この時期に、高校進学に関して進路決定の面談があったらしい。
下の孫娘が、来年高校受験なのでこんな話が入ってきました。志望していたところにうまく入れそうだということで、
どれどれ、どんな学校なのか、制服はどんなのか? など、興味本位もいいところで、ネット検索したりしていました。
ネットでは、全国の学校の最新の “偏差値ランキング” なるものがあり、名前の知る学校をいろいろと見てみたり・・
全国で公私含めて4308校ある中で、トップから、灘、開成、御茶ノ水付属、筑波大付属、東大寺学園、慶應女子、
茨木、大阪教育大付属、北野、ラ・サール・・と続いています。 さすがに名にし負う高校がずらりと並んでいます。
私の母校はどのくらいの位置にいるか? 私らの頃は偏差値なんてなかったですが、ちょっと探してみましたら、
なんと全国で600番目くらいにありました。 思い当たる学校を、次々と見て行くうち、昔、住んでいた文京区(茗荷谷近く)の
校区に、小石川高校、竹早高校・・があって、どちらも有名校で、偏差値でいうなら何番目くらいか?
これも全く関係はありませんが、見てみましたら、竹早は257番目にありましたが、小石川高校が見当たりませんでした。
そんなはずはないと、あれこれ探してみましたが、どこにも見当たらず、とうとう、“小石川高校” で、検索してみました。
小石川高校は2011年に閉校していました。
それで、この小石川高等学校を母体として2006年に東京都立小石川中等教育学校が開校していて、
都立中高一貫制共学校として中等教育学校に完全移行していたのでした。
そういえば、中高一貫校が出来るなどと大分前に聞いたことがあったことを思い出しましたが、まさかこんなことに
なっているとは・・、ひょんなことから判明したのでした。
ネットでは、『義務教育として行われる普通教育(前期中等教育)並びに高度な普通教育(後期中等教育)及び
専門教育を一貫して施すことを目的とする]、中学校と高等学校を合わせた年限に相当する6年間の一貫教育を行う
学校として、1998年(平成10年)6月の学校教育法改正により、新たに定められた学校種である。』 とあります。
国立4校、公立25校、私立13校あり、これからも増設される予定であるそうです。
文部科学省HPでは、導入の趣旨として、
『従来の中学校・高等学校の制度に加えて,生徒や保護者が6年間の一貫した教育課程や学習環境の下で
学ぶ機会をも選択できるようにすることにより,中等教育の一層の多様化を推進し,生徒一人一人の個性を
より重視した教育の実現を目指すものとして,中央教育審議会第二次答申(平成9年6月)の提言を受けて,
「学校教育法等の一部を改正する法律」が平成10年6月に成立し,平成11年4月より,中高一貫教育を選択的に
導入することが可能となりました。』 とありました。
わざわざこのように改訂して実施して行くのですから、良いことなのでしょうが、今一つ具体的にどのようになるのかは、
この宣言からでは理解できないでいます。
何がどのように改善され、子供たちが伸び伸びと成長し、新しい社会の期待すべき塊(集団)を形成して行くのか、
肝心の部分に触れられていないように思いました。 この制度だけではなく、先生方、PTAのあり方、父兄のあり方・・
そんなところが気になっていたのですから・・。
閉校式に立ち会う、これまでの卒業生の皆さんの気持ちは・・