蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

TTP  (bon)

2014-12-19 | 日々雑感、散策、旅行

 12日に、パキスタンで、学校襲撃事件が起きました。 犠牲者は132人の生徒と9人の職員の計141が死亡し、
121人余りがけがをした。

 自爆ベストや自動小銃、手投げ弾などで武装したテロリスト7人が校内に侵入後、講堂で応急処置の仕方を学んでいた
生徒たちを
標的にし、無差別に発砲したという。犠牲者の多くはこの時に講堂にいた生徒(14歳)だという。
軍は約15分後に現場に到着し、校内から約960人の生徒らを救出した。テロリスト7人は全員死亡。
 “武装組織(TTP)はこの襲撃について犯行を認めており、襲撃は北ワジリスタン地区等への軍の作戦に対する
報復だとしている” という。 金品の要求はなく、人質なども取らず、殺人が目的であったという。     

                        避難する生徒たち
                    (ネット毎日より)
 

 何とも、痛ましい悲しい事件がまた起きました。 このような無差別殺戮を行う暴徒の意識はどのようなものなのか、
全く想像もつきません。 どのような神経でこのような行為がとれるのか? 
報復するために、何の関係もない無抵抗の若い生徒を標的にする、卑劣としか言いようのないその神経は、
どこから来るのか? それが組織として行動されるための一人一人の人間の意識が、なぜそのような方向に統一
されてしまうのでしょうか? 誰か一人でも、そのような行為に対して疑問を持つ人はいないのか? いや、
たとえいたとしても、集団行為の中に埋没し、無判断に狂気化してしまうのかもしれません。 
 この事件だけではありません。 世界中のあちらこちらで、数知れず発生しているのですね。 今も・・。
これほどの、テロでなくても、身近な、振り込め詐欺や危険ドラッグ販売も、後を絶たないばかりか、年々上昇し続けて
いるというから、心の良くない、つまりは残虐な心を持つ人々がたくさんいるってことなんですね。
今日まで、これほど平和・博愛が叫ばれてきたというのに・・。

 TTPというのは、Tehrik-i-Taliban Pakistanの略で、パキスタンのタリバン運動という意味だそうです。
2007年にバイトゥッラー・マフスードを最高指導者としてパキスタン国内の13のタリバン系組織が合体して発足した 
イスラム主義武装組織で、傘下に多くの武装集団(兵力推計35,000人)を抱えているといわれています。

 今年、ノーベル平和賞に輝いた少女、マララ・ユサフザイさんは、この地で、TTPから脅迫を受けながらも教育を
受けられる権利を訴えていましたが、TTPにより2012年10月銃弾を受け殺害を企てられたのでした。 
そのマララさんは、16日、この事件に対して、「こんな無意味で冷酷なテロ行為があり、とてもつらいです。
罪のない子供たちにとって、学校が怖い思いをする場所であっていいはずがありません。私たちは絶対に負けません」
との声明を出したそです。

 TTPは、もともと、アフガニスタン紛争 (2001年-)により、逃げ込んだ非パキスタン人(主にアラブ人や中央アジア出身者)に対して2002年にパキスタン軍が行った掃討作戦がそのルーツであるといわれ、2010年にアメリカは国際テロ組織に、2011年にはイギリスもテロリスト集団に指定しその活動を禁じています。 

しかし、その後も民兵拉致事件が発生(21人死亡)したり、登山のためのベースキャンプを武装集団が襲撃して
外国人登山客10人が死亡するなど犯行を続けており、現在まで、各地で衝突が絶えていないという。

 この地域だけではありません。中東の国々も戦闘が絶えませんし、アフリカその他もいまだ不安定要素が充満して
いるわけで、この事態を真面目にフォローしていれば、それこそ落ち込んで心を病んでしまいそうです。

 

気分を変えて、やや不謹慎ですが、“P” と “T” からなる、3文字の組み合わせは、全部で8つありますが、
その内最近話題となっている言葉などを挙げてみますと、
上で述べましたTTPの他、TPP、PTT、PTP、PPTなどがあります。

TPPは、良く知られる環太平洋経済連携協定(Trans-Pacific Partnership)で、最終協議の行方が気になるところですが、今回の衆院選圧勝を受け、国内農政改革に追い風となるか注目されています。 

PTT
は、Postal Telephone and Telegraphの略で、郵便電信電話主管庁を表していました。フランスPTTのように、しかし、今は民営化されて、フランス・テレコム。

PTPは、Press through packの略で、薬の包装方法で、錠剤の表面を押すことで薬が出てくる・・あれですね。

PPT、これは、パソコンで作図したりする時のソフト。マイクロソフト・パワー・ポイントですね。 この他、PPTには、
Parts per trillionの意もあって、1兆分のいくつ という時の単位に使われています。たとえば、ppmなど。

 こんなことを言っていても、ちっとも気が晴れて来ません・・。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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