「スポーツの…」と言えば秋ですが、実際にいろんなスポーツが本格的に始動するのは、春です!この春もいろんなスポーツで盛り上がっています。
やや旧聞に属しますが、メジャー2年目のダルビッシュが、あわや完全試合という快投を演じました。それ以外の試合も安定していて、慣れるのに苦しみながらも結果を出した1年目を経て、また大きく成長したようです。もはや、若手なんて範疇に入れては失礼ですね。
一方、日本球界では、18歳のルーキー藤浪晋太郎が、高校生ルーキー初となる4月3勝目をあげました。そもそも高卒ルーキーが活躍できたのは、江夏、堀内など大昔の話となっていただけに価値があります。
水泳界では、ロンドン五輪で高校生メダリストとなった18歳の荻野公介が、日本選手権で、400mメドレー、200mメドレー、200m自由形、100m背泳ぎ、400m自由形の五冠を達成しました。史上初の快挙です。
そして、ゴルフ界では、21歳の現役大学生の松山英樹が、プロ転向2戦目のつるやオープンで見事優勝しました。これでアマチュア時代と合わせツアー2勝目です。石川遼不在のゴルフ界をしっかり埋める予感があります。
そして、とどめは陸上界です。昨日の織田記念大会で17歳の洛南高3年の桐生祥秀が、10秒01の日本歴代2位、ジュニア世界タイを叩き出しました。この記録は、21歳の時のボルトの記録を上回るのだそうです。決勝でも10秒03で優勝しましたが、すごいのは、10秒04だった慶大の山縣亮太を破っての優勝ということです。日本記録が15年前の伊東浩司の10秒00ですから、山縣の10秒04もすごい記録ですし、元々は山縣が9秒台を出すのではという前評判だったそうです。いずれにせよ、桐生、山縣とも楽しみです。日本人がもっとも無縁と思われていた舞台での活躍が期待されます。
沈滞していた日本経済もここのところ明るさが見えますが、それと歩調を合わせるように、若い人がこうして活躍すると、世の中が明るくなります。一方で、ジャンボ尾崎がエイジシュートを達成したり、47歳7ヶ月で山本昌が勝利投手となるなど、ベテランの活躍も勇気が出ますが、やはりスポーツは若い力が出てきてこそ、ベテランの活躍も光るものです。
大いに出でよ、若手選手!ですね。