迷走を通り越えて、本当に泥沼!
迷走を続ける日本大学の悪質タックル問題です。今朝、学長が会見するとのニュースを見た時に、これまでの経緯を見ていて、展開は予想出来ましたが、またしてもあまりに予想通り過ぎて驚きました。本当に驚きです。
普通、最高責任者である学長(本当は理事長らしいですが)が、会見に出るということは、ここでケリを付けるということのはずです。そうでなければ、最高責任者が出る意味がないからです。しかし、今日の会見でも、相変わらず第三者委員会の調査に待つというような、のらりくらりの意味のないものでした。
危機管理において重要なことは迅速に事実を公表すること、責任を明確するいことでですが、事実を小出しにし(今回は小出しどころか何も出していない)、責任をとらずに本来自分たちで調べられることを第三者委員会などと他人事なことを言っていることなど、まったく意味のないことです。
昨日、スポーツ庁に呼ばれた理事が帰りがけ記者に質問され、年輩の方の人はまるで他人事といった顔でもう一人を見て、見られた人はただ「すみません」と言うだけでした。危機管理学部を創設した日本大学という組織は、これでけの問題が起きた時に、誰が、どのように対応をしようという危機管理体制や、組織を健全に機能させるガバナンスがまったくないということが、本当によく分かります。
恐らく、日本大学の組織の問題は、最終的には田中理事長の責任を追及できるかということになってくると思います。次に、第二の田中理事長を生まないガバナンス体制を作れるかどうかと思いますが、これだけ酷い対応を見ていると、それは難しいと悲観的にならざえるを得ません。何十万というOBや現役学生たちの奮起を期待したいです。
モンスター!
ボクシングのWBAバンタム級のタイトルマッチで、三階級制覇を目指した井上尚弥選手の試合を見ました。長谷川穂積、山中慎也、井岡一翔など、名ボクサーの試合は結構見てきましたが、井上選手の試合を観る機会はこれまでありませんでした。
前の拳四朗選手の試合が早く終わってしまったため、井上選手の過去の試合を放映し、そこでこれまでの軌跡を知りました。プロ6戦目で、ライトフライ級世界戦に挑戦しましたが、まだ20歳の育ち盛りで減量に苦しむなどの悪コンディションの中、果敢に攻て中盤でチャンピオンのまぶたを切るパンチを決めて、チャンピオンとなると、二階級上げたスーパーフライ級では、これまでダウンを喫したことのない絶対王者を1回から二度のダウンを奪い追い詰めると、2回に再び強烈な左ボディーでダウンを奪い二階級を制覇。その後、7度の防衛に成功し、今回バンタムに階級をあげて、チャレンジャーとしての対戦でした。
相手のマクドネルは、身長で10cm以上高く、軽量後に12kgも体重を増やしたように、さすがの井上選手も苦戦するのではと思われましたが、まったくの杞憂に終わり、まさかまさかの1回ノックアウトでした。本当にモンスターです。明らかな身長差、リーチ差がありましたが、井上選手のスピードで、あっという間にその差は埋められました。そして、あっという間のラッシュで決着が着きました。強すぎです。
今後、4階級、5階級まで期待していまします。