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伊東・下田・熱海の旅2020【下田・ペリーロードの建物】

2020-10-16 | 伊東&下田&熱海の旅2020

2日目、伊豆急行のフリー切符にて下田へやって来た。
かつて花街だったというペリーロード辺り、風情のある川沿いには趣のある建物が立ち並ぶ。
橋の袂に建つこちらの建物は大正3年建築で、現在はカフェ&ギャラリーになっている。残念ながら週末のみの営業で、この日は開いてなかった。


建物は下田ならではの伊豆石が使われていて、2階は銅板貼り。


こちらの石造りの洋館はパスタと雑貨のお店、ページワン。
同じく開いてない・・


玄関にモザイクタイルの柱


伊豆石でできた蔵。
美しい~


雨上がりの風情ある石畳の通りを歩く。





明治時代の元遊郭建築。現在はアンティークショップ&カフェ。


川沿いを更に進むと、こんな建物も。


入口扉周りに貼られてたのは竹風のタイル。
色も形もリアルだった。


エンブレムのようなレリーフのついた建物。


こちらも元遊郭建築ぽい。


旧澤村邸へやって来た。
なまこ壁と伊豆石という下田の特徴的な建築様式を用いた建物。


旧下田ドック創業者で戦前に旧下田町長を務めた澤村久右衛門により
大正4年に建築された。
現在は休憩、案内施設として公開されている。


こちらではガイドの方にいろいろとお話をお聞きすることができた。
こちらに来るまでの道中で、やたらとなまこ壁の普通の民家を見かけたことを伺うと、安政の大地震後、なまこ壁で建てられていた蔵だけが残ったことから、地震に強いことがわかり、そこから普通の住宅もなまこ壁で建てられることが多くなったのだそう。
こちらの旧澤村邸もなまこ壁が用いられている。


伊豆石は、海底火山の噴火によってできたもので、硬いものややわらかめの
もの、層になっているものなどさまざまで、硬いものは建物の基礎に使用するなど使い分けられてるそう。


旧澤村邸は奥の蔵はギャラリーになっていて、展示室になっている洋室と、
こちらは和室。


襖の引手。孔雀?




展示室にかかっていた澤村氏の肖像写真。


革にプリントされていて、額も革でできていた。


廊下の窓ガラス上の欄間は羽目殺しでなくちゃんと引き戸になっているのが
珍しい。
こちらの木材は船の竜骨に用いられる赤松が使われているという。


廊下の先の現在休憩室になっている部屋は、


真正面にペリーロードを見渡せるようになっている。

ガイドさんには、タイルの話をしていたら、特別にタイルが使われてる箇所を
見せて頂いたり、昭和湯はタイル貼りだとの情報(この後、行ってみて撃沈)
美味しいお店などなど、教えてもらいながら、すっかり長居してしまった。

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