもさぞお高いのだろう、と思いきや、
なんとランチは800円くらいからあるそう。
機会あればぜひ行ってみたいな。