全日本大学女子駅伝
散ドラの練習が終わって、シャワーを浴びて昼食を摂り、テレビをつけると、全日本大学女子駅伝をやっていました。震災で被災した杜の都仙台が開催地ということもあり、いろんな思いがこもった大会で、いろんなドラマがありました。
見始めたのは、立命館・佛教大の優勝候補2校が4区に襷をつないだ直後でした。続く3位は、創部2年目で1・2年生だけの大東文化大です。初出場で、しかも1・2年生だけでこの位置にいるので、大快挙ですが、何と3区の選手は中継所まで残り400mくらいになりながら、大きく蛇行し、監督が自動車から飛び出し、水を渡し、伴走する事態になっていました。今日の仙台は最高気温が27℃を越えたことに加え、緊張や気負いなどが影響したのでしょう。監督の「走れるか、歩いてもいいぞ」の声にうなずいていましたが、一瞬画面が切り替わって、次の瞬間には、監督の腕の中に倒れ込んで、リタイアとなってしまいました。駅伝で襷をつなげないといのは本当につらいことです。
そして、最終6区で立命館が順調にトップで襷をつないでから、9分くらいたった頃、残る10チームほどが繰り上げスタートの準備を指示されました。トップから10分遅れると、繰り上げスタートとなるからです。しかし、残り30秒くらいになったところで、何チームかの選手が見えました。その中の先頭の中京大は、何とか間に合い、繰り上げの襷を投げ捨て、わずか数秒前に襷をつないでスタートしました。
そして、もう1チームが中継所に迫り、何とか間に合うタイミングと思いましたが、テレビ画面の残り時間が3秒の時に、繰り上げスタートとなりました。物の例えではなく、本当にあと一歩か二歩の差で襷をつなげなかった、東北学連選抜の選手は、その場に倒れ込んで、泣き崩れていました。気持ちはよく分かります。こっちまで泣きそうになりました。
その後、中継の中で「6区の繰り上げスタート時間に誤りがあった可能性があるとして、主催者が調べている云々…」と言っていましたが、今、中継した日テレのHPで確認すると、やはり誤って2秒早く繰り上げスタートしていたそうで、東北学連選抜は本当は襷をつなげていたそうです。
主催者の発表では、お詫びの言葉こそ書いてありますが、「公式記録には影響しません」と言い訳がましいことも書いてあり、選手が仲間に襷をつなくことにどれだけこだわっているかという気持ちに対する本当の配慮が感じられません。ましてや、東北学連選抜の選手には、この大会にかける思いは、並々ならぬものがあったはずです。本当に気の毒でした。
そして、立命館が一度もトップを譲らず三年ぶりの優勝を果たし、優勝インタビューを受けようとしている時に、最後のドラマがありました。中央大のアンカーが大東大のリタイアした選手のようにフラフラになってゴール手前に現れたのです。ゴール地点は、大通りを曲がってすぐのところなので、ほんの数mです。しかし、その数mを走れず、遂には座り込んでしまいました。もはや、これまでかと思われましたが、這うようにして立ち上がると、倒れ込むようにゴールしました。そりゃそうです。残り数mで襷を途切れさせたら、女の名がすたるってもんですからね。
勝敗自体は1区で決していましたが、すごいレースでした。
今日のジョギング
感動冷めやらぬうちに、ジョギングに出ました。もちろん、スピードは全然違いますが。山田小の先のパティスリーメゾンの先を下ったところにある東めじろ台公園では、めじろ台ファイターズと散田ファイターズ(と思われるチーム)が試合をしていました。大きい子たちが、別行動をしていたので5年生以下の試合だったのかもしれません。もちろん、ちゃんと試合をしていました。
椚田グランドの方を回ると、下柚木アローズとどこかが試合をしていました。秋はどんどんチームが強くなっていきますね。
北野街道まで下り、椚田中の先からゆりのき台方面をアップダウンし、グリーンヒル通りに合流し、法政大学横を通り、町田街道を高尾方面に戻り、万葉けやき通りを戻ってきました。
15時過ぎに八王子も24℃くらいあり、女子駅伝に触発されちょっと早めに走ったら、最近では珍しいくらい汗をかきました。私の倍くらいの極限のスピードで走る駅伝ランナーが脱水症状になるのも無理はないですね。
13.2km 1時間09分06秒