八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

ドラフト!

2017年10月26日 21時40分06秒 | プロ野球・高校野球

こう言っては対象者に失礼ですが、今年のドラフトは所謂「不作」の年だそうです。その結果、一巡目から、即戦力ではなく、高校生に指名が重複する結果となりました。

  

まず今ドラフトの目玉となった清宮幸太郎(早実)には、何と、ソフトバンク、阪神、楽天、巨人、日本ハム、ロッテ、ヤクルトの7球団が競合し、日本ハムが引き当てました。

 

夏の甲子園でブレークした中村奨成(広陵)には、ど本命の広島と中日の2球団が競合し、相思相愛の広島が引き当てました。

 

即戦力左腕の田嶋大樹(JR東)には、オリックスと西武の2球団が競合し、これまで抽選に弱かったオリックスが引き当てました。

 

こうして、11球団が抽選となり、唯一DeNAだけが、東克樹(立命大)を単独指名しました。

 

大変なのは、ここからです。1位指名の二巡目では、一巡目でも単独指名できたはずの安田尚憲(履正社)、村上宗隆(九州学院)が3球団競合で、それぞれロッテ、ヤクルトが指名しました。

 

そして、何と1位指名の三巡目でも、ソフトバンクと阪神が、馬場公皐輔(仙台大)で競合し、阪神が何とか引き当てました。ソフトバンク工藤監督は、3回とも最後の1枚で自分ではどうにもならなかったですね。

 

その他、ソフトバンクは、4巡目で将来の可能性に賭け吉住晴斗(鶴岡東)、西武は齋藤大将(明大)、楽天・近藤弘樹(岡山商科大)、巨人・鍬原拓也(中央大)、中日・鈴木博志(ヤマハ)という1位指名となりました。

 

その他、注目選手では、今季六大学でブレークした岩見雅紀(慶大)が楽天2位、DeNAが指名するのかと思っていた増田珠(横浜)はソフトバンクが3位、東大に15年ぶりの勝ち点をもたらした宮台康平は日本ハム6位でした。

 

いずれにせよ、これはスタートラインに過ぎません。何度も言っているように、東大に入るよりも狭き門ですが、大半の選手は数年でそこからの退場を迫られ、そうなってしまえば、ただの人になってしまいます。今日の喜びは今日だけのことにして、明日からから精進してほしいですね。

 

 

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日本の状態を表わす衆議院議員選挙結果。

2017年10月25日 23時41分09秒 | 管理人のこと、雑感

森友・加計問題をうやむやにすべく(と想像される)、大義なく国会冒頭に解散に打って出た安倍首相。都議選で自民党を撃破した勢いを駆って希望の党を設立した小池百合子。党勢回復の見込みが立たない野党第一党民進党の実質的な解党とも言える捨て身の希望合流を決めた前原新代表。

 

これで、それまでの与党有利の状況から、一気に情勢が流動化、自民党は危機感を強め、勝敗ラインを自公で過半数獲得と、実質惨敗に近いラインまで下げました。

 

しかし、全会一致で希望の党への合流を決めた民進党候補者に対し、小池百合子希望の党代表の「全員受け入れる気はさらさらない。排除いたします」発言で、またまた一気に情勢が流動化。というか、希望の党の液状化とも言える崩壊が始まりました。そもそも埋立地ともいえない砂上の楼閣だったのかもしれません。躍進どころか、公示前の57議席から50議席に減らし、大半は民進党出身者です。

 

排除されるとされたリベラル系議員は反発、枝野幸男が立憲民主党を設立しました。旧来の民主党、民進党は、改憲論者から護憲派、自民党出身者から労組を支持基盤とする者までいて、意見が異なりすぎる党内事情からまとまりを欠き、内紛を繰り返してきましたが、今回、あえて「立憲」を党名に加えることで、旗幟を鮮明にしました。これにより、筋を通したとの評価を受け、投票まで短期間にもかかわらず、一気に支持を集め、解散前の15議席から55議席まで躍進しました。

 

とここまでが、今回の衆院選の大方の総括でしょう。しかし、今回の希望の党の自壊は、排除発言だけの問題だったのでしょうか。一部のマスコミでは既に言われていますが、希望の党の自民党との違いの分かりづらさということも大いにあったのではないかと思います。

 

日本新党で政界入りした小池百合子は、その後、新進党、自由党、保守党、自民党と経ての今があります。その経歴を見てもそうですし、主張も改憲や安全保障問題などについては、自民党と大きく変わるところがありません。それでも自民党と差別化しなければならないため、消費税増税の凍結を打ち出しました。しかし、何の財源の手当てもないことを指摘されると、企業の内部留保に課税するとの私案を表明しました。内部留保は、法人税を納めたあとの利益ですので、理不尽な二重課税となります。そもそも、東京都知事がなぜ国政に?という疑問があった上に、自民党と何が違うの?本当に野党なの?という根本的疑問が底流にあったと思います。

 

東京都知事選、東京都議選でも、それは同じだったのですが、小池百合子の戦略が巧みだったのか、有権者に見る目がなかったのか、見事に引っかかってしまったということだと思います。

 

その結果が、一時は崩壊寸前だった安倍政権が、まさかの自公で2/3の大勝です。普通これだけ勝てば、喜色満面ですが、安倍首相が神妙な面持ちで花をつけていたのは、小選挙区制という制度の中での、野党の自滅に勝因があったということをよく承知しているからでしょう。

 

小選挙区制では、一人しか当選できません。中選挙区制と違って、死に票が多くなります。与党に対する野党が、乱立すれば、与党を利するのは当然です。今回、小池百合子は、自身の力を過信し、第1党にはなれなくても、与党を過半数割れに追い込んだ上で、巨大な野党第1党に躍り出て、政界のキャスティングボードを握ろうと企んでいたと思いますが、結果は、日本をますます混迷に追い込んだだけです。

 

立憲民主党は、筋を通して躍進したとはいえ、所詮55議席です。自民党と主張が同じ希望と手を組むことはあり得ませんし、そうすると、結局、巨大与党の思うがままになります。

 

本当は、自民党の中にも、旧民主党や現立憲民主党に近い議員もいるはずですし、公明党も本来は中道の平和志向の党です。こうした矛盾が解決されないまま、与野党の党勢が固定され、あれだけ疑惑だらけの安倍首相が歴代最長を視野に入れています。

 

これは、安倍一強で、それに対する勢力がない自民党自体にも問題があります。かつての自民党であれば、各派閥の領袖が競い合って、もっと緊張感があったからです。それが、小選挙区制になり、公認権や金を党執行部が握るようになってから派閥は力を失い、党執行部、その頂点に立つ総裁の力が突出するようになりました。これは、権力闘争に打ち勝って総理に登りつめた小泉元首相の功罪でもあるかもしれませんね。かつての派閥争いに終止符を打つ、官邸中心の人事、極めつけは郵政解散で、党に楯突くことが出来ないような体制にしました。

 

その結果が、安倍首相のようなレベルでも、これだけの長期政権を出来るような体制を作ってしまったとも言えます。

 

ということで、今回の選挙で、暫く日本の混迷は続くことになるでしょう。

 

今更ですが、小池百合子が今回反省すべきは、自分の発言で云々ということではなく、自分の野心で事を起こそうとしたことですね。本当に日本のことを思って、立ち上がったのであれば、自民党を割り、民進党を割り、本当の意味での政界再編を目指すべきでした。しかし、所詮彼女は、自分の野心のためにやっていただけなので、今回の結果になったのだと思います。

 

私心を捨てるのは難しいと思いますが、本当に良い仕事は、私心を捨てたところにしかないと思います。今回の選挙の戦犯は、希望が勝った負けたなどという小さなことではなく、混迷をますます深めた小池百合子であることは間違いありません。

 

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DeNA下剋上!

2017年10月24日 23時20分44秒 | プロ野球・高校野球

DeNAベイスターズが、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで、初戦で敗れたものの、4連勝で19年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。「クライマックスシリーズ反対、優勝チームが日本シリーズに出るべき」が持論の私としては、この結末には納得できない部分もあるのですが、今シリーズのベイスターズは見事でした。

 

一言で言えば、「全員野球」でしょうか。19年前に日本一になって、その後3年間は3位とAクラスをキープしましたが、その後はラミレス監督になるまで1回しかAクラスはなく、10回も最下位に沈んでいます。球団経営の意思が見えないTBSが球団を保有していたことなども影響したと思われます。

 

それが2012年にDeNAが球団を買収してから、流れが変わってきました。なかなか結果は出せませんでしたが、ファンを第一に考える中畑清を監督に起用し、良くも悪くもファンに対する発信力は強くなりました。それと連動するように、球団も横浜スタジアムの子会社化で一体的な運営を出来るようにし、ファン重視の姿勢を強めたり、横浜高出身の筒香を始めとする地元選手を重用するなど、地域球団として地域に根をおろし、年々観客動員数が増加してきました。そして、昨年ラミレス監督が就任し、選手時代の派手なパフォーマンスは完全に封印し、選手本位の指揮をとり、クライマックスシリーズへの進出を果たしました。しかし、何とかクライマックスシリーズに進出したというのが、正直なところで、優勝というには程遠かったと思います。それは今シーズンも同様で、巨人と3位を最後まで争い、何とかクライマックスシリーズに進出したというのが、現実です。

 

しかし、1stステージでは、普通なら雨で中止になっても不思議ではない試合を勝つことによって、糸のように細かった可能性をつなぐ運を発揮し、ファイナルステージでは、毎試合、何人もの投手をつぎ込み、打つ方では主砲筒香が不振の間は、宮崎、桑原、ロペスといった選手が支えました。特に、今シリーズでは、投手の継投策が秀逸でした。

 

長丁場のシーズンでは、どれだけ計算できる投手、いわゆるエースがいるかが重要になります。短期決戦でも、普通は看板投手が何枚あるかで、計算をするものです。しかし、ベイスターズの投手陣で、成績上位の今永もまだまだ若手の感が拭えず、井納も6勝10敗と負けが先行し、とても絶対エースとは言えません。だからこそ、1イニングずつ投手交代するような継投や、エース格の今永を中継ぎで投入するなどの捨て身の作戦だったのでしょう。まさに全員野球です。

 

クライマックスシリーズの是非はありますが、今の制度がある以上、その中でやるしかありません。ベイスターズには、セ・リーグ代表としてしっかり頑張ってもらいたいですね。地力で考えた時には、ソフトバンクが圧倒的に有利と思われます。しかし、セ・リーグ3位、長年下位に低迷したチームで、怖いものはないはずです。クライマックス同様、捨て身で立ち向かえば、ホームグランドでも戦える日本シリーズ、何が起こるか分かりません。

 

ちょっと面白いかもしれませんね。

 

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崖っぷちからの生還と、崖っぷちに立つ敗戦!

2017年10月23日 23時02分40秒 | プロ野球・高校野球

崖っぷちからの生還!

 

昨夜は超大型の台風21号接近、衆院議員選挙と、日本中が大荒れの中、WBA世界ミドル級王座決定戦が行われ、村田諒太が7回終了後、エンダムのギブアップでTKO勝ちし、チャンピオンの座につきました。ご承知の通り、5月に最初の対戦がありましたが、誰の目にも圧倒していた村田が1対2の判定で敗れるという不可解な結果に終わりました。

 

当然のごとく、所属ジムは抗議の声をあげましたし、WBAの会長もエンダム勝利としたジャッジを処分し、再戦の指示を出しました。しかし、ボクシングは、純粋なスポーツと言えない興行という側面もありますから、どうなることかと思っていました。村田選手はまさに崖っぷちに立っていたのではないかと思います。

 

しかし、何とか再戦が実現し、昨日の対戦となりました。そして、試合はやはり村田選手がガードを固めながら、前に出てプレッシャーをかけ続け、エンダムは前回同様、単なる手数としかならない力ないパンチを出すだけで、村田選手のジャブ、ストレート、ボディーが確実にエンダムにダメージを与えていました。そして、7回が終わって、コマーシャルがあけると、何故か村田選手が手を挙げているではありませんか。エンダムのギブアップで、ボクシングの試合ではあまり目にすることのない結末となりました。チャンピオンとして、しっかり最後まで戦ってほしい気もしましたが、村田選手の勝利には間違いないので、何はともあれ見事崖っぷちからの生還でした。

 

しかし、本人が勝利インタビューで言っていたように、ミドル級というのは、世界でも非常に層の厚いクラスで、キャンピオンベルトを手にしたと言っても、村田選手が真のミドル級王者と認められたわけではありません。まだまだ険しい道が待っていますが、一度崖っぷちに立った男ですから、臆せず進んでいけるのではないかと思います。

 

 

崖っぷちに立つ敗戦!

 

優勝チームが日本シリーズに行けないのではないかと懸念されたパ・リーグは、ソフトバンクが連敗から、3連勝して見事日本シリーズ進出を決めました。一方で、先勝して大丈夫だろうと思われたセ・リーグの広島は、DeNAに連敗してタイに並ばれると、雨での中止を挟んで行われた第4戦にも敗れ、崖っぷちに立ちました。

 

横浜に勤務するものとしては、DeNAの活躍で地域が盛り上がって結構なことなのですが、いちスポーツファンとしては、優勝チームが日本シリーズに出られないのは、どう考えても納得が出来ません。クライマックスシリーズ導入直後は、そうしたケースが続き、優勝チームが1勝のアドバンテージを持つ4勝勝ち抜け方式になり、そうした理不尽なことが少なくなりました(「3と4の違い」、「3と4の違い再び」)。それでも3年前には、リーグ優勝の巨人が2位阪神に敗れました(「不甲斐なさすぎ!」)。この時は、阪神が4連勝し、制度の問題というよりは、巨人軍が抱える構造的な問題のように思えました。

 

翻って今年は、広島はまだ敗退が決まったわけでありませんが、レギュラーシーズンも盤石の戦いをしており、巨人の時とは状況は違うと思います。レギュラーシーズンでは、10ゲーム差をつけた広島ですが、唯一DeNAには分が悪かったこと、雨で間隔が空いてDeNAが1stステージからの疲れをとれたことなども要因としてはあるのではないかと思います。

 

いずれにせよ、広島は崖っぷちです。しかし、日本シリーズの正当性を担保するためにも、広島には頑張ってもらって、残り2試合連勝してほしいですね。

 

 

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クライマックスシリーズ1stステージは、下剋上!

2017年10月17日 22時16分05秒 | プロ野球・高校野球

クライマックスシリーズのファーストステージは、パリーグは3位楽天が、セリーグも3位DeNAが勝利し、下剋上となりました。

 

私は徹頭徹尾、クライマックスシリーズ反対派です。理由は簡単、優勝チームが日本一を争うべき、という至極単純なものです。ですから、優勝チームが日本シリーズ進出を逃す下剋上は大反対ですが、2位と3位の下剋上なら、どうでもいいというのが正直なところです。

 

しかし、当事者にとっては大ショックでしょうね。敗れた西武、阪神とも初戦を菊池雄星、メッセンジャーという絶対エースで勝っただけに、その後の2連敗はまさか…だったでしょうね。パリーグでは、これまで初戦に負けたチームがファーストステージを勝ち上がったことはなかったそうです。セリーグでは、雨にも負けず、阪神園芸がグランドを整備し、2戦目が行われましたが、悪コンディションで賛否が分かれました。次の日は中止になりましたが、連戦で中止になっていれば、阪神がファイナルへの進出を決めていただけに、選手もファンも複雑でしょうね。

 

しかし、いずれにせよ、大したことはありません。所詮、2位と3位のチームの試合でオープン戦と重みは大して変わりません。

 

それに対して、次のファイナルで下剋上が起きたら大事です。しかも、ソフトバンクが13.5ゲーム差、広島が10ゲーム差での圧倒的な優勝です。これで下剋上が起きたら、世も末です。アドバンテージはあるとはいえ、両チームには、気を引き締めて頑張ってもらいたいですね。

 

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東大野球部、15年ぶりに勝ち点!

2017年10月09日 23時55分12秒 | プロ野球・高校野球

今まで何度か「東大に入るより、プロ野球選手になる方が難しい」と書いてきました。数で言えば、東大に入学するのが3,000名で、プロ野球選手になるのが毎年80名ほどです。まったく違う分野ですし、希望する倍率も違うとはいえ、人口に対する単純な確率から言えば、プロ野球の方が難易度が高いからです。

 

しかし、「東大に入って、六大学野球で勝ち点をあげるのは、プロ野球選手になるより難しい」と言ってもいいのではないかと思います。昔ほどではないとはいえ、東京六大学野球と言えば、今でもプロ野球への人材の供給源です。これまで六大学からプロの世界で活躍した選手を挙げたら、枚挙に暇がありません。古くは、水原、三原(さすがに古すぎるか)、長嶋茂雄、田淵幸一、山本浩二、星野仙一、江川卓、岡田彰布、高橋由伸、和田毅、鳥谷敬などなど。今年も慶應の岩見選手は本塁打を量産し、プロから注目されています。そんな世界で勝ち点を挙げることと、日本の最高学府の頭脳を兼ね備えることの難易度は、さすがに比べるものも見つかりません。 

 

その東大も、今年はエースの宮台投手がドラフト候補です。そもそも、この一、二年、東大の勝ち点奪取を期待させていたのは、この東大レベルを超えるスーパーエースがいればこそです。しかし、今年の東大がすごいのは、単なる宮台頼みではないことではないでしょうか。

 

私も全然リアルな試合は観られていませんが、新聞などの情報を観る限り、今季は宮台も結構打ちこまれています。それを他の投手がカバーしたり、打線が点をとったりして、いい試合に持ち込んでいます。勝ち点を挙げた法大戦も、打線が奮起し、後半連投で出た宮台が失点しながら、何とか逃げ切った展開です。

 

しかし、これこそが本当のチームビルディングなのではないかと思います。

 

セレクションで全国から有力選手を集める他大学に対し、圧倒的な頭脳がなければ入学できない大学が対抗するには、単なる努力ではどうなるものではありません。そこには、何かを期待させるタレントが必要です。それが、宮台投手でした。しかし、一人の有力選手がいたからといって、どうなるものでもありません。2試合勝たなければ、勝ち点は得られないからです。

 

これまでも、何度か東大勝ち点か?!と期待されながらも、それをなし得なかったのは、2勝を挙げることが難しかったからです。まぐれや、一人の活躍で1勝することが出来ても、2勝を挙げることは、まぐれでは出来ないことだからです。

 

今回東大が勝ち点を挙げたことは(それも2連勝で)、宮台選手に触発された他の選手の成長にあるのではないかと思います。今シーズンは必ずしも宮台選手が圧倒的な成績を残しているわけではありません。しかし、チームは、宮台選手を中心に戦っており、それがチームのモチベーションになっていたようでもあります。つまり、宮台という選手により、他の選手がひょっとしたらやれるのかもという気になり、それがいつしか、俺たちがやらねばということで、チーム力を上げていったのではないかと思います。

 

こう言っては失礼ですが、東大のようなチームが勝つには、時折現れるスーパースターとそれに触発される周囲の成長によって生まれる、非常に稀有な条件が必要なのだと思います。しかし、だからこそ、その勝利の味は格別ではないかと思います。おめでとうございます!東大野球部!

 

 

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