今日は奈良の高田にあるヴェルデ辻甚のランチを友人が予約してくれたので訪れてきた。
創業400年になる老舗の料亭旅館の建物が改装され、レストラン兼ウェディング施設になっている。
ヴェルデというのはイタリア語で「緑」という意味だそうで、
建物外壁の色が緑だったところからきているのか?!
外壁にはこんな梅の花模様の透かし窓が五つついている。
表玄関。
二階には火灯窓が見える。
食事は大広間にて。
折上げ格天井が格式の高さを伺わせる。
結婚式の際は大人数の披露宴会場にもなるのかなあ?!
床の間
違い棚と松の枝ぶりが描かれた天袋。
書院の組子欄間も細やか。
床の間の天井もこんな細工が入っていた。
庭が眺められる席でランチ。
御手洗いに立った時に奥へ行くと、本来の玄関が現れた。
玄関前にあった飾り棚。
ふと、左手の部屋に目をやると・・
洋室になっていた部屋には、なんと暖炉が!
しかもこれは泰山タイルではないか!?
思ってもみなかったところで泰山タイルぽい暖炉が現れて狂喜。
大理石の土台にさまざまな釉薬が掛けられたタイルが乱貼りされている。
一番上には初めて見るようなデザインのレリーフタイルが一列(似たようなタイルは見たことあるけど)
その下には玉状の飾りが入っていて豪華に装飾されている。
乱貼りされたタイルも、さまざまなデザインのものが混じってる。
スクラッチタイルや布目タイル、丸文の中に小花が入れられたデザインや
卍繋ぎ文、表面にランダムに凹凸の入ったものなどバリエーションに富んでいる。
暖炉の内側の窯変がかかったタイルも美しい~
深みのある色合いにうっとり。
いつまでも眺めていられる~
思いがけないところで泰山タイルに出会うことができて興奮した。
そして食事タイム。
サーモンのカルパッチョの前菜に
安納芋のポタージュ、
牛肉
充実のデザートプレート。
充実のタイルと食事でもうお腹いっぱい。。