昨日、12月14日(日)は、全国各地で、赤穂義士祭が行われたそうです。
折しも、今年は、衆議院選挙の投票日でした。
なぜ解散するか? などという声も聞かれますが、流れを変えて、強い支持を背景に、信任型の選挙に仕立て上げた
高度な戦術によるものと思います。 この戦術は見事あたり、結果は、与党の更なる増加を得て、勇躍、今後の政策を
推進することでしょう。 投票率は、戦後最低の52%程度と推定されています。
不満もありますが、もし、このようにならなず、与党が惨敗の結果となり、日本列島が大きく混乱の渦に巻き込まれる
結果を想像すれば、やはりそのようにならずに、さし向きの平穏な年の瀬を迎えることに安堵することとなるのでしょう。
戦術といえば、もう一つ、共産の姿が挙げられるのでは、と思います。 選挙期間中のテレビ(政見放送番組)で、
共産党首の演説がかなり多くの時間流れ、テレビを付けたままにしていると、何度も同じ顔と演説が流れてきたような
感じでした。 演説の中身も、実に分かり易い庶民の味方が語られていました。 比例選重視のこの結果は、
同党の解散前の議席数2.5倍以上の議席確保となりました。
2大政党・・などのバランスは、当面望めそうもありません。十二分に自立バランスを保った政策をお願いするばかりです。
今から約300年前のこの日、雪の中に起きた、赤穂義士たちによる大きな事件がありました。
主君浅野内匠頭の無念を晴らすため1年9ヶ月もの歳月を費やし、見事本懐を遂げたといわれる討ち入りの日ですね。
英雄たちのひたむきなまでの忠誠心は、今もなお国民的ロマンとして受け継がれているのですね。
この日を記念して、全国各地で 「義士祭」 が開催されていますが、今年111回を迎える本家本元の「赤穂義士祭」は
赤穂市最大のイベントとして盛大に開催されたそうです。
義士祭(赤穂市HPより) 泉岳寺での義士祭(泉岳寺HPより)
衆院選挙と同一日とあって、赤穂市は、JR播州赤穂駅から、赤穂城までの目抜き通りの1km余りは、
交通規制が行われ、市の広報でも “義士祭に参加の方は、期日前投票を” と呼びかけていました。
忠臣蔵パレードでは、俳優松平健が、義士行列に大石内蔵助役で2年連続参加し、パレードの実況・司会は
浜村淳があたったそうです。 赤穂城の光の演出にプロジェクションマッピングが初登場するなど、大掛かりな
ものであるようです。
東京で、赤穂義士といえば、港区の泉岳寺が浮かびます。両側には四十七士のお墓があり、突き当りに、
大石内蔵助のお墓があります。 一面お線香の煙が立ち込めています。
また、築地界隈に、浅野家上屋敷があり、浅野長矩は、1667年にここで生まれたとありました。
20年ほど前、映像関係の仕事をしていた折、テレビ朝日に招かれて、社屋内の旧毛利庭園で、お花見をしました。
放送関係、映像関係の人達が大勢参加されていましたが、この日特別に寒かったのを覚えています。紐で引っ張ると
燗が出来るカップ型のお酒を手にして温めながら震えていたのを覚えています。
この、毛利庭園は、毛利家があったところで、赤穂浪士 前原伊助ら4名が預けられ、1年余り静かに暮らした後、
元禄16年(1703年)2月4日に切腹の命が下りこの地で果てたとありました。
昨日はこんな一日で、それでも、夜遅くまで、テレビの選挙速報を見入っていたのでした。