八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

東京五輪を前にスポーツ界の大きな課題!

2018年08月29日 18時23分20秒 | スポーツ

師事する速水コーチが暴力を振るったとして無期限の登録抹消処分を受けた女子体操の宮川紗江選手が会見を開きました。曰く「1年以上前に暴力があったことは事実であり、暴力は許すことは出来ないが、コーチも反省しており、処分は重すぎる」というものです。

 

さらに返す刀で、体操協会幹部によるパワハラを告発しました。曰く「塚原光男体操協会副会長と塚原千恵子女子強化本部長に一人で呼ばれ、速水コーチの指導から離れ、朝日生命で塚原千恵子本部長の指導を受けるよう説得され、そうしなければ五輪にも出られないと言われた」とのことです。

 

もちろん、事の真偽は分かりませんが、宮川選手の証言は詳細かつ具体的であり、宮川選手が指導の継続を希望する速水コーチの1年以上前の暴力を理由に無期限の登録抹消というのも行きすぎな気がします。有力な代表選手が指導を希望しているのであれば、出来る限りその希望に沿うように対応するのが本来の対応だと思いますが、有力選手を自分のチームに入れようという意図があったのなら、納得が出来ます。

 

日大アメフト部、アマチュアボクシング協会と不祥事が続いていますが、体操協会のパワハラが事実だとすると、これはスポーツ界全般に起こりうる構造的な問題だと言えそうです。日大アメフト部の内田前監督、ボクシング連盟山根前会長は、選手として有名ではありませんでしたが、あれほどまでに絶大な権力を握るに至りましたが、塚原光男は「月面宙返り」で金メダルを獲得した体操界のレジェンドであり、妻の塚原千恵子も元日本代表でともに朝日生命クラブを率いており、体操界での存在感は内田、山根の比ではありません。

 

いずれにせよ、補助金など公的な資金が投入されているスポーツ界の各団体のガバナンスがあまりにもひどいということが一連の出来事で明らかになったのではないかと思います。しっかりとこうした団体を監視する組織が必要だと思います。企業でも、スポーツ団体でも、チェック機能がなく、組織で権力が集中すると、それ必ず腐敗します。企業は自浄作用を働かせるか、さもなくば潰れるだけですが、公的な資金を投入される団体はたちが悪いです。「選手ファースト」での改革を期待したいですね。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第100回記念大会その後!

2018年08月24日 23時27分12秒 | プロ野球・高校野球

第100回全国高校野球選手権記念大会の決勝から、既に3日が過ぎました。「KKコンビ時代のPL学園対取手二高、マー君とハンカチ王子の駒大苫小牧対早実戦くらいの盛り上がりになるでしょうね。」と書き、実際盛り上がりはその通りでしたが、試合の方はさすがに金足農の吉田投手も力尽き、王者・大阪桐蔭が圧勝しました。

 

しかし、試合後の盛り上がりは、準優勝に終わった金足農フィーバーがすごかったですね。空港での出迎えや、学校での報告会などが逐一報道され、梨を食べたら退学などの変わった校則が話題になったりと、大阪桐蔭をはるかに上回る露出ぶりでした。そして、マスコミ慣れしていない吉田投手が好きな球団を聞かれ、「巨人」と答え、天真爛漫に「行きたいです」と言ったことが波紋を広げるなど、話題に事欠きません。大阪桐蔭が達成したことも、そこに至るまでのプロセスも、当然のことながらものすごいことでしたが、判官びいきの日本人らしく、しばらく金足農フィーバーが続きそうです。

 

それはともかく、私も何度か書いてきた「高校生投手の酷使防止について」もだいぶ議論が盛り上がっています。良いか悪いかは別にして、これも今大会No.1投手と言われた金足農の吉田輝星投手の熱投があったからだと思います。吉田投手が今大会で肩肘を痛めることなく、今後もその才能を発揮していくことが出来るのであれば、彼の今後の選手たちへの功績は計り知れないですね。

 

やはり大勢は、何らかの規制は必要との意見です。その中で、元巨人で現在はジャパンのU12の監督を務める仁志さんがニュースで次のように言っていました。

「何らかの規制は必要だと思いますが、球数制限や回数制限をすると、投手が複数必要になり、公立高校が甲子園に出ることが難しくなりますし、作戦としてカットをして球数を投げさせるケースも出てくるでしょうから、すぐに導入ということではなく、ある程度時間をかけての検討が必要でしょう」

 

球数制限だと、確かに引きずり下ろしたい投手を下げるために、カット戦法などあり得るでしょうね。数年前の花巻東の選手のカットをやられたら、あっという間の降板となってしまいますね。これは、ルールで規定するというより、マナー、モラルの問題になってくるでしょうね。ルールに違反しなければ、何でもやってもいいという訳ではないという、競技の暗黙のルールが必要なような気がします。

 

「公立高校が出られなくなる」ということは、心情的には共感する部分もありながら、ここを気にしていては逆に何もできなくなるような気もしますし、その中でも出てくる公立高校もあってほしいとも思ってしまいます。

 

いろいろな制限を設け、強豪私立の方がより甲子園に出る確率が高まれば、有力選手はより強豪私立を目指すようになるかもしれませんが、そうすれば、才能ある投手が連投する機会が少なくなり、それは理に適っていると思います。一方、公立高校だから絶対に有力選手を獲得できないかと言えば、必ずしも「絶対」ではないのではないかと思います。東京や、大阪、神奈川などの首都圏では難しいでしょうが、今回、三重県の白山高校がリアルルーキーズと言われたり、明石商、高知商、高岡商などの公立も甲子園を湧かせました。確率は低くても、こうしたチームで甲子園を目指すのも、夢のある話ですし、その難しい夢を追う監督や選手だっていないとは限りません。

 

それを考えれば、公立高校の出場への道が狭くなるというのは、大きな阻害要因にはならないと思います。いずれにせよ、今回の吉田輝星投手の体を張った問題提起(と本人は思っていないでしょうが)が、しっかりと実を結ぶように、議論を深めてほしいものです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は、第100回全国高等学校野球選手権記念大会決勝!

2018年08月20日 23時57分13秒 | プロ野球・高校野球

今週の休みは、19日(日)、22日(水)と、見事に高校野球の日程とずれていました。壮絶な準々決勝、準決勝を見られませんでしたし、明日の決勝も見られません。

 

準々決勝は、大阪桐蔭対浦和学院戦が大差となった以外は、報徳対済美、日大三対下関国際、金足農対近江はすべて3対2という僅差で、しかも日大三は途中までノーヒットに抑えられ、8回での逆転、金足農も1点差で負けていたところで、9回裏2ランスクイズで、3回戦の横浜戦に続く劇的勝利でした。

 

そして、今日の準決勝は、当然西東京の日大三を応援する気持ちもあるものの、プロ注目の吉田投手を擁する秋田の公立校金足農も応援したくもあり、複雑な心境でした。いずれにせよ、観戦することも出来ませんでしたが、今日も手に汗握る僅差で、金足農が103年ぶりの秋田勢の決勝進出を決めました。

 

そして、もう1試合も中盤までは競ったものの、5回に大阪桐蔭が3点を追加し、5対2で済美に快勝しました。

 

これで明日の決勝は、優勝候補筆頭で春夏連覇を狙う大阪桐蔭対、今大会No.1投手吉田の熱投に応えミラクル連発で103年ぶりの秋田勢決勝となる金足農という高校野球ファンにはたまらない対戦になりました。KKコンビ時代のPL学園対取手二高、マー君とハンカチ王子の駒大苫小牧対早実戦くらいの盛り上がりになるでしょうね。

 

しかし、今日の準決勝まで、金足農の吉田投手と済美の山口投手がほぼ一人で投げ抜いたことは、先日も書いたように、本人たちのためには本当に心配になります。彼らは責任感もあり、勝ち進む中での高揚感、チームの絆などから、志願してでも投げるのでしょうが、本当にそれでいいのかと思います。元ロッテの里崎さんが、「大半の選手は、高校で野球は終わりと考えているのだから、別に無理したって構わないだろう」という主旨のことをコメントしていましたが、両投手は、まだまだこれから活躍できる選手です。決して一時の感情で、長い人生を棒に振ってほしくないと思います。

 

大阪桐蔭は、今日完投した柿木と根尾でしっかりと回していましたし、敗れましたが、日大三も複数の投手がバランスよく投げていました。

 

恐らく、明日の試合も手に汗握る試合になるのでしょうが、私はまだまだ吉田投手がこれからすごい投手になっていくところを見ていきたいと思います。くれぐれも無理をしないでと願うばかりです。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高校野球三昧!

2018年08月15日 11時34分56秒 | プロ野球・高校野球

熱戦!

 

短い夏休みでしたが、カミさんの実家に行くと、高校野球を観るのが恒例となっています。休み前はずっと仕事だったので、第6日の8月10日から試合観戦をしています。10日は大差のゲームが多かったですが、第7日の11日は、熱戦が多かったです。

 

甲子園100勝を目指す強豪龍谷大平安に対し、こういっては失礼ですが、野球弱小県代表の鳥取城北難波投手の力投で接戦を演じましたが、最後力尽き3対2で平安が100勝を達成しました。第2試合も、延長に入る接戦となりましたが、八戸学院光星が9対8で明石商を下しました。公立の明石商ですが、惜しかったです。第4試合は、愛工大名電が10対0で白山(三重)を下しましたが。10年間1回戦負けが続きリアル・ルーキーズと言われた白山は、点差以上の印象を残して甲子園を後にしました。決して今回の出場は「キセキ」ではなく、今後に続いていくことでしょう。

 

第8日の12日は早くもUターンだったので、二松学舎付広陵を下し、浦和学院仙台育英をリードしたあたりでカミさんの実家をあとにしました。そして、多少の渋滞に巻き込まれ、帰宅した時には、済美星稜が9回9対9と壮絶な状況になっていました。そして、スコアボードを見てさらにびっくりです。初回に5点を入れ、8回表まで7対1と星稜がリードしていたのが、8回裏に済美が8点を入れ7対9とひっくり返し、さらに9回表に星稜が2点を入れ、同点とした状況のようでした。済美がエース山口が一人で投げ切ったのに対し、星稜は7回まで3人の継投で1失点に抑えていたのが、4人目・5人目が打ち込まれたようでした。そして、延長12回でも決着がつかず、無死一二塁から始めるタイブレークに突入しました。星稜がバントではなく強行策で結果的に走者を送り、一死二三塁としてからラッキーなボテボテゴロが三塁手の野選となり1点を奪い、さらに次打者が低めの球をスクイズし2点を奪いました。これで勝負あったかと思いましたが、済美は先頭打者が意表をつくセーフティバントで生きると、次の左打者がすくい上げるように打つと、ボールはゆっくりライトスタンドに飛び込む、史上初の逆転サヨナラ満塁ホームランとなりました。ものすごい幕切れでした。第4試合の慶應対高知商は、先制された慶應が初回裏相手投手からつるべ打ちで逆転すると、嵩にかかって攻めましたが、2度のバックホームでの補殺となり、2点どまりとなりました。この拙攻が流れを変えました。2回表に慶應は高知商にあれよあれよという間に7点をとられ8対2とされると、その後すっかり落ち着きを取り戻した高知商北代に余裕しゃくしゃくで完投を許しました。流れとは恐ろしいものです。

 

第9日の13日は、10対4と優勝候補大阪桐蔭に敗れましたが、沖学園(南福岡)はスーパー高校生根尾を相手に前半は互角に渡り合い、期待させてくれました。第2試合は、高岡商5対4佐久長聖、第3試合近江4対3前橋育英と、この日も1点差の好勝負が続きました。

 

 

賛否両論!

 

選抜大会から導入されたタイブレークですが、実際にそこまで突入したのは今大会からです。私自身は賛成はですが、相変わらず賛否両論があるようです(「タイブレーク!」)。

 

私自身はタイブレーク賛成派ですが、選手を酷使する現在の高校野球の問題をタイブレークがすべて解決するとは思っていません。現に、済美対星稜戦では、星稜が6人の継投だったのに対し、済美は山口が184球で完投しました。山口投手は初戦も109球で完投しています。プロ注目の金足農の吉田輝星投手も初戦157球完投、2試合目も154球で完投です。本当はこうした短期間での投げ過ぎを防止すべきだと思います。

 

賛否両論の中で、元ロッテの里崎さんが「大半の高校球児はプロを目指しているわけではなく、高校で野球を終わりにしようと思っている選手も多いのだから、思う存分やらせてもいいと思う。本当に選手のことを考えるなら、ドーム球場や試合日程などを見直さないと抜本的改善にはならない」というような主旨のことを述べていました。

 

大半の選手がプロを目指すわけではないというのはその通りでしょうが、現実にケタ違いの球数を投げるのは、松坂選手や安楽選手など、確実にプロ入りする好投手であり、それは今大会でも変わりません。ということであれば、何らかの規制は必要でしょうし、タイブレークはその一歩となるものだと思います(終わりではないと思います)。

 

では、里崎さんの言うようなドーム球場や試合日程などの根本的改善が出来るでしょうか。あるスポーツ紙が試合抽選会の時に各校選手に甲子園以外での試合開催などについてアンケートをしたそうです。すると、殆どの選手が「どんなに暑くても甲子園でやりたい」というものだったそうです。そりゃそうですよね。第100回を数える歴史の中で培われてきた聖地ですからね。こうした「感情」を合理的な「論理」だけでは説得することは出来ません。甲子園でやりたいということになれば、阪神球団との兼ね合いで、どうしても現在のような強行日程にせざるを得ません。

 

大阪桐蔭や横浜などの優勝候補は、毎試合一人のエースが先発というような作戦はとりません。先発出来る複数の投手を育ててきています。また、一つの試合の中でも継投策をとる高校も出てきています。こうしたところに一つの解があるのではないかと思います。WBCで球数制限が導入されているのは、たぶんにメジャーリーグの意向が大きいと思いますが、これもヒントになるような気がします。前回登板からの間隔と回数(または球数)に応じて、回数(または球数)が規制する、なんていうのも一つの方法のような気がします。タイブレークくらいでも、賛否両論があるので、簡単なことではないと思いますが、ぜひ選手ファーストで考えてほしいですね。確かに、松坂の横浜対PL学園戦や、田中将大と斎藤佑樹の駒大苫小牧対早実戦などは、人の記憶に残る大熱戦でしたが、やっている方は過酷すぎます。新しいやり方の中でも、新しい感動、熱戦はあるはずです。選手本位での改革を期待したいですね。

 

 

余談ですが…

 

先日拙攻で相手にリズムを奪われ、10年ぶりの夏の甲子園を後にした慶應ですが、ここ数日、慶應型ユニフォームのチームが次々と登場しています。仙台育英、横浜は典型的な慶應型ユニフォームですし、13日の佐久長聖もチーム名は漢字ですが、カラーは慶應型でした。ちなみに佐久長聖に勝った高岡商は早稲田型ユニフォームでした。そして、愛工大名電は明治型ユニフォームと、各校のユニフォームも様々で面白いですね。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

災難続き

2018年08月10日 15時59分21秒 | 管理人のこと、雑感

九日連続勤務明けの7月下旬、車を運転しようとしたらバッテリーが死にかけました。しかし、辛うじて生き返ったので、慌ててオートバックスに行き、交換してきました。しかしまあ、これは災難とは言えませんね。

8月6日の月曜日、八王子をはじめ各地をゲリラ豪雨が襲いました。雪に続き各局のニュースで大々的に取り上げられ、会社でだいぶいじられましたが、災難とはこのことではありません。

落雷後、一瞬停電したそうですが、大半の家ではすぐに復旧したそうです。しかし、我が家は全然復旧しませんでした。不幸中の幸いだったのは、有休をとって娘が家にいたことです。でなかったら、黒ポメのクロが一人(一犬)エアコンの切れた部屋で熱中症になっていたところです。

東京電力に連絡し、教えてもらいながら何度か復旧に取り組んだものの、結局叶わず、21時過ぎに作業員の方に仮復旧してもらうまで、4時間以上停電していたそうです。これも災難ですが、ブレーカーが壊れたため、分電盤ごと交換するとのことで、結構な出費となりました。

そして、今度は昨日です。7日連続勤務でしたが、午前中に仕事の方がついたので昼過ぎに会社を後にしました。そして、今日からカミさんの実家に帰省することにしていたので、床屋に行った後ガソリンスタンドに行きました。ガソリンと洗車を頼んで待合室にいると、スタンドの人が「エンジンをかけてください」と言います。何だろう?と思いながら、運転席に座り、エンジンをかけようとすると、キーがまったく動きません。するとスタンドの人が「ちょっと普通じゃないので、お願いしてみました」と言うではないですか。私なんかより遥かに車に詳しい人が分からないのに、私なんかに分かるはずもありません。暫く悪戦苦闘するものの、全くラチがあきません。

スタンドの人がネットで調べてみると、どうもシリンダーがダメになっているのではないかとのことです。ガソリンスタンドに放置もできないので、保険会社のロードサービスでレッカー移動を頼み、近くの自動車修理工場に連絡しました。お盆前で受けたくなさそうでしたが、修理は後でいいからと泣きつき、受け入れをお願いし、何とか預かってもらいました。災難でしたが、不幸中の幸いだったのは、出発前日の早い時間だったことです。普通に仕事しての夜だったり、当日朝だったらアウトでした。

とはいうものの、そろそろ夕方にさしかかり、どうしたものか考えましたが、電車もバスも一杯でしょうから、レンタカーを借りることにしました。八王子でレンタカーを借りたことなどないのでどこにあるか知らなかったのですが、どうやら西八王子にはないようで、八王子まで電車で移動です。

お盆前ということで、レジャー向きの車は当然ありません。で借りたのが、ホンダのフィットです。



ホンダのフィットに不満はありませんが、自分の車とあまりに違い過ぎて戸惑います。自分の車と言えば、ナビもETCもなければ、オーディオは今は亡きMDプレーヤーでそれも壊れている有様の12年以上の大ベテランです。今回のウチの車の故障は、キーのシリンダーと思われますが、フィットはそもそもキーシリンダーがなく、ボタンを押してスタートするプッシュスタートです。インパネもデジタルな感じで、単純で無骨なウチの車と大違いです。そして、位置関係も違うのでなかなか慣れません。

ナビの使い方も教えてくれそうでしたが、カミさんの実家はナビ不要なので、結構ですと断りました。しかし、ナビに付いているブルートゥースは有難いですね。最近は簡易のブルートゥーススピーカーを車に乗せて音楽を聴いてましたが、そりゃ音質が全然違いますよね。

あと今時は家電でも何でも本当によく喋ります。道路の右折専用レーンなどを警告してくれるのはいいのですが、インターに差し掛かる度に「ETCカードが挿入されていません」と言われるのはうるさくて仕方がありません。そして、制限速度をオーバーすると、それも指摘されます。便利な反面、つまらなくなった感もあります。

そんなこんなんなで信州のカミさんの実家に帰省しました。道はまだそれほど混んでなく、それは幸いでした。

今年の猛暑は涼しい信州も同じでした。カミさんと結婚したばかりの頃は、カミさんの実家にエアコンはありませんでした。窓を開けて、扇風機を回していれば十分に涼しいからです。しかし、エアコンのある職場で働いていた義父が仕事をリタイアすると、暑いと言ってエアコンをつけたのでした。ところが、それから20数年、逆によくもったと思いますが、リビングのエアコンが故障しているとのことです。今年の夏は、信州もエアコンなしでは厳しいです。しかし、幸いなことに寝室の方はエアコンの交換が済んでいて、そちらに避難です。何でも今年の猛暑で西日本に商品が行ってしまい、品不足なのだそうです。

災難続きですが、自分で書いてて、割と不幸中の幸いも多いと思いました。ものは考えよう、見方次第ということかもしれません。悲観せず、良い面を見た方が、何かと良いものですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糖質制限その後。

2018年08月02日 20時37分13秒 | Jog&Walk,Health

糖質制限の現状

 

先月の9日からスタンダード糖質制限(朝食、夕食の主食=炭水化物抜き)を始めて、3週間以上になります。それまでは、朝はおにぎりかパン、昼食は同僚と外食、夕食は自宅でおかずとご飯は少な目で1杯という感じでしたが、今は、朝はゆで卵(または目玉焼き)とウインナーか、ナッツ主体のグラノーラもどきにヨーグルトをかけたもの、昼食はこれまでと同じく同僚と外食ですが、「ご飯少な目」とオーダー、夕食は米は食べずに、おかずに加え納豆か枝豆か豆腐を食べるようにしています。

 

で、何か変わったのか? 『炭水化物が人類を滅ぼす』では、以下の効果が記されていました。

 

・高血圧、高脂血症が治った。

・昼食後の昼寝をしなくなった。

・二日酔いしなくなった。

・朝の寝覚めが良くなった。

 

一つめは、次の健康診断をするまで分かりません(私は高血圧ではありませんが、コレステロール値では高脂血症とは診断されるでしょうね)。二つめの昼寝はしますね(もちろん、休みの日です)。著者は昼も炭水化物を摂っていませんが、私は昼は普通の食事なので。三つめ、四つめの二日酔いしないと、朝の目覚めが良いは、実感しています。酒飲みの私としては、非常にありがたい限りです。加えて、今までお腹を壊しやすかったのが治りました。赤ちゃんが離乳食を始めると下痢しやすいと言いますが、同じ理由なのかもしれませんね。我が家の黒ポメのクロも、たまにゆるくなることはありますが、下痢はしませんしね。

 

一方で、マイナス面はないでしょうか。禁煙した時のタバコへの渇望感のような飢餓感はありません。もちろん、昼は普通の食事ですし、夜もおかずに納豆を食べるくらいでも、もともと食が細いので、「もっと食べたい」というような気にはなりません。栄養が足りてないというふうなこともないようです。

 

少し気になるのは、ジョギングをする際のスタミナがないと感じる点でしょうか。言うまでもなく、炭水化物(糖質)はブドウ糖となり吸収され、脳や身体を動かすエネルギーとなるものです。摂り過ぎがいけないのであって、ブドウ糖は人間の活動に必要不可欠です(もっとも、脂質やアミノ酸からブドウ糖を作り出す糖新生という仕組みを持っているので、必ずしも糖質を摂る必要はないというのが、糖質制限の理屈です)。そのため、本格的にランニングをする人は、カーボローディングといって、大会前に集中的に炭水化物を摂取してグリコーゲンをため込むこともあるそうです。ただ、実際に人間が肝臓や筋肉に蓄えられるグリーコーゲンは限度があるので、カーボローディングの効果はよく分からないそうですが、少なくとも走る前に糖質の朝食を摂っているのと、糖質抜きの朝食では、血中のブドウ糖には差が出て、活用できるエネルギーに違いがあるかもしれません。もっとも、再開後のジョギングは休みの日だけなので、全然調子があがっていないので、糖質制限のせいかどうかは分かりません。単なる気のせいかもしれません。今度走る時には、お握りかバナナでも食べて走ってみようかと思います。

  

 

反論はないのか…

  

『炭水化物が人類を滅ぼす』の著者は、当初は反論があったが、最近ではめっきり反論が減り、対論なども出来ないと語っていました。そこで、家にある書物をあさってみたら、メインテーマではないものの、否定的な論調のものが2冊ありましたので、紹介します。

 

奥田昌子(2016) 『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防』 講談社

 

日本人は炭水化物や砂糖の摂取が減少しており、脂肪の摂取が増えているという疫学的データを根拠に、糖尿病の原因を脂肪の摂り過ぎとし、炭水化物を減らすのは問題としています。しかし、疫学的データは、必ずしも因果関係の科学的根拠とならない場合もあります。相関関係の事例としてよく取り上げられるが、「アイスクリームの消費が増えると、犯罪が増える」というものがあります。これは単に暑くなるとアイスクリームの消費が増えるということと、夏になると犯罪が増えるということの偶然の一致にすぎず、誰も犯罪が増える原因をアイスクリームの消費が増えたせいだとは考えませんが、疫学とは、アイスクリームを原因とするようなことが結構あります。

 

それともう一つ、「炭水化物の摂取が減ると、少ないインスリンではブドウ糖を十分確保できません。膵臓はインスリンの分泌を高めようと頑張りますが、次第に疲れて機能が低下します」とありましたが、これは素人から見ても誤りなのではないかと思います。というのは、この著者も書いていますが、血糖値が高い場合、それを吸収しようと膵臓はインスリンを分泌し続け、次第に膵臓からインスリンを分泌する機能が低下した結果、多量の血糖が吸収されずに、尿とともに排出されるというのが、糖尿病のメカニズムであり、血糖が少ないのに、インスリンが頑張る必要はなく、ブドウ糖が必要であれば、脂肪やアミノ酸から作ればいいことだからです。話が矛盾しています。

 

もう一冊はこちらです。

 

阿部尚樹×上原万里子×中沢彰吾(2015) 『食をめぐるほんとうの話』 講談社現代新書

 

序の中で、筆者の一人が実体験した炭水化物ダイエットの顛末があります。引用します。

「まず、食事の回数を一日1~2回に制限。朝は起き抜けに市販の野菜ジュースを1杯。昼は何も食べずにブラックコーヒーや水などでまぎらせました。夜は気のすむまでたくさん食べましたが、肉や魚をメインにし、野菜は生のサラダか、野菜炒め、味噌汁の具などとしてできるだけ多く食す。」

 

結果どうなったか。体重は目に見えて減ったものの、2週間くらい経つと体調に変化が出て、唇の両端がただれ、口内炎もでき、ものが食べづらくなったとのことです。ご飯に対する飢餓感はなくならず、さらに体調は悪化し、朝起きる時は立ちくらみ、便秘はひどくなり、疲労感、倦怠感、脱力感に襲われ、遂に中止したそうです。

 

しかし、これは炭水化物ダイエット、あるいは糖質制限のやり方が明らかに間違っていますし、そもそも食事の摂り方としても間違っていますよね。そもそも規則正しく三食摂るのが前提でしょうが、朝食の野菜ジュース1本は食事とは言えず、昼食も抜いていたら、実質一日一食ですから、その中でバランスのとれた十分な栄養が摂れるとはとても思えません。こんなお粗末な実体験を序に載せていることもどうかと思いますね。

 

 

結論として

 

私は今のところ、特に不都合は感じておらず、むしろ得ることの方が多いので、このまま糖質制限を続けていこうと思います。

 

ただし、『炭水化物が人類を滅ぼす』の著者が「肉、魚はどれだけ食べてもいい」と言っていますが、肉はほどほどにして、魚と大豆など植物性タンパク質の方を中心にしていこうと思います。魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が身体に良いと言われますし、食の欧米化により増えているガンなどもあり、肉は食べすぎないようにするつもりです。

 

そして、炭水化物を摂らない分、葉物野菜や芋類を除く根菜などの食物繊維やキノコ類、海藻類などを摂ることも心がけ、出来るだけ多様な食材を摂るようにしたいと思います。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする