さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

山梨県立美術館

2023年11月02日 | 関東甲信越


昨夜もよく飲んだ・・・ (毎回同じだなw)


この日は諏訪に直行せずに、まず山梨県立美術館に行きました。銀杏がきれいな
黄色に色づいてきました。


さくらもいいけれど、銀杏はしばらく楽しめるよねェ。


久しぶりの県立美術館。「テルマエ展」をやっているのです。『テルマエ・ロマエ』、
漫画も映画も見ました。ローマのカラカラ浴場や、英国バースの遺跡にも行ったゾ。
温泉はイイ! できればきれいな女性と行きたいが!


スタートにはナポリの博物館から持ってきた「カラカラ帝」の像。歴代ローマの
皇帝は、人気取り(今でいう選挙対策?)で市民が楽しめる温泉施設をいくつも
作ったのです。たくさんの奴隷を使わなきゃならなかったし、維持費が大変で
すたれてしまったそうですが。


運動場で汗をかいて、サウナに入って、温浴風呂、水風呂と楽しみ、体にオリーブ
オイルを塗ってあかすりでゴシゴシゴシ・・・。画像のかぎ爪みたいので体を
こすったんですよ。


今回の特別展示はほとんど撮影可でした^^


日本の温泉文化エリアに入って行きます。女風呂!\(^o^)/
左のほうで喧嘩してるぞ?!


おうおう、素っ裸でやってるやってる(^益^; こんだけ入り乱れているのに、
見事にオマタがひとつも見えません。ソコに感心 (*´ω`)


温泉の看板。立派だねえ。


明治時代の石鹸。ナゼこれに惹かれたかというと、河口慧海の『チベット旅行記』を
読んでいたら石鹸が出てきたのです。それは明治の時代、僧侶の慧海は仏典を読んで
いて日本にある漢訳を研究していると、訳によっては意味が違っていたり抜けて
いたりと疑問点が次々に出てくる。これは原典のチベット語、サンスクリット語を
読まないといけないと思い、当時完全に鎖国していたチベットに乗り込むのです。

インドからネパールを通過して直行したいところが厳重に国境が封鎖されているので、
中国人のふりをして何年もかけ、はるか西からヒマラヤを横断してついにチベットに
入り込み、ラサのお寺に入って修行をするのです。その旅がトラは出て来るわ、
追いはぎに襲われるわ、水のない所を何日も歩くわ、高度数千メートルのヒマラヤを
ひとりで登り、息もできない暴風雪の中で座禅を組んで耐え忍ぶわ、もう言葉を失う
ような大旅行記なんです。

さて慧海がチベットで修業をしているとき、町の市で日本製の石鹸を発見します。
インド経由で輸入されていたのです。喜んで買ったりすると怪しまれるので、気を
つけてふたつほど購入するというエピソードがあるのですが、もしかするとそれが
コレなんじゃないかなあ~と思って私は感慨にふけったというわけ。


おうおう、銭湯にあったやつだ。私が覚えているのは黄色いやつ。木製のもあったん
だねえ。。。 白いのは病院にでも置いてあるような気がしてしまうよ。


さあて駅に戻りますかー。


駅の北口に新しく移築されたものがあったので見てみました。藤村記念館(旧睦沢学校
校舎)だそうです。


懐かしい木製の机と椅子ですね。


たしかこれ、「アルマイト」っていったよね?調べてみると、「アルミニウム表面に
陽極酸化皮膜を作る方法」だそうです。弁当箱もこれだったよなあ。


おうおう、「コークス」を入れる楕円形のバケツも懐かしい。これまた調べてみると、
(いまはすぐに検索できるので便利だなー)「石炭を高温で蒸し焼きにする乾留工程に
より、硫黄、コールタール、ピッチ、硫酸、アンモニアなどの成分が抜ける。この
工程を経る事で燃焼時の発熱量が元の原料の石炭より高くなり、高温を得ることが
できることから、蒸気機関車や鉄鋼業などを中心に、近現代においても交通機関や
重厚長大産業に重要な燃料となっている」そうです。ググってウィキペディアを

使うと何でも説明が載ってますが、読んでも別に知識は増えないような。。。
「理解→記憶」に至らないからだ! 慧海とえらい違いだな。。。


というわけで、甲府から諏訪に移動!