蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

大寒’24  (bon)

2024-01-20 | 日々雑感、散策、旅行
 今日(1/20)は、二十四節気の「大寒」です。
拙ブログには、昨年の今日は、友人3人で竹橋にある丸紅の本社ビル「丸紅
美術館」へ、
サンドロ・ボッチチェリ特別展「美しきシモネッタ」を訪問していました。
この特別展は、社の秘蔵である1点だけの展示でしたが、(ビーナス)シモネッタ
に関連する豊富な展示と解説に満足し、そのまま近場でお昼を共にした後、皇居を
少しばかり散策したのでした。
      平川門近く(昨年撮影)
             

 そんな楽しい昨年の大寒に比べ、今年のそれは、14日の日曜日から、久しぶりに
風邪を引いて、8度5分の熱が出て、その後も7度前後のスッキリしない日々が続いた
最悪状態でした。
 やっと昨日から身体を縦にしている時間が長くとれるようになったという有様でした。
高齢者が熱を出すというのは「カサ」ばかりが高くなって始末が悪いですね。

 一昨年2022.1.20の拙ブログ「大寒」から、一部を変更して(手抜きして)コピペ
しました。

*****(一昨年の記事「大寒」から)*****
 大寒は、太陽黄経が300度の時で、二十四節気の最後、24番目にあたります。
旧暦では、この日は12月18日(今年は10日)にあたり、11,12,1月の3か月が冬で、
この真ん中、つまり小寒~立春の真ん中が大寒にあたり、最も寒い頃を指しています。
そして、旧暦でこの冬の終り、最後の日 2月3日が季節の分かれ目で「節分」なんで
すね。 次の日が、「立春」でいよいよ新年の春がやってくる・・そんな風に時が
移り、最後の節分では、新年を迎えるために豆まきをして邪気を払うのだとか・・。      
 大寒は寒の底、つまり寒の中日にあたり、この最も寒い時季に、武道では寒稽古
が行われたり、寒中水泳など体を鍛えるというより心身を鍛える意味でそれぞれ
行事が組まれているのですね。また、この時期の水は清らかで日本酒では「寒仕込み」
「寒作り」など、低温でじっくり発酵させた上質のお酒ができるといいます。
 寒の内に始めた習いごとは上達するという考えから、長唄や三味線など芸事の

方面では「寒復習(かんざらい)」などといった稽古があるそうです。

 面白いところで、恵方巻もあります。大寒の最終日「節分」の食べ物として
最近騒がしいですが、これって、面白半分の商業主義かと思っていますが、大正時代
にはすでに縁起担ぎとして始まっていたそうですね。
      (ネット画像より)
 
 『暦便覧』では、大寒を「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明
されているようです。そして、七十二項では、
初候
  款冬華(ふきのはな さく):蕗 の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本)
  鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす): 鶏が卵を産み始める(中国)
次候
  水沢腹堅(さわみず こおりつめる): 沢に氷が厚く張りつめる(日本)
  鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす): 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国)
末候
  鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) :鶏が卵を産み始める(日本)
  水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国)
とあり、日本では、初めて蕗のとうが芽を出す、沢に氷が厚く張る、そして、
鶏が卵を産み始める・・そんな季節感を表しているのでした。
       蕗のとう
       (ネット画像より)






The Platters - Only You, And You Alone (1955) 4K





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする