八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

6打数6安打、3本塁打、2二塁打、2盗塁、10打点で50-50達成!!!!

2024年09月20日 22時11分51秒 | プロ野球・高校野球

何度も書いてきましたが、マンガを超え過ぎです。

 

もう朝からニュースやワイドショー、SNSでもこの話題で持ちきりでしょうから、今更私ごときが何か書くまでもないのですが、自分自身の気持ちを記す日記のつもりで書いておきたいと思います。

 

今朝、出勤前のニュースを見ている時点で、大谷翔平選手は1打席目もう少しでホームランという二塁打、すかさず盗塁を決めて一足先に50盗塁を達成しました。すると続く2打席目もヒットで一三塁となった後に楽々盗塁を決めて51盗塁。3打席目は左中間を破るヒットで三塁を狙うもタッチアウトで二塁打。ここまで3打点と絶好調と思っていたら、何と出勤前に4打席目まで回ってきて、特大の49号ホームランを放ちました。

 

ここで出勤となりましたが、ここまで4打数4安打、1本塁打、2二塁打、2盗塁、5打点と、あっぱれな数字です。さすがにこれ以上は望めないと思いましたし、実を言うと、ここからの1本が大変なのではないかと密かに危ぶんでいたのです。

 

というのも、一時は自身の62本の本塁打記録を更新するのではないかと思われていた、ヤンキースのジャッジ選手ですら、16試合もホームランが出ずに足踏みしましたし、ヤクルトの村上宗隆選手も王さんに並ぶ55本を打ってから、最終戦で56本を放つまで、60打席足踏みするなど、どんな名選手でもスランプやプレッシャーと無縁ではないからです。

 

しかし、そんな心配をいとも簡単に(ではないのでしょうが、そう見えるくらい見事に)飛び越えてしまうのが、大谷翔平選手です。

 

何と、5打席目は左翼に50本目の2ランホームランを放ち、50-51を達成すると、マリーンズが勝負を諦め内野手を登板させた6打席目では、これまた特大の3ランホームランを放ち、51-51で締めくくりました。

 

何と、6打数6安打、3本塁打、2二塁打、2盗塁、10打点という、ドカベンでも出てこないような数字で、史上初の50-50を達成し、大谷翔平選手が熱望してきた初のプレーオフ進出も決めました。これで、松井秀喜選手の116打点という日本人最多打点を更新する120打点として、本塁打と打点の2冠もほぼ手中にしましたし、一時は10本以上離されていたジャッジ選手の53本にも2本差となり、両リーグトップも見えてきました。

 

これまで、DH専任選手のMVP獲得がなく、アメリカメディア、評論家の間でも、どれだけ大谷翔平選手が活躍してもMVPはない、という論調でしたが、この前人未踏の50-50(実際は51-51)をこのド派手な活躍で達成して、一気にMVP濃厚な気配です。対抗馬とされるメッツのリンドーア選手は、守りの要である遊撃手である点が高く評価されているようですが、現時点で打率.271、本塁打31、打点86、盗塁27は、やはり大谷翔平選手と比べると見劣りがします。大谷翔平選手は、2022年本塁打を34本打ち、投げては15勝、防御率2.33ながら、本塁打を62本を放ったジャッジ選手に大差で敗れました。これを考えると、今年の51本塁打51盗塁の大谷選手は、2022年のジャッジ選手も勝るとも劣らないと思いますし、今年のリンドーア選手は、2022年の大谷選手を凌ぐとは思えないからです。

 

「上には上がある」とは、最高だと思ってもさらに上があるということですが、大谷翔平選手には当てはまらないように思います(もちろん、ご本人は絶対にそう思っていないところが一番すごいところですが)。

 

1988年にホセ・カンセコが40-40クラブを創設して、過去5人の名選手がその名を連ねています。

 

1988年 ホセ・カンセコ      42本塁打 40盗塁

1996年 バリー・ボンズ      42本塁打 40盗塁

1998年 アレックス・ロドリゲス  42本塁打 46盗塁

2006年 アルフォンソ・ソリアーノ 46本塁打 41盗塁

2023年 ロナルド・アクーニャJR 41本塁打 73盗塁

 

アクーニャの73盗塁が群を抜いていますが、本塁打・盗塁の両方で見ると、42-42をクリアしたロドリゲスが最高で、大谷翔平選手は、43-43以降、誰も達成したことがない道を歩んでいるのです。

 

レギュラーシーズンでどこまで記録を伸ばすのかも楽しみですが、大谷翔平選手が熱望していた「ヒリヒリするような9月」を迎え、最高のポストシーズンを過ごしてほしいですね。

 

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大谷翔平を信じる!

2024年03月27日 20時06分43秒 | プロ野球・高校野球

大谷翔平選手にはこれまでも随分驚かされてきましたが、電撃的な入籍報告に始まり、煙に巻くようなインタビュー、球団SNSでの奥さんの写真公開と、見事な情報コントロールで日本中を驚かすと同時に、祝福ムードに包まれたのも束の間、ソウルでのパドレスとの開幕戦後に、水原一平氏のドジャース解雇との衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 

解雇の原因となった水原一平氏の巨額の賭博借金問題は、さしもの大谷翔平選手にも想定外の出来事だったに違いありません。また、この問題が明るみになる前に、水原一平氏がスポーツ専門局ESPNのインタビューに対して、「自分の借金を大谷翔平選手が肩代わりしてくれた」と発言し、翌日にそれを撤回したことから、水原一平氏は大谷翔平の身代わりなのではないか等々、様々なあらぬ疑いを招き、大騒動になりました。

 

大谷選手を信じていたものの、何ら情報がないので、私自身も多くのファンと同様モヤモヤしていたのは事実ですが、昨日の早朝、大谷選手の口から完全否定の声明が出されました。話せないこともあるとの言葉もありましたし、質疑応答もありませんでしたが、事の経緯を時系列で事細かに説明しての完全否定でした。

 

私は「そうだよな。大谷選手がこの件に関与していて、いつもと同じように普通に過ごしていられるわけがないし、ましてや大谷選手が嘘をつくはずがない」と納得しましたが、この会見をもってしても、まだいろいろと批判や、意見がやみません。

 

一番代表的なものは、「なぜ、水原一平氏が大谷翔平選手の口座に勝手にアクセスできたのかアクセスできたのか、についての説明がない」というものです。それをもって、いまだに大谷翔平選手を疑う論調もあるようですが、そんなことを調べれば分かることですし、今や捜査機関に委ねている問題なので、わざわざ言うはずがないと思います。「話せないなら話せないと言えばよい」と知ったように言ったコメンテーターもいましたが、大谷選手は会見冒頭で「現在進行中の調査もあるので話せることは限りがある」とはっきり言っています。

 

ロサンゼルス・タイムズは、「オオタニは私生活について何も知られていない。オオタニがいったい誰だか分からない中で、彼が信じられる人がいるだろうか」と疑問を投げかけたそうです。これが、アメリカ国民の一般的な反応なのか、この記者の主観的な考えなのか分かりませんが、私たち日本人から見たら、まったくナンセンスです。私生活が分からないとその人の人となりが分からないなんて私は思いません。大谷翔平選手がこれまでに示してきたパフォーマンスは、彼が野球に全精力を傾けていなければ出来ないものであり、私生活なんて分からなくても、十分に彼を信じるに足ります。逆に、私生活を切り売りするような芸能人の方も多くいますが、そうした方々よりも、何も言わなくても、野球の結果を出し続ける大谷翔平選手の行動の方がはるかに説得力があります(王選手や、イチロー選手、松井選手なども同じですね)。

 

最後に、したり顔で「通訳一人に頼りすぎ」とか、「(金銭管理などで)大人になれ」などという声もありますが、これについてもまったくナンセンスだと思います。弁護士や税理士に任せたとしても、悪さをされるときは悪さをされます。過去に、信頼した人に裏切られた例は枚挙に暇ががありません。また、金銭管理だけが大人ではありません。大谷翔平選手ほど野球のために自分を律して行動できる人はいません。これこそが大人であり、金銭管理で大人にならなければいけないのは、いきなり大金を手にして、遊興や贅沢品に浪費し、引退する時には無一文になってしまうような選手です。大谷選手は誰よりも稼ぎながらも、誰よりも金銭に関心がないことをもって、「大人ではない」というのはまったく的外れです。「7億円も盗まれて気づかないことがあるだろうか」などの意見もありますが、(大谷翔平選手の言っていることが正しい前提で言うと)そもそも大谷選手は被害者であり、余計なお世話な意見です。

 

あまりにも衝撃なニュースであるため、しばらくこうした外野の無責任な意見は続くでしょうが、大谷選手自身はこれまで自分がコントロールできることだけに集中してきたように、自分のパフォーマンスに集中していくでしょう。しかし、心配なのは、裏切られた水原一平氏については、大谷選手自身が信頼していたという自分自身の「判断」だったということです。この自分自身がコントロールできる「判断」が間違っていたことに大きなショックを受けていたことが、会見からも伝わってきました。これについても、とやかく言う人が大勢いるでしょうが、これも私は仕方がないことだと思います。水原一平氏は、賭博をしてお金を使いこんだこと以外は、本当に大谷選手のことを思い、自らの職務を誠実に務めていたのだと思いますし、大谷選手もそれを疑うことは難しかったのだと思います。そういう意味では、水原一平氏は自ら告白したようにギャンブル依存症という病気だったのだと思います。残念なのは、こうした事態になる前に、大谷選手に相談出来なかったことでしょう。大谷選手自身も自らがコントロール出来ることとして、そんなことを思っているかもしれません。そんなことなどで、いろいろとこれからも思い惑うことで、パフォーマンスが低下することがないことを祈るばかりです。

 

そんな中で唯一の救いは、こうした事態になる直前に伴侶を得たことですね。これまでは水原一平氏と二人三脚だったかもしれませんが、これからは奥様と二人三脚でこの状況を乗り越えて欲しいと思います。

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第105回全国高校野球選手権、慶應高校107年ぶりの優勝!にまつわる話。

2023年09月02日 14時49分58秒 | プロ野球・高校野球

今年の甲子園は、慶應高校の107年ぶりの優勝で幕を閉じました。プレーももちろん素晴らしかったのですが、神奈川県予選での横浜高校との決勝戦での「誤審騒ぎ」に始まり、「エンジョイベースボール」、「長髪」、「美白王子」など、プレー以外の話題も多かったのが印象的です。中でももっとも賛否を巻き起こしたのが、「応援」でしょう。

 

もちろん、賛成意見もありますが、どちらかと言えば、「相手への気遣いがない」との批判が大勢のようです。私自身は、この決勝戦を見てはいないのですが、報道で見聞きする限り、相当過熱した応援だったようですし、想像もつきます。

 

散田ドラゴンズのお手伝いをするようになってから、都合が合えば、八王子市民球場(現スリーボンドスタジアム八王子)で西東京大会を観戦するようになりました。強豪校と普通の高校などが対戦する時は、応援の人数、ブラスバンドやチアリーダーの態勢などで大きな差があり、普通の高校が気の毒になり、そちらを判官びいきしたくなります。しかし、だからといって、こうした状況が「相手への気遣いがない」と批判の対象になることはありません。あくまで「程度の差」だからです。

 

しかし、これが早稲田実業(あるいは早稲田学院)だと話が違ってきます。所謂高校野球風の応援ではなく、東京六大学リーグで見られる応援となってくるからです。コンバットマーチが流れ、点が入るたびに「紺碧の空」が響き渡り、普通の高校だと雰囲気に飲まれてしまうのが分かり、気の毒になります。ここには応援の「質の差」があります。しかし、気の毒にはなるものの、予選や甲子園でも普通の試合では、そこまで目くじらを立てられることはありません。

 

それが今回大きな賛否を巻き起こしているのは何故か。それは、慶應高校が107年ぶりの優勝をかけた舞台に立ったことで、「質の差」だけでなく、そこに「程度の差」も加わったからだと思います。慶應はいわずと知れた伝統校ですから、そのOBも数多いわけですが、この「107年ぶり」という状況に、OBたちが過剰な盛り上がりを見せ完全に「程度の差」が出てしまったのだと思います。過去、公立の星・佐賀北ががばい旋風を巻き起こして、強豪広陵と決勝戦を戦った時は、完全に観客を味方につけて、後にプロ入りした好投手野村を擁する広陵を下して優勝したことがありましたが、普通なら甲子園に出るチーム同士で、「程度の差」が出ることはありません。しかし、今回は仙台育英が完全アウェー状態に置かれる「程度の差」があり、そこに通常の高校野球の応援ではない、嵩にかかって畳みかける応援の「質の差」が加わったので、強豪仙台育英と言えども影響されなかったとは言えないと思います。慶應高校出身のTBSの井上アナウンサーが、仙台育英は高いレベルで練習してきており、(応援のせいで負けたと言うのは)失礼だ、という主旨の発言をしていますが、それはこの決勝戦に関しては的外れな気がします(現に春の選抜大会では僅差ではありますが、仙台育英が勝利しているのですから)。

 

もちろん、どんな応援があったとしても、実力がなければ勝つことは出来ないわけで、試合を戦った選手に罪はありませんが、甲子園での高校野球の応援は、相手チームをリスペクトし、節度をもって行うべきだと私も思います。

 

 

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大谷翔平!

2023年07月28日 22時42分29秒 | プロ野球・高校野球

もはや、彼を形容する言葉は見つかりません!今までの報道でも、アメージングとか、アンビリーバブルとか、いろいろな形容をされてきましたが、どんな言葉も無意味に思えます。

 

彼自身ではコントロールできない「トレード話」が喧しい中、黙々と仕事をこなしていましたが、内心穏やかではないこともあったと思います。しかし、そんな中、遂にエンゼルスが動きました。選手を売りに出すのではなく、「買い」に出て、有力投手の補強に出ました。つまり、本気でプレーオフ進出を目指すということです。それによって、大谷翔平投手のトレードはなくなりました。

 

そんな中、昨日の試合が雨で中止になったことにより、今日はタイガースとのダブルヘッダーに臨みました!

 

第一試合では、投手として先発し、被安打1でメジャーでのキャリア初の完投・完封をしてのけました!

 

そして、第一試合終了から45分後に始まった第二試合では、打者として第二打席で37号ツーランを放ち、第三打席では、38号ソロを放ちました。

 

普通、ダブルヘッダーに両方出るのも疲れるのに、第一試合では投手で完投、第二試合でホームラン2本って、マンガ、アニメ、映画でやったとしても、「嘘くさい」と笑われるのがオチの展開です。ダブルヘッダーの第一試合で投手として完封し、第二試合で2本のホームランを放ったのは、メジャーリーグ初の快挙と報じられましたが、当然のことですよね。そもそも、投手と打者の二刀流がいない中、ダブルヘッダーの両方で投げて打つなんてことあり得ませんからね。

 

しかし、さすがの大谷翔平もこれだけ獅子奮迅の活躍をすれば、身体に無理がかかると見え、38号を打った後には、左腰を押さえる動きを見せ、次打席では代打を送られました。球団発表によると、けいれんとのことで、次の試合には問題がないだろうとのことですが、本当にケガだけには注意をしてほしいですね。しかし、そんなことは当の本人が一番分かってケアしているだろうと思うので、心配しながらも、安心する自分もいます。

 

今のペースだと、ホームランは60本前後のペースです。2021年度はオールスターでホームラン競争に出た後に失速し、46本に終わりましたが、今年はその心配はなさそうです。投手としては、今年はスイーパーが狙われたり、指の不調などがありましたが、今日の完璧な9勝目で、昨年同様15勝も見えてきます。そこに、プレーオフ、ワールドシリーズ進出などが加われば、最高のシーズンとなるでしょう。

 

そして、その先は、フリーエージェントの権利を得るわけですが、どうなるのでしょうか。報道では、もっぱらその金額に話題が集中しますが、大谷選手はお金には頓着しないと思います。世間で言われているような契約金は望んでいないのだと思います。勝ちにこだわっているのは、今もよく分かりますが、勝てるチームならどこでも良いかと言えば、そうでもないような気がします。自分が望む形のプレーが出来て、勝利も目指せることが大事なのではないでしょうか。それが、エンゼルスということだって、なくはないような気がします。そのためにも、今年の残りの戦いが非常に重要になりますね。

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第105回高校野球選手権西東京大会!

2023年07月14日 18時23分23秒 | プロ野球・高校野球
2年ぶりに八王子に戻ってきたので、久しぶりに東京都高校野球連盟のホームページを覗いてみると、たまたま休みの本日14日、スリーボンドスタジアム八王子(八王子市民球場)はなかなかの好カードとなっていました。
 
第一試合 シード校 日大三高 対 国士館
第二試合 シード校 八王子  対 日大鶴ケ丘
 
甲子園出場経験がある高校が4校も登場するのは、準々決勝以降の神宮球場でもなければ、滅多に起こることではありません。こんな絶好の機会は滅多にないので、観戦に行くことにしました。
 
 
第一試合 日大三高 対 国士館
 
名物監督だった小倉前監督が今シーズン前に勇退した日大三高ですが、初回から2点を先制し、今年も盤石の体制のようです。小倉前監督もバックネット裏で観戦していましたが、まったく動じる様子もなく、余裕で試合を見守っていました。  
 
 
 
 
まさか、こんな絶好のカードがあるとは思いもせず、11時30分に大腸内視鏡検査の結果を聞く予約を入れてしまっていたので、仕方なく11時過ぎにスタジアムを後にしますが、4回表を終えて、11対2と日大三高が大量リードをする展開でした。理由は知りませんが、入場口がバックスクリーン裏になっていたので、遠回りして出入口に向かいました。

 
病院に着いて、試合経過を見ると、5回コールドで日大三高が16対2で大勝していました。毎年思うことですが、日大三高の選手たちのユニフォームのパンパンさ具合は半端ないです。今日の他の3チームも強豪校ですが、圧倒的な体格差があります。元々のポテンシャルに加え、鍛錬の賜物なのでしょうね。見事です。
 
 
第二試合 日大鶴ケ丘 対 八王子
 
検査結果を聞くだけなので、昼飯を食べて戻れると思ったのですが、11時30分の予約で30分以上も待たされたので、昼飯抜きでスタジアムに戻りました。
 
第二試合に八王子が出るのは知っていたのですが、対戦相手は山が二つあったので、きちんと見ていなかったのですが、何と強豪日大鶴ケ丘がノーシードでこの山に入っていて、2試合連続コールド勝ちで勝ち上がり、この日が既に3試合目となります。対する八王子は、今日が初戦です。これがどう出るかですね。

 
強豪同士とあって、両チームとも、エースナンバーの投手が先発する展開です。しかし、両投手とも剛腕という感じではなく、三振はほとんどなく、打って捕らせるタイプでした。それでも、立ち上がりはお互いに不安定なところがあり、3回までは一進一退の攻防で、2対2の競り合いでした。
 
4回、5回と中盤は試合が落ち着きましたが、6回に日大鶴ケ丘が追加点を入れ、勝ち越すと、その後何度か迎えたピンチを堅守でしのいだ日大鶴ケ丘が八王子を破りました。スタンドのチームカラーのピンク色も大盛り上がりでした。
 
 
日大鶴ケ丘は今日で既に3試合目ですが、甲子園に行くにはあと5回の勝利が必要です。ノーシードで、しかも3試合しかない1回戦に入ってしまうと何とも大変です。順当に行けば、このあと国学院久我山や早稲田実業などとの対戦がありそうです。



先日、八王子が今年全国最高気温の30.1℃を記録しましたが、それに比べれば全然ましでしたが、14時頃からは晴れ間が出て、やはり暑かったです。数日前からジージーと鳴く油蝉は鳴き始めましたが、今日は球場近くでミンミンゼミも鳴いていました。まだまだ暑い夏は続きますね。
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大谷翔平は聖人君子か?

2023年06月19日 17時27分15秒 | プロ野球・高校野球

得意の6月に入り、大谷翔平選手の躍進が止まりません。今日も逆転の24号ツーランを放ち、勝利に貢献しました。これで6月だけで9本目、直近10試合では8本という驚異的な活躍です。これで負傷者リストに入り休んでいるライバルのジャッジ選手に5本差を付けました。ピッチングでは、甘く入ったスイーパーを痛打されることが続き、1ケ月勝ち星から遠ざかっていましたが、先日、自分自身の本塁打で援護し、6勝目をあげました。

 

打率  .2996  8位

本塁打 24本  1位

打点  58   1位

OPS  1.015  1位

 

防御率  3.29   14位

勝利数   6   11位

奪三振率 11.52   2位

被打率  .178   1位

 

大谷翔平選手のことを「マンガ超え」と書いたのは、日本ハム時代の7年前のことですが(「もはやマンガ超えです!」)、それからアメリカの優勝争いを「ワールド・シリーズ」と呼ぶ本場メジャーリーグに渡り、日本時代以上の活躍です。もはや開いた口がふさがりません。

 

そんな大谷選手は、WBC優勝後のインタビューで、韓国、台湾、中国にも言及し、アジアのライバルとしてどちらかと言えば、日本を敵視する傾向のあった韓国でも大人気のようです。その韓国自身は、WBCでは予選敗退、メジャーや国内リーグの有力選手も低迷し、追い打ちをかけるように、WBC中の選手のクラブ通いが発覚し、韓国内で物議を醸しているそうです。それについてのネット記事の中で、大谷翔平選手が韓国選手との比較の対象とされているとして、大谷選手を評して「ストイックな生活」とか、「スポーツ選手の中でもっとも禁欲的な生活を送っている」と書いてありました。しかし、私としては、この「ストイック」とか、「禁欲的」という言葉に非常に違和感を覚えます。

 

「ストイック」とか、「禁欲的」というと、本当は酒を飲んだり、夜遊びをしたいけれども、それを我慢して、野球に打ち込むという、聖人君子的な姿を想像しますが、大谷翔平選手の姿は程遠いものだと思います。グランドでプレーする姿、ベンチやグランドで他の選手と笑う姿は、本当に自然で楽しそうな姿です。つまり、彼は、チームメイトとグランドで野球をプレーし、喜んだり、悔しがったりすることが一番楽しいことであり、そのために必要なトレーニングや、食事、睡眠に時間を割いているだけで、何も我慢などしていないと思うのです。よく「努力できる才能」といったりしますが、大谷翔平選手はそれ以上の「努力せずに、好きなことにごく自然に打ち込める才能」という、稀有な才能に恵まれた選手だと思います。

 

今後もまだまだ目が離せません。

 

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WBC完全優勝!

2023年03月24日 18時24分16秒 | プロ野球・高校野球

日本の3度目の優勝で幕を閉じたWBCですが、まだマスコミではその余韻に浸っていますね。私は仕事でリアルタイムでは見られませんでしたが、ニュースなどでは何度も何度もそのすごさを目の当たりにしました。

 

まず、3/21のメキシコとの準決勝ですが、日本の若手の2枚看板である佐々木朗希と山本由伸を投入しながら、メキシコにリードを許す苦しい展開でしたが、7回には吉田正尚が左手一本でライトポール際まで運ぶ3ランで追いつき、再度2点のリードを許した後、山川の犠飛で1点差に迫り、運命の最終回を迎えました。

 

まず先頭の大谷翔平が初球を右中間にかっ飛ばすと、一塁手前でヘルメットを脱ぎ捨て、二塁に激走すると、二塁ベース上で魂の雄たけびでベンチを鼓舞しました。続く、4番吉田正尚は四球を選び、「お前が決めろ」とばかりに、次打者村上宗隆を指さしました。前試合で復調したかに思われた村上選手ですが、この日は4打数ノーヒット3三振とまったくいいところなしでした。しかし、チーム全員が信じていたように、日本国民の誰もが「村上打ってくれ~」と祈っていたと思います。ファウル、見逃しのあと、皆さんご承知の通り、センターフェンス直撃の当たりを放ち、大谷翔平に続き、吉田の代走周東が大谷に迫る勢いでホーム上をスライディングで生還し、劇的なサヨナラ勝ちでした。本当にすごい試合でした。

 

翌3/22が、続くアメリカとの決勝戦です。前日の劇的勝利から日本に勢いありかと思われましたが、日ごとに調子をあげてきたアメリカもスーパースター軍団で、手ごわかく重苦しい展開でした。今大会好調の今永が、2回ターナーに1発を浴びましたが、その裏、村上が右翼2階席に特大ソロで同点とすると、その後も満塁からヌートバーの内野ゴロの間に追加点をあげ逆転、4回には岡本和真のソロで3対1とリード。しかし、相手のアメリカは、投手は一線級はいないものの、打線は超強力打線です。これに対し、日本は今永に続き、戸郷、高橋宏斗、伊藤広海、大勢と日本自慢の投手陣を惜しげもなく投入し、終盤8回にはダルビッシュを投入。1発を浴びて1点差に迫られますが、こうなれば誰もが思ったように、大谷翔平が最終回のマウンドに上りました。先頭打者を四球で出すも、次打者ベッツをきれいな4ゴロ併殺に取り二死とし、エンゼルスでのチームメイトであるマイク・トラウトを迎えました本当にマンガのような展開でした!いや、マンガを越えています。力んで大きく外れたストレートもあり、3ボール2ストライクのフルカウントから、最後は大きく外角に曲がるスイーパーと呼ばれるスライダーで三振に打ち取り、ゲームセットとなりました。大谷翔平投手は、グラブに続き、帽子も投げ捨て、またまた雄たけびをあげました。

 

MVPには、大谷翔平選手が選ばれましたが、当然の結果だと思います。投打にわたる成績もそうですが、ここまでチームを鼓舞して本当に素晴らしいチームワークを作り出したこと、相手チームをリスペクトし、野球の素晴らしさを世界に強烈にアピールしたことなど、成績プラスアルファで大谷翔平選手に勝る選手は考えられません。それもこれも成績や報酬ではなく、世界一の野球選手になりたいという思いと、世界最高の舞台で勝ちたいという思いが、大谷選手の原点だからでしょうね。所属チームのエンゼルスで大活躍をしながらもチームは低迷し、「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」という願いがなかなか叶わないなか、メジャーリーガーが多く参加するようになったWBCは、まさにヒリヒリするような夢の舞台だったのでしょう。本当に素晴らしい野球選手であり、野球小僧だと思います。また、あれだけのスーパースターのあのような姿勢に触れた他の日本選手もまた多くのことを感じたのではないかと思います。

 

ラグビー、サッカーに続き、野球も世界を驚かせました!多くの競技が切磋琢磨し、多くのファンの心をつかみ、競技人口を増やしてほしいですね。

 

 

 

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WBC準決勝を前に!

2023年03月19日 16時15分33秒 | プロ野球・高校野球

WBCがものすごい盛り上がりを見せていますね!

 

不振の福留の代打ホームランで優勝した2006年の第1回大会(このブログ始めてませんでした)、やはり大不調のチームの支柱イチローの決勝打で優勝した2009年の第2回大会(「WBC連覇!」)も盛り上がりましたが、MLBの一昨年のMVPである正真正銘のスーパースター大谷翔平、大会前に異例の長期契約を結んだ36歳ダルビッシュ、日本球界の大エース山本由伸、160kmの完全男佐々木朗希、三冠王村上宗隆、レッドソックス入りした吉田正尚など錚々たるメンバーを集めた今大会は注目度が違います。

 

そして、その戦いぶりも極めて安定してます。打線も好調ですが、やはり日本の投手力の高さがものを言っています。上記の4投手以外にも、戸郷、今永、宮城、高橋奎二などが第2先発として安定した力を発揮し、伊藤広海、大勢、宇田川、湯浅、高橋宏斗、松井なども皆安定していました。

 

打線も、献身的な守備や走塁も光るペッパーミルパフォーマンスのヌートバー、近藤健介、大谷翔平、吉田正尚の上位打線の出塁率が極めて高く、一次リーグで不振だった岡本、村上にも当たりが戻ってきて、下位でも山田or牧、源田or中野、中村などもしぶとい打撃を見せて貢献しています。

 

辛口野球評論家の広岡達朗氏などは、「大谷、ダルビッシュなどもまだ本調子ではない」などと言っていますが、それは他の国も同様で、その中では極めてバランスが良い状態にあるのが日本チームであるのは間違いないと思います。

 

この後、舞台をアメリカに移し、21日の準決勝で日本はメキシコと対戦し、そこで勝利すると、22日の決勝では、キューバとアメリカの勝者と戦うことになります。試合時間が8時からとなり、仕事の日でもなんとか途中から観戦できたこれまでと違い、試合を観ることが出来ませんが、日本チームを応援したいと思います。

 

国際競技連盟が主催するサッカーやラグビーのワールドカップ(W杯)と違い、ワールドベースボールクラッシック(WBC)は、アメリカのメジャーリーグ(MLB)と選手会が主催をする特殊な大会で、今回も急遽準決勝の日程が変更になるなど、不可解なことがあります。しかし、大会がこれだけの盛り上がりを見せ、大いに大会を盛り上げた新興国チェコなど、野球の普及拡大を考えると、今後の大会運営は、他のスポーツと同じようなものにしてほしいですね。

 

1次リーグ

初戦  日本  8 - 1 中国  大谷翔平の安定感あるピッチングと2点タイムリーが効きました!

2戦目 日本 13 - 4 韓国  ダルビッシュが打たれるも、ヌートバー・近藤・吉田で逆転!完勝!

3戦目 日本 10 - 2 チェコ 序盤軟投派投手に苦しめられるも、自力の差で逆転勝ち!佐々木も圧巻!

4戦目 豪州  1 - 7 日本  大谷140m弾と山本由で完勝!

 

準々決勝

    日本  9 ー 3 イタリア 大谷気迫の投球とセーフティバント。岡本5打点、村上も復調! 

 

今大会の日本ラウンドについては、熱心な日本のファンも世界から大きな称賛を集めています。それを裏づけるように、今大会のテレビ中継についても、大変な視聴率を叩き出しています。価値観が多様化し、一つのコンテンツに人気が集中することなく、媒体も多様化する中、中国戦41.9%、韓国戦44.4%、チェコ戦43.1%、オーストラリア戦43.2%、イタリア戦にいたっては、何と48.0%です。この人気が野球人気の復活につながるといいですね!

 

 

 

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2022年シーズンの大谷翔平選手!

2022年10月08日 13時39分50秒 | プロ野球・高校野球

メジャーリーグのレギュラーシーズンが終了し、アメリカンリーグのMVP論争が過熱しています。大谷翔平選手のライバルであるヤンキースのアーロン・ジャッジ選手は、同じくヤンキースのロジャー・マリスのリーグ記録を61年ぶりに更新する62本の本塁打を放ち、131の打点との2冠を獲得しました(余談ですが、そのマリス選手の本塁打記録は、試合数がベーブ・ルースの時代よりも多かったことから、長く正式記録として認められなかったそうです)。打率は惜しくも逃しましたが、非常にハイレベルな打撃成績で3冠王に迫り、チームを優勝に導いたことが評価されています。また、ホームラン至上主義のアメリカのことですから、恐らく今年はジャッジ選手がMVPになると思われます。そして、MVPにふさわしい成績であることも事実です。

 

しかし、です。そもそも大谷翔平選手とその他の選手を同じ土俵で比べることが出来るのでしょうか?今年も大谷選手は、数々の記録を達成しましたが、中でも本人が一番こだわっていたと思われ、誰にも真似出来ないのが、規定打席と規定投球回の達成でしょう。つまり、野手としても、投手としても、片手間ではない形で二刀流を一年間続けたという証です。これこそが大谷選手が目指す二刀流の完成形でしょう。特に、分業が進み、球数にうるさいメジャーリーグでは、そもそも規定投球回数に到達する投手が40人前後しかいないのです。チーム数が30ですから、チームで1人か2人しか達成できないことをやった上で、毎日打席に立ち続け、打者としてハイレベルな成績をあげているのです。野手でも、定期的に休養をとるのが一般的なメジャーリーグではそれだけでも考えられないのに、毎週マウンドにも立っているのです。本当に平気な顔をしてやっているので、当たり前のように思ってしまいますが、本当に常識外で、マンガの世界です。

 

しかし、大谷選手はこれを成し遂げるために、体調管理とトレーニングには細心の注意を払っているのでしょうし、何よりもそれが苦ではなく、野球が好きでたまらないからなのでしょう。年齢的にも、これから数年がキャリアの充実期にあると自覚しているため、これからの5年くらいは本当に楽しみですね。その先、二刀流を続けられるかは分かりませんが、その時はその時で、大谷選手はベストな選択をするのでしょう。楽しみに見守りたいと思います。

 

2022年成績

 

勝敗 15勝9敗

防御率 2.33

奪三振 219

奪三振率 11.87

投球回数 166回

WHIP(投球回あたりの与四球・被安打合計) 1.01 

 

打率 .273

本塁打 34

三塁打 6

二塁打 30

安打 160

四球 72

打点 95

盗塁 11

OPS(出塁率+長打率) .875

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104年ぶりの快挙! 大谷翔平、2桁ホームラン&2桁勝利!

2022年08月12日 16時38分51秒 | プロ野球・高校野球

大谷翔平選手が遂にベーブ・ルース以来の2桁ホームラン&2桁勝利を達成しました。3連敗で足踏みだったので、時間の問題ともいえ、そういう意味では驚きはないのですが、やはり成し遂げたことのすごさには驚きを禁じえません。しかし、私たちはこのことのすごさに少し慣れ過ぎてしまっているような気もします。

 

また、大谷選手自身のコメントが驚きです。曰く、「二つやっている人(二刀流)が少なかっただけで、普通の数字かもしれない」。恐らく彼自身は、現時点でのホームラン25本、勝利数10は、いずれもトップではなく、それはすごいことではない、自分はどちらでもトップを目指しているのだ、と言いたいのではないかと思います。確かにトップではありませんし、どちらも単独で見てもすごい数字ですし、それを二つやりながら、ほとんど休まずそれをやっていることがどれだけすごいことは分からないにもかかわらず、彼は本当にそう思っているのでしょう。

 

1918年のベーブ・ルースは、ホームラン11本、勝利数13だったそうです。いろいろ条件は違いますが、数字だけを見ても、既にベーブ・ルースを越えています。大谷翔平の出現で、二刀流を目指す選手が出てきているようですが、大谷選手を超える選手が104年後に出てくるでしょうか。しかし、そうした夢を抱かせる大谷選手は本当にすごい選手ですね。チームが低迷しているのが本当に残念ですが、今シーズンは、15勝、40本を目指してほしいですね。

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令和の怪物!佐々木朗希、記録づくめの完全試合!

2022年04月12日 17時45分51秒 | プロ野球・高校野球

ロッテの佐々木朗希投手が28年ぶりに完全試合を達成しました!20歳5か月の最年少達成。13連続奪三振の日本新記録達成。19奪三振の日本タイ記録。と、さまざまな記録づくめでの達成です。

 

既に、ニュースや新聞などで大々的に報道され、そのニュースはアメリカにも届いているので、今更私が言うようなことでもないのですが、佐々木投手については、前にも一度触れているので、それに関連して一言書いておきたいと思います(「登板回避、賛否両論!」)。

 

これも佐々木投手の軌跡を報じる中で、伝えられていますが、高校3年生の夏の地方大会決勝での登板回避です。賛否両論の議論がありましたが、私はこの判断に賛成でした。例え登板して、結果として、問題がなかったとしても、それはあくまで結果論だからです。

 

そして、ロッテに入団後も、1年目は実戦登板をせずにプロで戦える体づくりをして、2年目の昨年もフル回転ではなく、登板間隔を空けて大事に起用されてきました。そして、3年目の今年の序盤戦でこの快挙です。

 

結果を求めがちな高校野球、当然結果が大事なプロ野球で、大事に育成してきたことの成果でしょう。結果を求めるあまりに、佐々木朗希投手が故障していたら、この快挙を見られなかったのです。大谷翔平選手の日本ハムでの育成もそうですが、球界の宝となるような選手は大事に育ててほしいです。

 

そして、それはすべての野球選手について言えることではないかと思います。例えプロにならなくても、ケガをしてその後野球が出来なくなるとしたら、そのつらさはプロ選手と変わるものではないと思います。前にも書きましたが、日本における「甲子園」の魅力が大きすぎて、これまでも数え切れない選手が故障などをしてきたと思いますが、何とか甲子園の魅力と選手を守ることを両立させられるといいですね。

 

 

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ヤクルト日本一! 日本大学再生への第一歩か?

2021年11月29日 17時24分20秒 | プロ野球・高校野球

最近の話題二つです。

 

ヤクルト優勝!

まずは、ヤクルトの日本一です。一昨日は、私もテレビ観戦していましたが、そもそも選手の吐く息が白く、なんて時期に野球をやっているんだと思いましたが、試合自体も今シリーズを象徴するような接戦となり、延長12回で終了時間が午後11時5分ということで、本当にご苦労様ですという感じでした。しかし、寒い中での熱戦でした。

 

第2戦を除く全試合1点差という稀に見る接戦の内容は既にご承知の通りだと思いますので、違う観点からの感想を。一昔前だったら、ヤクルト対オリックス戦というカードは、地味なシリーズとして注目されなかったと思いますが、今回は、報道をはじめとして結構注目を集めていたような気がします(個人の感想です)。

 

理由としては、両チームとも前年最下位からの下克上という応援したくなるような話題や、ヤクルトの山田、村上、奥川、オリックスの山本、吉田、杉本といった注目のスター選手がいたことなどもあるでしょう。しかし、その底流にあるのは、NPBも少しずつ地域密着型に近づきつつあるからだと思います。

 

オリックスの前身である阪急ブレーブスは、山田久志、福本豊、加藤秀司など個性豊かな一流選手を擁し、阪神甲子園球場と同じ西宮市に本拠地を構えていましたが、まったく人気がありませんでした。野村克也らを擁した南海ホークスも、西宮の阪神と違い、大阪の難波を本拠地としていましたが、やはり人気はありませんでした。長いことNPBこと日本のプロ野球は、セントラルリーグ中心、中でも巨人、阪神を中心に回ってきたからです。

 

しかし、巨人の9連覇時代を経て、阪神は優勝から遠ざかることが多くなり、人気先行の球団になりました。常勝を宿命づけられた巨人は、なりふり構わぬ補強などで戦力を整え、成績も残してきましたが、直近ではリーグ優勝はするものの、日本シリーズではソフトバンクにこてんぱんにやられるという有様で、今シーズンはペナントレースでも精彩を欠きました。

 

サッカーのJリーグは、元々地域密着のクラブ運営を理念としてスタートしましたが、長らく企業の宣伝部門と位置付けられてきたNPBは、今もそういう理念はあまりないと思います。逆に、新たにNPBに参入した企業の戦略として、オリックスは神戸に、ソフトバンクは福岡に、楽天は仙台にと本拠地を移し、既存チームでも日本ハムが北海道に本拠地を移したことで、図らずも地域密着の素地が整ってきたことが大きいと思います。

 

そこにもってきて、巨人の国民球団としての人気の源泉だったテレビ中継の減少が巨人偏重からの脱却に拍車をかけました。巨人の親会社である読売新聞が筆頭株主である日本テレビにとって、かつては巨人中継がドル箱でしたが、人気の低下やサッカーはじめスポーツの多様化は視聴率の低下につながり、利益の源泉であるスポンサーの意向を無視できないテレビ局としても中継を減らさざるを得なくなったというわけです。そもそも、テレビというメディア自体も、地上波だけでなく、衛星放送などチャネルが増え、競争が激しくなったところへもってきて、それどころか若者はYouTubeやSNS などでテレビすら見なくなってきており、昔のように巨人に頼るどころではなくなっているのです。

 

賛否はあるのでしょうが、日本ハムは宇宙人新庄氏を監督に迎え、既に話題で持ち切りです。シーズンに入れば、成績が伴わなければ批判されるのでしょうが、話題性は十分で、ますます人気は高まるでしょう。伝統球団が多く、改革が遅れ気味のセントラル球団も、いずれ大胆な改革に乗り出さなければならなくなるでしょう。そうすると、ますますプロ野球も面白くなるでしょう。大谷翔平選手にも頑張ってほしいですが、日本の野球にも頑張ってほしいですね!

 

日本大学、再生への第一歩か?

日本大学と言えば、言わずとしれた学生数日本一のマンモス大学です。日本大学と名乗るだけのことはあります。しかし、中身が日本一かと言えば、必ずしもそうではないと誰もが思っていると思います(関係者の皆さん、すみません)。

 

理由は、ただ一つ。ガバナンスがまったくなってないということに尽きます。学生さんや、学校経営に直接タッチできない職員の皆さんのせいではまったくありません。

 

数年前の日本大学アメフト部の悪質タックル問題では、日本大学の問題点が広く知られることになりましたが、日本大学は変わりませんでした。というか、変われなかったのです。そして、今年になって、悪質タックル問題でも問題になり一度は辞職した理事が早々に復帰した挙句、日大事業部を利用して不正に資金を流失させた背任容疑で逮捕されました。巷間で言われれているのは、日大の最高権力者である田中英寿理事長の虎の威を借り、好き放題のことをしていたとのことです。

 

そして、今日、その田中英寿理事長が脱税の疑いで逮捕されました。上記の件に直接関与していることの証明が難しいとのことで、背任ではなく、脱税での逮捕となったようですが、大きな前進です。事実関係は、今後の捜査の中で明らかになるでしょうから、あまり先走ったことは言いませんが、一つ言えるのは、この理事長のような立場に長くいるガバナンスの体制は絶対に良くないということです。

 

これまでに問題を起こした権力者のすべて悪いとは私は思いません(中には最初から悪い人もいるでしょうが)。しかし、長く権力の座にいると、必ず権力は腐敗します。自分はそうならないと思っている人も間違いなく、そうなります。そうならないためにどうするかと言えば、自らを縛り、律する仕組みを作ることが必要です。はっきり言えば、自分以外の人間が民主的な手続きで、自分を退場させられるような仕組みを持たなければならないということです。株式会社は、株主や取締役がその権利を持っていますし、日大も理事会でそうした仕組みを持っていたと思います。しかし、会社でも理事会でも、実際に機能しない仕組みは、仕組みとなっていないのです。それを自ら作るか、作らずとも、自ら身を退けるのが、本当に徳のある人だと思います。私は権力は持っていませんが、そういう人になりたいと思います。

 

 

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大谷翔平、満票MVP!

2021年11月19日 21時28分38秒 | プロ野球・高校野球

大谷翔平選手が、アメリカン・リーグのMVPに選出されました!全米野球記者協会の記者30人の投票で、ア・リーグでは14年ぶりとなる満票での選出です。「MVP間違いなし!」、「満票も」などと言われていましたが、いろいろあるアメリカのことですから、どうなることかと思っていましたが、さすがにこの漫画をも超越するスーパーヒーローを認めないわけにはいかなくなったということでしょう。

 

打率.257 本塁打46本 打点100 四球96 盗塁26

投球回数130回1/3 9勝2敗 防御率3.18

 

これらの数字は、打者、投手それぞれで見ても素晴らしいものですが、この二つを同時に成し遂げた正真正銘の二刀流がどれだけすごいことか!はじめは日本でも半信半疑でしたし、メジャーに渡ってからも、なかなか本当には認められませんでしたが、遂に、自らの手で認めさせたのです。

 

しかし、大谷翔平選手の真のすごさは、上記の数字でも、MVPを獲ったことでもなく、現在はまだまだ途中経過にすぎないと思っているところでしょうね!本当に根拠のある話か分かりませんが、雪山の遭難では山小屋を目前にしてなくなるケースが多いと聞いたことがあります。「山小屋というGOALを目前にしてなぜ?」と思いますが、山小屋がGOALとなってしまっていて、そのあとの目標(GOAL)を設定していなかったゆえに、山小屋を目にして力尽きてしまうのだと言います。その点、大谷選手のGOALは、上記の数字でも、MVPでもありませんので、現時点で力尽きることは当然ありませんが、それどころか、彼の目標は「世界一の選手になる」という何をもって達成か証明できない果てしないものなので、野球を辞めるまで、モチベーション高く自分の道を進み続けるのでしょう。

 

私が尊敬する野球選手である、王貞治さん、松井秀喜さん、イチローさんなどに通じるものがありますが、大谷選手のすごさは、こうした伝説の選手のまた上を行こうとしているところです。

 

本当にまだまだ漫画越えの伝説を見続けていたいですね!

 

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大谷翔平選手のすごさについて改めて考える。

2021年08月20日 22時04分36秒 | プロ野球・高校野球

大谷翔平選手が両リーグ最速の40号を打ち、自己最長の8回まで投げ自己最多の8勝目を挙げました。大谷翔平選手のすごさについては、これまでにも何度も書いていますし(「SHOTIME!大谷翔平”完全未遂”」など)、今年も毎日のように報道され、今更とも思いますが、改めて考えてみたいと思います。

 

直接関係ない話ですが、今何かを書こうとすると、どうしてもコロナ禍の話になってしまいます。そんなこともあり、本当だったら、もっと大谷選手のことを書いていたと思うのですが、なかなか書く機会がありませんでした。

 

新型コロナウイルス発生は誰の責任でもありません(誰かが意図的に作ったものでなければ)。しかし、発生してからの言動については、然るべき立場の人には然るべき責任があると思います。菅首相や、小池知事の発言は、言い訳や自己保身ばかりですし、やっていることは、場当たり的だったり、後手後手、アリバイ作りのようなことばかりです。今までで一番の感染爆発の第5波ですら、欧米各国に比べれば感染者がはるかに少ないのに医療体制がひっ迫するのはなぜか?、最初の段階では仕方がないとしても1年半経ってもお願いだけなのは何故?、オリンピックが感染拡大の直接の原因でないとしても、楽観バイアスを引き起こしたのではないか?、オリンピックがやりたかったら、もっと違う言動が必要だったのではないか?、この危機的な状況で今更酸素ステーションですか?、代々木のパブリックビューイング会場の有効活用はどうなったのですか?、50代の私がまだワクチン終わっていないのに27日から若者に予約なしで接種って本当にできるのですか?、などなど、国民、都民には疑問だらけです。

 

最初に書いたように、コロナ発生には誰も責任はありませんが、2020年1月に社会問題となってから1年半以上経つのに、「もっとやるべきことがあったのではないか」、「コロナ自体はなくせなくても、出来ることがあったのではないか」というのが、国民、都民の正直な声ではないかと思います。少なくとも私はそう思います。

 

この「やるべきことをやる」、「自分がコントロール出来ることに集中する」というのは、私が尊敬する松井秀喜さんの信条です(「自分でコントロール出来ることに集中する!」)。大谷翔平選手のすごさというのも、まさにこの自分が必要だと思う「やるべきことをやり」、外部の雑音がどれだけ大きくても「自分がコントロール出来ることに集中する」ことが出来ることでしょう。

 

高校卒業時にメジャー挑戦を表明した時から、それはそれは多くの外野の雑音があったと思います。曰く「二刀流など無理だ」、二刀流が出来ることを証明してからも、曰く「投手に専念した方が良い」、メジャーにわたってからも現地メディアからも、曰く「二刀流どころか、メジャーではどちらも通用しない」、今年ホームラン量産するようになってからは、曰く「打者に専念した方が良い」、少しスランプ気味なら、曰く「休んだ方が良い」、アメリカ以外の出身者がメジャーリーグの顔になっていることに対しては「英語を話した方が良い」などなど、数えきれない言動がありました。

 

しかし、大谷翔平選手はそんな雑音どこ吹く風という涼しい顔でプレーをしています。野球が好きでたまらないという野球少年そのままです。誰かに期待されるからでも、義務でもなく、彼にとっては、投げて、打って、走ることが好きだからやっているだけなのでしょう。お金にはほとんど頓着していないようですし、プライベートで変な話どころか野球以外のことがまったく伝わってこないように、ただ好きなだけでなく、本当に野球のことしか頭になく、野球がうまくなるためだけに没頭しているのでしょう。しかし、それをあの次元で実現しているのが本当にすごいことです。野球の本場アメリカのメディアも大谷選手を形容する言葉を失っていますし、巨額の金が動き、データ分析全盛のメジャーリーグにあって、「ベースボールの本質」は何かと改めて考えさせられているようです。日本の野球少年が、本場のベースボールにその本質を思いださせるなんて、痛快すぎますね。しかも、本人の言葉によれば、これでまもまだリハビリの途中ということで、前にも書きましたが、本当にマンガ超えで、どこまでも想像の上を行く大谷翔平選手です。

 

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田中将大投手、楽天復帰!

2021年01月31日 21時44分55秒 | プロ野球・高校野球

7年前の今時分、田中将大投手のヤンキースとの契約が報じられましたが(「160億円。」)、昨日その田中投手の楽天復帰が決まりました。7年前は、7年160億円という巨額契約でしたが、今回はその時とはまったく逆の状況で、日本復帰が決まったということのようです。

 

以前にも書きましたが、最近のメジャーリーグは、データ重視の傾向が強まり、個々の選手の成績や個性よりも、いかに効率的に勝てるかを追求するようになりました。同じ実力だったら年俸の少ない選手を獲得するのは当然ですが、実力ははるかに勝っていても、年俸が高すぎる選手が敬遠されるようになり、いかに年俸(コスト)が低くて結果(パフォーマンス)が出せる選手を揃えるかを追求するようになってきています。そこにこのコロナ禍です。日本以上に状況が深刻なアメリカでは、試合数もはるかに少なく球団経営を直撃しています。今回FAとなった田中投手には、ヤンキースとの正式な交渉すらなく、キャッシュマンGMはこのオフの補強で「1人の値段で2人の補強ができた」とすら語っています。これではスポーツというより完全なビジネスです。

 

翻って、日本球界がどうかと言えば、球団経営は赤字であるにもかかわらず、親会社がその赤字を補填するというビジネスとしては完全に破綻していることや、収入に見合っていない、自分たちの過分な年俸を当然と思っている選手たちにいかがなものかと思う点は多々ありますが、それでも、まだ野球がスポーツとして感動を与え、ドラマが期待できる要素があると思います。田中投手自身、まさに7年前にそれを体現しています。近代野球では前代未聞の24勝0敗でレギュラーシーズンを終え、日本シリーズでは6戦目でまさかの敗戦を喫した翌日の最終戦の最後を締めて、日本一という大団円を達成しました。

 

震災直後の東北、日本に勇気を与える活躍でした。そして、今年は、あの震災から10年です。あの時のことは、このブログでも書いていますが、誰もが一生涯忘れることが出来ない衝撃的な災害でした。その10年の節目の年に、また田中投手が日本に帰ってきて、どんな活躍を見せてくれるのか、楽天ファンのみならず、誰しもワクワクしてしまいます。1年後、2年後に、またメジャーに戻ってしまうかもしれませんが、それでも少しでもマー君の勇姿を見ていたいというのがファンの思いでしょう。また、ひとつ日本球界に新たな風を吹き込んでほしいと思います。

 

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