三朝温泉から鳥取へやって来た。
予定時間より押してしまい、12時予約のたくみ割烹のランチまでにできるだけ回ろうということで、まずは車で山の手へやって来た。
写真で見た時から雰囲気があって、ぜひ見てみたいと思ってたグランドアパート。
昭和5年に建てられた旧佐々木邸の建物で、現在も個人の方が居住されているそう。
第二次大戦後には進駐軍将校の宿舎に接収されていたこともあったという。
テラスに並ぶ柱が特徴的。
アパートというだけあってこちらにも玄関扉らしきものが二つある。
お隣にもこんな洋館付の住宅が
少し車移動し、次に訪れたのは仁風閣。
仁風閣には駐車場がなく、車を止めたところからぐるりと大周りしてようやく門へ到着。
門からのアプローチが長く、もと来た道を戻る感じに;
仁風閣は明治40年に建築、のちの大正天皇の山陰地方行啓の宿舎として使用された。
大正時代には市や県の施設として使用され、昭和24年からは県立科学博物館としても使用されていたのだそう。
フレンチ・ルネッサンス様式を基調とした白亜の木造瓦葺二階建。
大正天皇の御座所として使用された最も豪華な部屋。
カーテンボックスの華麗な彫刻や漆塗り、蒔絵を施された家具が豪華。
御座所の暖炉は黒大理石にタイルが入れられていて、近くで寄って見たかったのだけどその部屋は立ち入り禁止。
近くでタイルをよく見たいんですけど・・と尋ねたら1階に写真があるからそれ見てくださいと言われた・・
生が目の前にあるのに無念~
その1階の暖炉のタイル写真。
王子と王女が左右にデザインされている。
もう一つの別の部屋の暖炉のタイル。
こちらも立ち入り禁止;
1階、2階ともサンルームのようなベランダが設けられている。
八角尖塔の塔内に設けられているらせん階段の姿も美しい。
建物の周りをぐるりと一周。
建物の背後には文久3年に造られたという宝隆院庭園といわれる池泉回遊式庭園が広がっている。
お堀の外から眺める仁風閣。