八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

大谷翔平を信じる!

2024年03月27日 20時06分43秒 | プロ野球・高校野球

大谷翔平選手にはこれまでも随分驚かされてきましたが、電撃的な入籍報告に始まり、煙に巻くようなインタビュー、球団SNSでの奥さんの写真公開と、見事な情報コントロールで日本中を驚かすと同時に、祝福ムードに包まれたのも束の間、ソウルでのパドレスとの開幕戦後に、水原一平氏のドジャース解雇との衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 

解雇の原因となった水原一平氏の巨額の賭博借金問題は、さしもの大谷翔平選手にも想定外の出来事だったに違いありません。また、この問題が明るみになる前に、水原一平氏がスポーツ専門局ESPNのインタビューに対して、「自分の借金を大谷翔平選手が肩代わりしてくれた」と発言し、翌日にそれを撤回したことから、水原一平氏は大谷翔平の身代わりなのではないか等々、様々なあらぬ疑いを招き、大騒動になりました。

 

大谷選手を信じていたものの、何ら情報がないので、私自身も多くのファンと同様モヤモヤしていたのは事実ですが、昨日の早朝、大谷選手の口から完全否定の声明が出されました。話せないこともあるとの言葉もありましたし、質疑応答もありませんでしたが、事の経緯を時系列で事細かに説明しての完全否定でした。

 

私は「そうだよな。大谷選手がこの件に関与していて、いつもと同じように普通に過ごしていられるわけがないし、ましてや大谷選手が嘘をつくはずがない」と納得しましたが、この会見をもってしても、まだいろいろと批判や、意見がやみません。

 

一番代表的なものは、「なぜ、水原一平氏が大谷翔平選手の口座に勝手にアクセスできたのかアクセスできたのか、についての説明がない」というものです。それをもって、いまだに大谷翔平選手を疑う論調もあるようですが、そんなことを調べれば分かることですし、今や捜査機関に委ねている問題なので、わざわざ言うはずがないと思います。「話せないなら話せないと言えばよい」と知ったように言ったコメンテーターもいましたが、大谷選手は会見冒頭で「現在進行中の調査もあるので話せることは限りがある」とはっきり言っています。

 

ロサンゼルス・タイムズは、「オオタニは私生活について何も知られていない。オオタニがいったい誰だか分からない中で、彼が信じられる人がいるだろうか」と疑問を投げかけたそうです。これが、アメリカ国民の一般的な反応なのか、この記者の主観的な考えなのか分かりませんが、私たち日本人から見たら、まったくナンセンスです。私生活が分からないとその人の人となりが分からないなんて私は思いません。大谷翔平選手がこれまでに示してきたパフォーマンスは、彼が野球に全精力を傾けていなければ出来ないものであり、私生活なんて分からなくても、十分に彼を信じるに足ります。逆に、私生活を切り売りするような芸能人の方も多くいますが、そうした方々よりも、何も言わなくても、野球の結果を出し続ける大谷翔平選手の行動の方がはるかに説得力があります(王選手や、イチロー選手、松井選手なども同じですね)。

 

最後に、したり顔で「通訳一人に頼りすぎ」とか、「(金銭管理などで)大人になれ」などという声もありますが、これについてもまったくナンセンスだと思います。弁護士や税理士に任せたとしても、悪さをされるときは悪さをされます。過去に、信頼した人に裏切られた例は枚挙に暇ががありません。また、金銭管理だけが大人ではありません。大谷翔平選手ほど野球のために自分を律して行動できる人はいません。これこそが大人であり、金銭管理で大人にならなければいけないのは、いきなり大金を手にして、遊興や贅沢品に浪費し、引退する時には無一文になってしまうような選手です。大谷選手は誰よりも稼ぎながらも、誰よりも金銭に関心がないことをもって、「大人ではない」というのはまったく的外れです。「7億円も盗まれて気づかないことがあるだろうか」などの意見もありますが、(大谷翔平選手の言っていることが正しい前提で言うと)そもそも大谷選手は被害者であり、余計なお世話な意見です。

 

あまりにも衝撃なニュースであるため、しばらくこうした外野の無責任な意見は続くでしょうが、大谷選手自身はこれまで自分がコントロールできることだけに集中してきたように、自分のパフォーマンスに集中していくでしょう。しかし、心配なのは、裏切られた水原一平氏については、大谷選手自身が信頼していたという自分自身の「判断」だったということです。この自分自身がコントロールできる「判断」が間違っていたことに大きなショックを受けていたことが、会見からも伝わってきました。これについても、とやかく言う人が大勢いるでしょうが、これも私は仕方がないことだと思います。水原一平氏は、賭博をしてお金を使いこんだこと以外は、本当に大谷選手のことを思い、自らの職務を誠実に務めていたのだと思いますし、大谷選手もそれを疑うことは難しかったのだと思います。そういう意味では、水原一平氏は自ら告白したようにギャンブル依存症という病気だったのだと思います。残念なのは、こうした事態になる前に、大谷選手に相談出来なかったことでしょう。大谷選手自身も自らがコントロール出来ることとして、そんなことを思っているかもしれません。そんなことなどで、いろいろとこれからも思い惑うことで、パフォーマンスが低下することがないことを祈るばかりです。

 

そんな中で唯一の救いは、こうした事態になる直前に伴侶を得たことですね。これまでは水原一平氏と二人三脚だったかもしれませんが、これからは奥様と二人三脚でこの状況を乗り越えて欲しいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪、東京、名古屋!

2024年03月10日 20時46分00秒 | Jog&Walk,Health

3週続けて五輪をかけたマラソン大会があって、自分のジョギングがちょっとおろそかになります。

 

2月25日の大阪マラソンは、林田・小林の両日本人ペースメーカーが律義にペースを刻みましたが、詰めたい雨が降るあいにくのコンディションの中、パリ五輪の3枠目に入るための2時艱5分50秒を目指す千種たちは遅れをとり、初マラソンで対象とはならない國學院大3年の平林清登選手が、学生最高かつ初マラソン日本記録を上回る2時間6分18秒で優勝し、既に五輪出場を決めている小山直城選手が2時間6分33秒の自己ベスト更新で3位に入りました。将来の逸材の誕生と五輪出場選手のよい調整の機会となりましたが、3枠目を目指す選手たちにとっては、あいにくのコンディションでした。

 

3月3日の東京マラソンは、既にいろいろ話題になったように、ペースメーカーが酷すぎました。もちろん、ペースメーカーを置き去りにして、日本記録を更新した前田穗南選手のようにペースメーカーはあくまで目安とすべきということなのでしょうが、それにしても東京のペースメーカーは素人目に酷過ぎました。結果、五輪連覇中の王者キプチャゲですら10位に沈む高速レースの中、途中転倒しながらも粘りの走りを見せた西山雄介選手が日本人トップの2時間6分31秒の自己ベストをたたきだしましたが、41秒及ばず文字通り涙をのみました。男子マラソンで涙を見るのは珍しく、見ているこちらもうるっときました。

 

そして、今日3月10日は、名古屋ウィメンズマラソンで女子の五輪ファイナルチャレンジでした。2大会連続の五輪出場を目指す鈴木亜由子選手、7年前の名古屋での初マラソン自己ベスト更新を目指す安藤友香選手、MGC4位の加世田梨花選手が注目選手でしたが、今日も途中ペースメーカーが次々脱落し、向かい風も強く徐々に目指すべき設定タイムの日本記録ペースから徐々に遅れましたが、3選手とも魂の走りを見せました。鈴木亜由子選手が最初に遅れましたが、地元の声援を背に文字通り歯を食いしばって前を追い、最終的にはトップに肉薄する自己ベストでの3位となりました。日本人トップに立ったものの、外国人選手2人に遅れをとっていた安藤選手は、前の一人が途中棄権した後、トップの選手を追いかけ、ゴール直前でトップに踊りでると、7年前の自己ベストを更新する2時間21分19秒で初優勝しました。目指していた五輪出場はかないませんでしたが、安藤選手自身7年前の初マラソンの自己ベストを更新できていないことがトラウマのようになっていたため、ゴール後は悔しさよりも喜びが勝っているように見えました。7年前の名古屋は私も見ていましたので、感慨深かったです。

 

ということで、結果として、この3大会で五輪出場を決めた選手は出ませんでしたが、競争により確実に日本の力は底上げが図られているように思いました。世界のトップとはまだ大きな差はあると思いますが、頑張ってほしいです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする