蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

安全を守る  (bon)

2019-05-10 | 日々雑感、散策、旅行

 一昨日(5/8)の午前、びわ湖沿いのT字交差点での事故で、信号待ちをしていた近くの
園児たち13人と保育士3人が巻き込まれ、2児が死亡、5児が重傷、ほか全員がけがを負う
という、何ともやり場のない痛ましい事故に接し、改めて安全を守るということはどう
いうことか見直したのです。

             (ネット画像より)

 びわ湖交差点での事故は、信号は青の時、前方から52才(女性)の運転する乗用車が
交差点を右折するところに、直進する62才(女性)の運転する軽自動車が、右折車を
さけて左にハンドルを切るが間に合わず衝突し、そのまま、歩道に突っ込んで、園児たち
を巻き込んでしまった。

 右折した52才は、事故後「前を見ていなかった」と言っているそうですが、言語道断!
右折する時に前を見ていなかった・・とはどういうことか。前の右折車に続いて行った
そうですが、もってのほかですね。 この時もし、直進してきた62才が、右折車に気が
ついて、ブレーキを踏んでいれば事故は避けられたかもしれません。
 もちろん、52才が右折時に一旦止まって直進者をやり過ごしていれば事故にならず、
通常は(自分が車線を変更するのだから)このように停止するのがルールでしょう。

       (ネット画像より)
   

 52才も62才もどれほど急いでいたか知る由もありませんが、結果の重大事故に匹敵
するほどの火急はあるはずもありません。
 この、一瞬の“止まる余裕”があれば、事故は起きなかった。 事故後に、この一瞬を
どれだけ悔やんでも、もう遅い。尊い命が失われてしまったのです。
 52才も62才も“通り過ぎられるだろう”という『自己中』の考えに支配されていた
のでしょうが、その時、相手を思う気持ち『おもいやり』や少しの謙虚さがあれば・・と
思うのです。

 事故は不注意から起こることが多いですが、不注意は“前”にはなく、常に“結果”な
んですね。“注意しなければいけない”ことは勿論ありますが、これと同時に“優しく
相手を思う気持ち”でいることが大事なんだと思います。つまり“おもいやり” ですね。

 かって、現場管理機関の責任者であったころに、管内を巡回して、安全対話会をして
いた頃の記憶を、当ブログに「私の安全考」(2012.11.4)として記事アップしていました。

 テレビでは、昨年1年間で交差点での右折車による人身事故は、18700件あり、そのうち
死亡事故は、130件に上るといっていました。

 どうぞ、ハンドルを持ったら、“優しい、思いやりの心”で運転し、少しでも事故
件数を減らしたいものです。

             

 




コメント
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