先日のテレビで、このことをやっていて、美容に使われているといっていました。
ちょっと興味本位で、どういうことか調べてみましたので以下にまとめてみました。
マイクロは微小、ニードルは針ですね。
美容、医療関係の言葉が多く、これらを十便に理解していないため、通り一遍
の内容となりましたことをお許しください。(いつもそうかも・・)
で、例によって、ウイキペディアから解釈した大筋の意味は。
『マイクロニードル(Microneedle)は、生分解性バイオポリマー(分解性生体高
分子)で作られた1mm未満の直径や長さの極小の針で、物質を通さない角質層を
通過させて薬剤を注入する仕組み(薬剤パッチ)のことをいう』であり、『痛点
の多い真皮より浅く薬剤を透過できる』という利点があるとありました。
マイクロニードル
(ウイキペディアより)
つまり、インスリン、ヒアルロン酸などの高分子は、角質層が通りにくいので、
注射により行われますが、これは、真皮を通過するために痛みがあり、これを避
けるため真皮より浅くしかも角質層を通過させるという方法なんですね。
この方式は、1976年に提唱されていましたが、製造が困難で費用対効果もよく
ないことから、実現しませんでしたが、1990年代以降半導体の加工技術を基にし
た3Dプリンターによって開発が進められていたそうです。
・第一世代マイクロニードルは、チタン、ステンレス、シリコンを
素材としていたが、アレルギー反応や、針が折れて残る危険性があった。
・第二世代マイクロニードルは、生分解性バイオポリマーを使い実用化に
いたる。
医療面では、『経口投与では消化管や胃など、薬品の血中濃度が変動する要因
があるが、経皮吸収では血中濃度を安定させやすい。しかし単に皮膚に塗るだけ
では分子量が500程度の物質しか角質層を透過することはできず、麻酔、インス
リン、DNA、ワクチン、ヒアルロン酸は透過しにくい。一方、従来からある注射針
を使えば、より深くへ注入できるが真皮に到達し痛い。 この点でマイクロニー
ドルでは、痛点をあまり刺激せずに分子量が大きい物質を、浅い表皮に到達させ
ることができる。また、自宅で自分でできるようになる』(ウイキペディア)
美容関係では、通販サイトなどに種々の製品が紹介されていました。その一部
を以下に列挙しますが、使い方などの詳細は熟知しておりません。
・ヒアルロン酸パッチ眉間用【目元 眉間の小じわ対策】ヒアルロンサンの
マイクロニードルが直接届くシートパック
・頬 毛穴 パック【小さな針 マイクロニードルでヒアルロン酸を補給】
・ヒアルロン酸パッチ【目元 ほうれい線などにヒアルロン酸の針で直接届
ける】目元パック マイクロニードル
・SAAT INSICHT ハリパッチ 8枚入り
・マイクロニードルペン、H2自動血清アプリケーター-2つのカートリッジ、
自動水和および血清アプリケーター、ワイヤレスマイクロニードル皮膚ペ
ンセット
・マイクロニードル5回分ヒアルロン酸ザキュアマイクロアイパッチセット
目の下 目元 角質までダイレクトうるおい
(ネット画像より)
今後はこのような製品がさらに広い範囲で開発されるのでしょう。
先日、定期検診している歯科で、虫歯が1本痛んできたので、以前から問題の
歯なのでこれを抜いてもらいました。 で、麻酔ですが、例によって先ず、表面
麻酔(綿花に湿らせた麻酔薬を塗る)をして、しばらくして注射針で奥の方に麻
酔薬を注射するのですが、表面麻酔が効いているために痛みはあまり感じません
でした。これなどは、マイクロニードルでは間に合わないでしょうね。
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