最近BS3で放送のあった映画『誇り高き男』(The Proud Ones)を録画して
いたので、この日曜日にのんびりと観ました。
1956年の映画で、私は高校生くらいの頃に上映された古い映画です。昔見た
かもしれませんが全く記憶がなく、映画を見てもそれらしい覚えているような
シーンはありませんでしたから、ひょっとしたら見ていなかったのかもしれま
せん。
でも、この映画が上映された頃の冗談に「埃高き男」とか「埃たたき男」とか
言ってなじっているのを聞いたことがありました。 それなりに人気のあった
映画なんでしょう。
(ネット画像より)
アメリカ・カンサス州のとある小さな田舎町を舞台にした、悪徳事業者と
保安官の対決物語で、1時間半余りの短い西部劇でした。
時は1872年とありますから、日本では明治4年頃の出来事なんですね。
また、映画の主題曲も当時としては、一風変わった伴奏に印象付けられたので
しょうヒットしていましたね。
テキサスから1000頭もの食用牛を運んで、この小さな町にやって来て、牛追い
たちはここで給料を貰うわけで、にわかに賑わいを見せることになるのです。
それを当て込んで店を開き大もうけをたくらむ悪徳事業者に立ち向かう、誇り
に命を懸けるベテラン保安官(主演:ロバート・ライアン)の生き様を描いた
物語でした。
(ネット画像より)
賑わう酒場の一角で賭博のいかさまを暴いた保安官と撃ち合いになり、保安
官は撃たれた弾が頭をかすり怪我をするが、抵抗する若い牛追い(ジェフィリー
・ハンター)の脚を打ち、もう一人を射殺する。 若い牛追いはかって丸腰の
父親を射殺した保安官にずっと恨みを抱いていたが、この事件で、果たしてこの
保安官がそうであることが分かり、傷の手当てを受けながら保安官と口論とな
るのです。 が、それは誤解であって、彼の父親はこの悪徳事業者に雇われた
殺し屋でその時拳銃を隠し持っていたことが分かり誤解は解けるのです。
保安官の助手に採用され、若い牛追いは、ベテラン保安官と共に悪徳事業者
に立ち向かうのです。 好対照の二人の正義感溢れる保安官が、最後は、悪徳
事業者が雇った一味と激しい撃ち合いの結果、この街に平和と安全が取り戻さ
れるのです。
単純なストーリーは、当時の時代感覚として「法と秩序を守る」大切さ、と
そのことが如何に守られていなかったかを暗示する中で、二人の「時に誇りは
命より重いのだ」の信念が描かれていたのでした。
言葉のやり取りの面白さ、相手の人間性を信じることの深さ、大事さが描か
れた分かり易いリズム感のある作品でした。
今の時代に、ともすれば忘れがちな、正義感溢れる「誇り」を呼び戻したい
ものです。
誇り高き男 / スリー・サンズ