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東京建築&タイル巡り【明治学院大学&ゆかしの杜(旧公衆衛生院)他】

2024-10-21 | 建築巡り・街歩き【その他】


茶嘉葉さんでの展示中、最終日の土日にも在廊。
その時の朝活で巡った建築など。


早朝に東京に着いてからやって来た白金高輪駅。
正方形のタイル、モスグリーンのグラデーションが美しい。


女子トイレは、ピンクのタイル。


そしてやって来た明治学院大学。
守衛さんにお断りを入れて見学。
明治学院大学には、三つの登録有形文化財があり、しかも正門からすぐのところに三つともまとまって建っているので、迷わず見れてよかった。
こちらは、1916年にヴォーリズ設計により建てられた礼拝堂。
ヴォーリズ自身の結婚式もこちらで行われたという。



学校関係者以外は内部見学はできないようだ。


礼拝堂の向かいに建つのは、インブリー館と明治学院記念館。


インブリー館は、1889年に建てれられた元宣教師館で、宣教師であり、明治学院神学部教授ウィリアム・インブリー博士の住まいだったもの。
都内でも最古の宣教師館だそう。


1890年に、アメリカ人宣教師、H.M.ランディス設計により建てられたといわれる明治学院記念館。
建築当時は総赤煉瓦造りで、神学部の教室や図書館が置かれていたという。
1894年の地震により、2階が木造に改築され、現在は木造と煉瓦造りに。


現在は小チャペルと、明治学院歴史資料館、会議室、事務室などに活用されている。



煉瓦とハーフティンバーの梁が美しい外観だった。


明治学院大学からゆかしの杜へ向かう途中、ギャラリーの建物に
タイルを発見。


ステンシルで模様が描かれたもののようで、カラフルで可愛い。


こちらも道すがら見つけたタイル。
京都でも何か所かで見たことのある釉薬がしみのように掛かった個性派タイル。
これほどの面積で使われているのは初めてみたかも。





そしてやって来たゆかしの杜(旧公衆衛生院)
昭和13年、内田祥三設計により建てられた旧公衆衛生院。
ホールや、旧図書閲覧室、旧講堂や旧食堂などが残されている。


吹き抜けの中央ホール。
クッキーかビスケットが貼り付いてるとしか思えない天井の装飾。




2階から見下ろす。


旧講堂は340席の大講堂




舞台の両脇にはレリーフ陶板が入り、


動植物を描いたレリーフ陶板も左右に。



ヤギかな?


時計周りの装飾も緻密で陶製のようだ。


ゆるやかな階段状況になった講堂に設置されてるこの長椅子も素敵だなあ。


壁付けの照明は、どことなく和風。



6階ホール。
6階は、公衆衛生学を学びにくる保健師の女子寮として使用され、当時は約40室の居室があったそう。



床に貼られたクリンカータイル風に模様が刻まれたタイル。


ホールの照明。



旧図書館閲覧室の前室には、図書館長室と受付窓口があり、書庫と繋がっていたそう。


本閲覧室は、現在コミュニケーションルームとして活用されている。




懐かしの昭和レトロな電化製品など、さわれる展示がされていた。


こちらのステンドグラスは浅野セメント創始者自邸のステンドグラス。
戦後、中学校として利用されていたが、校舎の建替え時に保存されたもの。


イスラム風の幾何学文様とアール・デコぽいデザインの植物文様、






旧公衆衛生院の設計者、内田祥三が自ら設計し、自邸で使用されていた机。
詳細な机の設計図の展示もあった。


この後、12時からの在廊の茶嘉葉さんへ慌てて向かう。

なんと先ほど気づいたが、現在カフェになっている地下の泰山タイルのある旧食堂を見逃してた~やはり急ぐとダメだなあ・・


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