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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【レヒネル・エデンの聖ラースロー教会他】

2023-07-03 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

カジンチ通りのシナゴーグを見学した後、国立オペラ劇場の見学ツアーが15時からあったはず、近くなのでとりあえずとやって来た。
受付でチケットを購入しようとしたら、またしても見学ツアーは、この日はないとか。
コンサートチケットは販売されてるようだったが、この日はリスト音楽院へ行く予定だったので断念。
同様に、見学ツアーがないと知らずに来た人たちが何人かいた様子。


これ以上、中へは入ることはできなかったが、エントランス付近のみ、見ることができた。
贅沢に大理石が使用された柱が並び、


ヴォールト天井にはフレスコ画が描かれ、金メッキ細工がまぶしいくらい、
豪華絢爛。


床はモノトーンの大理石モザイクで幾何学模様が描かれている。


七宝繋ぎ文がモザイクタイルで~





劇場ホールは、もっとすごいんだろうけど、
エントランスホールだけでもクラクラした。


入口扉前のアーチ。
建物全体写真は失念;

この後、19時開演のリスト音楽院のコンサートまで、
まだそこそこ時間があったので、少し離れたレヒネル・エデンの物件へ
バスを乗り継いでいくことに。
途中に見た1階がタイル貼りの建物。


1階部分が深いグリーンのタイル貼りで、鮮やかな黄色の陶製飾りが映える。


入口のアーチ
お店のようだけど、何のお店なのか??


床はセメントタイル貼りで、
黄色とピンクの華やかな文様。




エントランスには壁面から天井にかけて、細やかな漆喰装飾が施されている。


そして、更に階段ホールが素敵だった。
特にこの階段の手すりの形状!
階段に合わせて流れるように弧を描いている。
アイアンワークも緻密。
天井は漆喰装飾や天井画もある。
美しい~


面白いデザインの門。


アール・ヌーヴォーの扉の手前に、入口を見守る人。


そしてバスでやって来た聖ラースロー教会。
1898年レヒネル・エデン設計により建てられた。


煉瓦造りのゴシック・リバイバル様式で建てられた聖堂、
煉瓦の間の白い部分はタイルが貼られている。



このような白い、渦巻状の模様のあるレリーフタイル。



側面から見ると、陶製の屋根瓦が見られ、三つの尖塔のドーム部分にも陶製瓦が使われている。
煉瓦、タイル、テラコッタ、銅板と、様々な素材で彩られる教会。


ジョルナイ製の屋根瓦。
屋根の稜線には更に細かな陶製装飾が並ぶ。



六角形の尖塔には時計がつく。
先端は銅板造りのよう。


拡大してみると、瓦は六角形。


建物の側面にある出入口。


こちらの屋根瓦にも陶製瓦が使われていた。
他の屋根とはまた違った渋めの色合い。鮮やかな黄色の陶製飾りは同じ。


後陣から見た建物。
外壁補強の為のフライングバットレスが見られる。



煉瓦の間の白く見える部分は、このレリーフタイルが使用されている。


ブリックラインが扉や窓を囲む聖堂内への入口。


この扉の細工がめちゃくちゃ細かくて美しい。


こちらは中央の扉。


あまりの細やかさにうっとりと見惚れてしまった。






側面にあった出入口の銅板の扉にも、似通ったデザインの装飾が施されていた。



聖堂内は意外にシンプルで、交差ヴォールト天井には控えめな漆喰装飾が施され、


祭壇などにはジョルナイ製のセラミックが使用されている。


こちらの祭壇など、インテリアの一部は、レヒネルではなく
タンドル・オットーの仕事だそう。





細やかで丁寧な造りのステンドグラスが並ぶ。


白い壁面に映えるステンドグラス。




こちらは民族調モチーフ。






こちらもセラミック製の祭壇。


教会内の様々なインテリアには木製や大理石ではなく、セラミックが多用されているようで、金彩などを贅沢に用いた陶製品がとても華やか。






シンプルだけど可愛い入口のステンドグラス。

タイルや陶製装飾をふんだんに用いたレヒネル・エデンならではの教会建築を楽しむことができた。








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