前にも書いたことがあると思いますが、私の花粉症は筋金入りです。高校入学時からですから、すでに30年以上になります。当時は今ほど花粉症は知られていませんでしたが、その言葉が出始めていました。しかし、鼻水・くしゃみに苦しんだ私が行った耳鼻科は年寄りの医者で、何と「あんたは鼻が曲がっているから、手術して骨を削りなさい」と言われました。私は「鼻水が出るのは春だけなのですが…(春だけ鼻が曲がっているのですか?)」と言ったのですが、年寄りで依怙地なバカ医者は、「鼻が曲がっている」の一点張りでした。以来、アホくさくなて、耳鼻科には行っていません。
その後、だいぶ良い飲み薬なども出来ているようですが、医者不信で医者に行かなかった私は、以来ずっと市販の点鼻薬などでごまかすしかなく、昔はだいぶきつい思いをしました。発症から10年くらいは、夜通し鼻をかんだり、息が詰まりそうになって目が覚めるなんてこともよくありました。
それが今年は、今のところ点鼻薬すら使っていません。なぜでしょう。
一つには、今年の花粉量が少ないということがあります。例年よりも10日ほど遅れているだそうです。しかし、私のこの30年は、3月に入ると始まり5月のGWで終わるという判で押したようなものでした。それからすると、3月も終わる今日でも薬なしというのは納得できません。
二つ目の理由は、マスクでしょうか。2年前に娘と息子のダブル受験の際、厳戒態勢の我が家では、マスク着用が義務化?されました。元々マスクを付けるのは好きではなく、ほとんどしたことがなかったのですが、この時の経験で慣れた私は、翌年以降も周りでインフルエンザが流行っているといっては、マスクを付けるようになりました。今年もその流れで、今も外を歩く時はマスクを付けています。その効果もあると思います。
そして、最後は、花粉に対する耐性がついてきたのではないかということです。これは、希望的観測でもありますが、あながち外れていないような気がします。花粉症の治療法で、舌下減感作療法という、わざわざ花粉を吸収して、花粉に慣れるようにする治療法があります。そのほかのアレルギーでも、あえてアレルギーの原因となる物質を少しずつ摂取していって、慣れていくという治療がされています。治療ではありませんが、30年以上もアレルギー物資にさらされていれば、慣れてくるのも当然という気がします。
今年は、点鼻薬すら使っていませんが、最近は、点鼻薬こそ使うものの、夜眠れないなんてひどい目にあわなくなってきました。やはり、長年切磋琢磨すると、鍛えられるのではないかと思います。
精神論のように思われるかもしれませんが、ことウィルスの進化に関しては、あながち外れてはいないのではないかないかと思います。
何とか、今年は薬なしで乗り切り、花粉症を乗り越えたいものです!