蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ハト  (bon)

2012-04-12 | 日々雑感、散策、旅行
 鳩(ハト)といえば、オリーブの葉をくわえた平和のシンボルだ。ノアの方舟の神話から
そのように言われているが、日本ではもともとは平和というよりは戦いの神様八幡様に乗っかっていたそうだ。 
 
その昔、たばこを吸い始めたころ、両切りのピースのあの懐かしい濃紺の箱に鳩の図案があった。
ピー缶にも鳩がいた。

 そんなイメージだった鳩は、このところ全くどうしようもないほどの迷惑の数々を積み上げてきた。 
都市部のカラス被害ならぬハト被害でもない。もっと大事な、普天間問題や、八ッ場ダムなどにみられる、
何十年も積み上げられてきた事業・・それが、ある種の抑圧の上に構成された事案であったとしても、
これを正すため、真に振り出しに戻し抑圧を解消した新案を提案するかに見え、一瞬、
これはすごい・・? その秘めたる手腕に期待感もあったが、結局それは何も解決案すらなく、
全くの幼い思いつきで、その発想は全く単純そのものに過ぎないものであった。 

世の中には、会社でもそうだったが、このような悪意は感じられないが、真に単純な人がいる。 
ストレートな課題には、それなりに解決案を出し、努力もする親切タイプの人である。
純粋すぎるというか、全く単純な人というのは憎めない。憎めないが・・そんな人が
大きな影響を持つ立場にいるととんでもないことが起こる。 
会社人事では、通常そのようなことはしない。ましてや一国の総理大臣に間違ったとしても
そんなことがあれば、とんでもないことで その影響たるやはかりしれない。本来あっては
ならないことなのに・・・。
一年足らずのこの人の業績は、退任後何年も経つのに、いまだに大きな痕跡を残したまま
解決の糸口すら見出せないでいる。

 この人は反省もしていない。 純粋であるがゆえに、自身の取った行動・判断はピュア―であり、
全く悪びれるところすらない。 どうしようもない! 総理退任後も、何やら委員会を作って
行動しているらしいとの報道があったりしたが、なぜ、このような人がこのように明らかに
なったにも拘らず、いまだ人が集まり、この人を持ち上げるのだろうか?


 こんな時にイランになぜ・・? 何の目的のために訪問し、大統領と会談するのか?
挙句、みんなが危惧した通り、うまくイランに使われてしまった。 帰国後の会見で
イラン側の発表は捏造だとしているが、そんな次元の問題ではない。 
 今日の読売新聞の編集手帳では、オオカミとの食卓を囲む推理小説の一節を引いて・・・
自分が客であるのか、食べられる料理であるのか、を見極めなければならない手ごわい相手・・・
に言及していて、つまるところは、イラン大統領に食べられた・・としている。 

 日本を出発前に、取りやめるように諌めたということらしいが、諌めるも何も、
「なぜ、そのおような段取りになってしまっていたか?」が問題ではないのか・・!


 日露戦争でロシアの陸軍大臣にクロパトキン将軍がいた。司馬遼によれば、彼のことを
日本軍中間では「黒バト」と呼んだとしており、この黒バトはロシア満州軍総司令官に任命され
日本軍と直接対決する事となるが、しかし実戦指揮能力や決断力・判断力に乏しく日本軍に
連戦連敗した。ロシアの思うようには行かなかった。こちらのハトは、しかし、
まだいい方かもしれない? 
日本のハトは、一体何を考えているのだろうか? そして、もっと大事なことに、
取り巻き連中はいったい何をしているのだろうか? 真剣にこの国のことを考える日本の
最高府なんだから・・・。
皆さん、少なくとも、「政治家」として生きてほしいと思います。
テポドン戦略には負けないで~。



今ごろのベランダ・・・
純白のハナモモ



そして、ハナカイドウ







コメント
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