蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

チャットGPT  (bon)

2023-04-04 | 日々雑感、散策、旅行

 このところネットや新聞を賑わせている「ChatGPT」(チャットGPT)を取上
げてみました。  先(3/29)の衆院内閣委員会でも「チャットGPT 」に作成
させた首相答弁案と実際の答弁との違いについて議論が交わされていました。

 「チャットGPTは、もう使っているよ!」という方もおられるかもしれませ
んね。 チャットGPTは、アメリカの新興企業「オープンAI」社が開発した
『AI(人工知能)によりネット上の情報から学習した内容を、自然な言葉で質問、
回答されるサービスです。』 昨年11月に「ChatGPT」が無料一般公開されて
から、これまでにない自然な文章作成能力や対話を始めとする様々な能力に
より爆発的な人気となっているのです。

          (AI Smileyより)

 先ずはどのようなものなのか、ネット(ソフトバンクニュースから拝借)に
事例がありましたのでその雰囲気をみてみましょう。

S:(ソフトバンク) こんにちは

C:(ChatGPT) こんにちは!私はChatGPTです。何かお手伝いできることが
   ありますか?

S:では、ソフトバンクニュースでChatGPTを紹介する記事を書いてもいいで
   すか?

C:はい、問題ありません。ただし、ソフトバンクニュースに掲載する記事に
   ついては、ソフトバンクニュースの方針に従って作成してください。また、
   私がChatGPTであることを明記する必要があります。

S:ChatGPT(チャットジーピーティー)は長いので、チャッピーと呼んでも
   いいですか?

C:呼び方は自由です!私の名前はChatGPTですが、チャッピーと呼んでいた
   だいても構いません。何でも気軽におっしゃってください。

S:そもそも、チャッピーは何者? いつ、どうやって誕生したんですか?

C:私は、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルの一つであり、人工
   知能の一種です。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、
   自然言語生成を行うためにトレーニングされた、トランスフォーマーと呼
   ばれるニューラルネットワークモデルの一種です。ChatGPTは、2019年に
   発表されたGPT-2をベースにしており、より大規模なデータセットでトレー
   ニングされています。そのため、人間のように自然で流暢な応答を生成する
   ことができます。
ChatGPTの誕生は、OpenAIが取り組む人工知能の研究の
   一環として、大規模な自然言語処理モデルの開発を目指したものです。
   ChatGPTは、大量のテキストデータをトレーニングデータとして用い、自然
   言語生成の精度を高めることを目的として開発されました。

S:それで、チャッピーはどんなことが出来るんですか?

 ・・・(質疑応答が続きます)

など、次々と質問に応えてくれるのです。

 また、別の例として、たとえば
「地球温暖化対策に向けて、日本としてとるべき対策を2000字以内にまとめ
てください。」と質問すれば、その回答が、たちどころに自然な文章で返っ
てくる・・そんなイメージでしょうか?

        (AI Smileyより)

 これまででしたら、ある一つの命題に対して、ネット検索などにより調べて
大まかな内容のまとめを作成するなどのプロセスが必要でしたが、チャット
GPTに質問すればたちどころに回答が寄せられるのですね。ネット内の膨大な
情報から、命題に該当する回答を中立な立場で整理し平易な文章で出力して
くるのです。

 これまで、AIといえば、囲碁や将棋の世界で、AIがトッププロに勝利した
ニュースや、最近のこれらのテレビ放送中の対戦の優勢度合がリアルタイムで
表示されるなどで体感してはいますが、このような広範なデータ(情報)から、
命題に添った絞り込みをし、流暢な文章作成まで多彩な機能が実現されている
ことに時代の進展が実感されます。

        オープンAI
         (ウイキペディアより)

 AIは、チャットGPT、マイクロソフトのBing(ビング)、グーグルのBard
(バード)などのチャットボットに大きな刺激を与え、これらチャットボット
は、人間のような会話や、限りなく多様な話題に関する文章の作成など複雑
な処理をこなすようになってきたのです。これらの企業のみならず、大手から
中小まで世界の企業で取り組みが始まっているようです。

 しかし、次のような難点も示されています。『ChatGPTでは、非常に高度な
内容を含む文章まで生成可能です。しかし、もととなる情報は過去にインター
ネット上に存在した情報であること、さらに事実かどうかよりも単語の出現
頻度や相互関係を考慮して文章を作成することなどから、正確ではない回答を
返す可能性があります。学習するデータには最新の情報が含まれないため、
直近の出来事に関する質問も苦手です。また、与えられたテキストの意図を
完璧に理解できず、期待した回答とは異なる回答をする可能性もあります。
そのため、生成された文章を鵜呑みにせず、自身で内容の真偽を確認するこ
とが必要です。』と認めています。

 さらに、イタリアでは3月31日、ヨーロッパで初めて、会話型の人工知能チ
ャットボット「ChatGPT」を一時的にブロックしました。プライバシーに関して
「個人情報を大量に収集し保管する」ことを正当化する法的根拠がないと指
摘しています。(BBCニュース4/1)

 また、アメリカの教育界では、チャットGPTの使用を禁止している州が複数
出ているといいます。 EV先駆で、Twitter買収のテスラ氏を含む1000人以上
のテクノロジーリーダーと研究者は、AIの研究所に最先端のシステムの開発を
一時停止するよう促し、AIツールが「社会と人類に深刻なリスク」をもたらす
と公開書簡で警告をした などの批判も出ているようです。

 いずれにしても、大変便利で省時間の優れものですが、これに頼り過ぎたり、
回答を鵜呑みにすることは危険ですから、その使い方には注意が必要だろう
と思います。

             

 ネットでチャットGPTを呼び出し、サインインするだけで、直ちに使用でき
るのですが、私自身はまだ使用していないのです。 拙ブログに書きたいテー
マとその内容アウトラインを入力して、その出力をブログ記事とすれば、どれ
ほど省時間になりかつ名文が得られるかもしれないのに・・。

                       

 文末の2つのyoutube動画は、一つ目は、中田敦彦氏の「Youtube大学」から、
AIという新しいテクノロジーによるネット社会における覇権争い? とその
未来に向けた展開が述べられており、もう一つの動画では、そもそも「チャ
ットGPT」とはどのようなものであるかを実演されていますので掲載させてい
ただきました。

 

 

【ChatGPTとBard①】AIがついに世界を変える!ネット時代の覇者Google vs 逆襲のMicrosoft

 

ChatGPTの使い方! 働き方が変わる、超すごいAI思考サポートツール

 

 

 

 

コメント
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