蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

紅まどんな  (bon)

2013-12-19 | 日々雑感、散策、旅行

最近は果物や野菜に新しい品種が生まれて目先が賑わっていますが、
食してみないとその味や食感、香りまではわからないから、すぐに飛びつくのは躊躇される面もあります。

 先ごろ、何ともほのぼのとした名前の “紅まどんな” が届きました。 
なかなかかわいい名前で、一見 “伊予かん” とか “ネーブルオレンジ” のような見慣れた姿ですが、
入っていた “しおり” には、
「紅まどんなは、南香×天草の品種改良から誕生した柑橘王国愛媛の冬の新しい高級フルーツ。
果皮は薄く滑らかで、果肉は柔らかくてジューシー。ゼリーのような独特の食感が味わえる次世代フルーツです。」
とあり、皮をむかずに真横に切って、それを立てに4等分してスマイルカットにしてどうぞ・・。

       紅まどんな
          

 

早速、食してみることに。

なるほど、ゼリーのような感じで、甘くてジューシー。これまでのみかん系とはちょっと違ったおいしい柑橘です。

 これまで、スーパーなどでも見たことがなかったので、例によってネット調べをしてみました。
ウイキペディアにありました。

愛媛果試第28号は、ミカン科の常緑樹で柑橘類の一種である。
市場では一般に「紅まどんな」として流通している。”  まさしく、これだ!

“愛媛県農林水産研究所果樹研究センターで、「南香」と「天草」の交配により育成された。
2005年3月23日に品種登録、2007年には全農えひめが「紅まどんな」として商標登録した。
収穫は12月~翌年の1月頃で、既存の中晩柑類と違い、年内での出荷がメインとなる。”
とありました。 さらに、

果実重は250 グラム程度。果皮は農橙色で薄く、やや皮が剥きにくい。そのため、カットフルーツとして
食されることも多い。浮皮の発生はなく、裂果は少ない。糖度は12度とやや高く、香りがよい。
果肉は柔軟多汁で、じょうのうは薄くてやわらかく、そのまま食べられ、よく「ゼリーのような食感」と言われる。
種子は少ない。
日本における2010年の収穫量は421.1 トンで、その全てが愛媛県において生産されている。”  
なるほど・・。

また、みかん類に関して、詳細な分類がなされていましたので、これも面白いと思いましたので、ここに転記します。 
これまでのみかんといえば、“温州みかん”と思っていましたが、種類的にはみかん類の一つに過ぎない・・ (みかんについては、このブログ9月9日に記事アップしています。)
それほど、品種が豊富だということかもしれません。

  (社)農産漁村文化協会による分類から        

 

  ここで、タンゴール (tangor) とは、“柑橘類の雑種の呼称の一つ。主にミカン(マンダリン、タンジェリン)と
オレンジの交雑種のことを指す。

語源はタンジェリンの英名tangerineとオレンジのorangeの「tang」と「or」を組み合わせた事に由来する。
日本では“清見”、“せとか”などが代表的なタンゴールである。

また、ミカンとブンタン (pummelo) との交雑種は「タンゼロ」 (tangelo) という。” 
などとあり、この分野に携わる人々の開発に注ぐエネルギーを改めて思い巡らせた次第です。

ちょうど、今朝のテレビでは、“頂点を目指すイチゴ”の話題が取り上げられていて、
福岡県の“あまおう”を凌ぐ?栃木県の“スカイベリー”の出現を取り上げていました。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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