これぞプロという試合です。久々にしびれる試合です(というか、最近中継がないので、プロ野球を見ていませんが)。
そして、その試合を演出したのが、20歳の巨人・宮國椋丞と日ハム・中村勝の二人というのも素晴らしかったです。お互いに7回を0点で投げ切って交代しましたが、終盤にかけては、さらに手に汗を握る展開でした。
8回は日ハム・石井は一死二塁のピンチをしのぎ、巨人・福田も二死から陽岱鋼に二塁打を打たれ、次打者今浪にもあわやという当りを打たれましたが松本の好捕でピンチをしのぎました。そして、9回は日ハム・武田が二死満塁で代打の切り札石井を迎え、あわや左中間に抜けるかという当りを打たれながら中田が好捕で抑え、巨人・山口も二死満塁のピンチで代打・杉谷を二塁ゴロに抑えました。
延長に入って、日ハム・増井は実松に四球を与えるも、長野・松本・坂本を球威で抑える。続投の巨人・山口も飯山・陽・今浪を抑えて、試合は再び落ち着く。
11回、増井は藤村・村田・小笠原を簡単に片づける。巨人の新人・高木京介も糸井・中田・稲葉のクリーンナップを三者凡退。こう着状態。
12回、日ハムは左腕・宮西も、矢野・谷・実松を三者連続三振。対する巨人は今シリーズ初登板となる抑えのエース西村健太郎。小谷野が右前ヒット、続く中島はバントを2回失敗し、スリーバントは二塁封殺。流れが切れたと思われましたが、続く大野のバントの一塁送球を藤村がまさかの落球。この嫌な流れから、何と伏兵・飯山が左中間を破ってゲームセットとなりました。もうすぐ11時という総力戦でした。
これで2勝2敗のタイですが、流れは一気に日ハムに傾いた印象です。
対する巨人は、エラーの藤村と西村健太郎は、ちょっと尾を引きそうです。今日欠場した主砲・阿部の状態も気になります。
しかし、久々に見応えのある試合でした。それだけに最後の最後の藤村のエラーは残念でした。本人も今日は寝られないでしょうが、ぜひこれを成長の糧にしてほしいですね!