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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

啓蟄‘21  (bon)

2021-03-05 | 日々雑感、散策、旅行

        新型コロナ対策の1都3県に出されている緊急事態宣言は、この7日までの期限を延長する
     かどうか、今日5日に正式決定すると発表されました。 昨日の首相発言では、2週間の
     延長が妥当ではないか とされていました。  ここに来て、緊急事態の疲れもあるのか、
     人出も増加傾向で、新規感染者の減少が思うように進んでいないのがもどかしいです。
     何とか収束してほしいですね。

 

 今日、3月5日は、二十四節気の「啓蟄」(けいちつ)です。 
 二十四節気の中でも、あまり見かけない文字ですが、その意味は“そろそろ地中
の虫たちも動き出す”で、割と知られているようです。しかし、虫たちにとっては
まだまだ寒さが厳しく実際に動き出すのはもう少し後になるようです。

 二十四節気では、立春→雨水→啓蟄→春分・・と進んで、いよいよ春が来るので
すね。 この時期、花粉症に悩まされる人も多く、早く春が去って欲しいと願うこ
とも多いのかも・・。そして、コロナ禍で迎える2年目の春となり、ウキウキどころ
かウンザリの春かもしれません。

 2年前(2019.3.5)の当ブログの記事から、部分抜粋してコピペしました。
 
 ウイキペディアには、『 啓蟄は、二十四節気の第3目。「啓」は「開く」となり、
「蟄」は
「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い
出る」(広辞苑)
という意を示す。 春の季語でもある。太陽黄経が345度の時で
3月6日ごろ。』 とあり
ます。

      (ネット画像より)

 二十四節気を振り返って見ますと、二至二分(冬至、夏至、春分、秋分)と四立
(立春、立夏、立秋、立冬)は、太陽の位置及びその中間というように、物理的と

いうか機械的な視点から設定されているように感じています。
 それに対して、その他の
16ある節気は、その時点の気候や植物、あるいは農作業
などの特徴から命名されているように
思われるのです。 そして、この16個の
節気の中でも、虫に着目した季節感、「啓蟄」は、
特異なのかも知れません。

 季節感を動物の所作から、言い表す習慣は、西洋にもあるようです。
ウイキペディアから要点を引用して以下に示します。

『ジリスの一種である、グラウンドホッグ(ウッドチャック)は2月2日に冬眠から
覚めて、
外に出て自分の影を見ると、驚いて巣穴に戻ってしまう・・という習性が
あるとされてい
て、影を見た(晴天)場合は「冬はあと6週間は続くだろう」、曇・
悪天候で自分の影が
見えない場合は「春は間近に迫っている」と、春の到来時期が
占われる。』

      グラウンドホッグ
        (ネット画像より)
      

 アメリカのペンシルバニア州パンクサトーニーでのこのイベントは、約4万人もの
動員
数があるそうで、この他ジョージア、ニューヨークなど全米各地さらには、カナダ
でも行われている
ようです。
 ペンシルバニアでは、パンクサトーニー・グラウンドホッグ・クラブというところ
が特別に
グラウンドホッグ(名前をフィルと呼ぶ)を飼育していて、なかでも
「インナーサークル」
と呼ばれる特別会員達は、毎年お祭を主催し、グラウンドホ
ッグデーにはタキシードと
シルクハットを着用した正装で登場する・・という力の
入れ方だそうです。
 このような気象予
想?をきっかけとした賑やかなイベントでは、いろいろなショ
ーや屋台などが出て1週
間ほどのお祭りのように賑わうそうです。今年で135年目を
迎えています。

      グラウンドホッグデー
        (ウイキペディアより)

 もともと、ヨーロッパのドイツやオーストリアで、2月2日の聖燭祭のアナグマの
動向
で冬の終わりを占う風習があり、これが19世紀にアメリカのドイツ系移民の間
で始まっ
たとありました。 

 動物を使って気象を予想するなど、少し時期が違っていますが、洋の東西で行わ
れていた
というのも面白いと思います。

 

 

米ペンシルバニア恒例ののグラウンドホッグデー 今年の冬は長引く?2021年2月2日(現地)

 

 

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