今日12月7日は、二十四節気では「大雪」(たいせつ)で、ようやく冬らしくなって
きましたが、確実に温暖化現象が現れて、来年の夏の猛暑が思いやられます。
COP24での議論がさらに加速されることを期待し、自らも先ずは節電から・・!?
今やお馴染み、赤坂にお住いの“若さん”から、『神楽坂研究(14)』が届きました。
今回は、街並み散策・建物探訪2として、旧東京日仏学院をご紹介くださいました。
ご自身も若いころに通われた熱い想い出を今また蘇らせながら『プチ・パリ』の体験を
是非皆様に・・と、語られています。
Institut français du Japon 館内には、教室に加えて、映画館や図書館(メディア
テーク)、カフェ、そしてフレンチ・レストラン(ラ・ブラスリー)などがあり、どなた
でも、自由にお入り頂けます・・そうです。
飯田橋からすぐで、12/8ー9もイベントがあるようです。
****** 若さんの 神楽坂研究(14)(街並散策・建物探訪2 旧東京日仏学院)******
67年前、神楽坂に仏国文化施設(プチパリ)誕生!
飯田橋から神楽坂の焼け跡(勉誠出版) 旧東京日仏学院(アンスチチュ・フランセ東京) 都電(飯田橋―四ツ谷)
大空襲で神楽坂は焼滅しました!(昭22空爆地図「全滅」判定) 戦前からの建物は、
東北大震災で被災し、馬場邸(現最高裁判所長官邸)が現存するのみです。
終戦から6年目の1951年(昭26)、外堀通りの北側斜面(市谷船河原町)の相馬男爵邸
跡地に東京日仏学院(アンスチチュ・フランセ東京)が、物資不足のため設計変更で乗り
切り竣工しました。
その年1月3日には紅白歌合戦が放送開始、さらに朝鮮戦争特需や、銀座に街灯が復活
するなど、戦後復興の息吹が吹き始めた時期でした。 当時の都電や総武・中央線の車窓
から見上げる高台の白亜の校舎は順光に輝く未来を感じさせる先端的建築でした。
設計は、モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジェにパリで師事、パリ万博日本館設計で
グランプリ受賞した気鋭の建築家「坂倉順三」です。 近代の名建築と四季を彩る庭園が
マリアージュし進化・成熟した空間(プチパリ)は必見です!
ジャルダン(庭)、建物にエスプリを感じます!
レストラン入り口 二重らせん階段 書店“Rive Gausche” 庭園風景(パリ祭)
教室、図書館、廊下から古木の緑と芝生庭園が望めます。 屋外テラスで、カフェや
食事も楽しめます。建築家 坂倉は新館も設計しています。 1994-2001、2004年にかけて
それらの改修・改築は 著名な仏人設計家達(M.タルデイッツ、C.コルッチ)により行われ
文化交流施設としてさらに進化させました! また、仏人芸術家によるオブジェ、アート
も屋内外に加えられました。
仏語教室に通っていた頃、高天井、明るい採光、さらには 仏語発音が隅々まできれいに
響く音響に感動したのでした。しかもダントツの上質感でした!
毎年仏語文化圏交流祭 3月、パリ祭7月、美食の祭典10月の時は、ライブ演奏会と屋台が
出店します。 校内では各種イベントやセミナー、映画会が開催され、学校関係者のほか、
在日仏人に、神楽坂人も集まり大いに賑わいます。 たこ焼きはありませんが、ガレット
(そば粉クレープ)に英国王室御用達、GH/MUMMのシャンパンもお手頃値段でSanté乾杯!
イベント情報チェックして散策、建物探訪に来てください。 有名シェフの料理ショウ、
文化人セミナー、映画、ワインセミナーなども楽しめる異空間です。
藤本壮介事務所、増改築プロジェクト監修。2020年竣工!
藤本荘介(東大准教授、日本建築大賞)は改修・増築監修を受注しました。来年3月着工
2020年5月竣工予定。
今のうちに日仏著名な建築家作品(20世紀のエスプリ)を感じて下さい。
パリに行くよりお手軽です! つづく
2018.12.3 若
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