八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

史上最多メダルの平昌五輪閉幕、東京マラソンでは日本記録!

2018年02月25日 18時37分29秒 | スポーツ

平昌オリンピックは、最後、新種目のスピードスケート女子マススタートでは、ワンツーフィニッシュを狙った後輩の佐藤綾乃選手は、他国選手の巻き添えで準決勝敗退となりましたが、高木菜那選手が見事優勝しました。ちょっとショートトラックのような要素もあり、チームで助け合う場面もあるようですが、佐藤選手がいない中で、見事に最後に指し切りました。これで高木菜那は、パシュートに続き金メダル2個目、妹の高木美帆は金銀銅です。すごい姉妹です。普通は美談になる話ですが、報道で明らかになったのは、姉妹の恐ろしいまでのライバル意識でした。それが今回のメダル獲得の原動力なのでしょうが、子を持つ親の立場としては、親御さんに同情してしまいます。親御さんは本当にほっとしたと思います。今回、どちらかだけが活躍していたら、どうなっていただろうとぞっとしてしまいます。

 

そして、長丁場で戦ってきた女子カーリングの3位決定戦で、日本が第8エンドから連続得点で逆転銅メダルを獲得しました。第10エンドは、後攻イギリスが得点し延長に入ると思われましたが、ミスショットで日本がスチールし、勝利が決定しました。途中から、おやつタイムや「そだねージャパン」と話題になりましたが、常に笑顔を前向きに戦う姿に、最後に神様がプレゼントをしてくれたのかもしれません。見事なカーリング初メダルでした。

 

そして、今日は東京マラソンでした。昨年のコース変更で高速レースとなった東京マラソンですが、それだけではなく、東京オリンピック代表選考大会MGCへの出場権をかけた大会となったこともあり、記録づくめの大会となりました。

 

箱根で活躍した東洋大出身の設楽悠太選手が2時間6分11秒と、16年ぶりに日本記録を更新し、2位に入りました。設楽選手が見事だったのは、30km過ぎで先頭集団から遅れたものの、そこでずるずるいかずに本当の終盤に目を見張るような追い上げを見せ、日本人トップの井上選手をかわし、そして2位、3位の外国人選手も抜き去り、2位まで追い上げたことです。高速コースとはいえ、後半追い上げ、日本記録と2位の座を獲得したのは、見事でした。井上大仁も2時間6分54秒の好記録を出し、木滑、宮脇、山本、佐藤も2時間8分台でMGC出場権を獲得しました。

 

大阪国際女子マラソンでは、初マラソンの松田瑞生選手が2時間22分44秒の歴代9位の好記録で優勝、2位の前田穂波、3位の安藤友香とともに、MGCへの出場権を獲得しました。そして、別府大分毎日マラソンで園田隼選手が2時間9分44秒の記録でMGCの切符を手にしました。記録は平凡でしたが、外国人選手と抜きつ抜かれつの死闘を演じました。

 

それもこれも、MGC出場権というニンジンが効果的に機能しているからのように思います。これまでマラソンの選手選考はたびたび物議を醸してきましが、いろいろ事情はあっても公明正大にやることが必要です。それには、条件が異なる複数大会を選考レースにするのではなく、それは予選として、選考レースで一発選考というのは良いやり方と思います。これで結果がついてくるかは分かりませんが、少なくとも今のところ、全体のレベルアップには間違いなくつながっていると思います。今後のマラソン界は、注目です!

 

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女子スピードスケート、小平、パシュート金メダル!

2018年02月21日 22時52分58秒 | スポーツ

18日(日)の500mでの小平奈緒選手の金メダルに続き、今日のパシュートでも金メダルを獲得しました。両種目とも金メダルを期待された種目ですが、期待通りに金メダルを獲得することがどれだけ難しいことか。

 

小平選手は、スタートで一瞬ピクリとしてヒヤッとしましたが、スタートしてからは危なげなく、37秒を切る五輪新の記録を出しました。最終組では、五輪連覇中の李相花選手が登場し、スタートでは小平をリードしましたが、後半遅れて小平が金メダルを獲得しました。オランダ留学で体得した最適な滑りと、今季国内外24連勝という圧倒的な自信が揺らがなかった結果でしょう。見事でした。

 

そして、今日のパシュートです。先日の予選では、日本はスタートでひやっとしましたし、五輪にピークを合わせてきたオランダに遅れをとり、W杯で世界記録を連発した日本と言えども、安泰ではないと思い知らされました。今日の決勝は、そのオランダが相手です。

 

スタート直後こそエース高木美帆で日本がリードしましたが、佐藤綾乃、高木菜那が先頭に立つと、オランダにどんどん追い付かれ、逆にリードされてしまいました。しかし、日本はそれも想定内で、後半に高木美帆が再び先頭に出ると、疲れが見えたオランダをどんどん追い上げ、遂には追い抜き、大差をつけて五輪新で金メダルを獲得しました。

 

恐らく個々の選手の持ちタイムでは、スケート大国で今大会もメダルラッシュのオランダの方が上回っていたでしょう。レース後のオランダ選手の非常に悔しそうな表情がそれを物語っています。それを覆したのは、何と言っても、これで今大会で金銀銅を獲得した高木美帆選手のエースとしての覚悟と、菊池彩花選手を含むチームワークでしょうね。本当に見事でした。

 

これで、冬季五輪でのメダル数は11個と、過去最高を更新しました。昨日の男子複合ラージヒルでは、ジャンプで首位に立った渡部暁斗選手が後からチーム戦で追うドイツの3選手の前に完敗しましたが、今日の女子フィギュアSPでは、宮原、坂本が4位、5位と大健闘しました。OAR(オリンピックアスリートフロムロシア)のザギトワ、メドベージェワが圧倒的な得点で、1位、2位を占めましたが、まだまだ銅メダルは狙えますし、オリンピックという舞台では、何が起こるか分かりません。メダル獲得数の更新を期待しましょう!

 

 

 

 

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ピョンチャン五輪、羽生、宇野ワンツーフィニッシュ!

2018年02月18日 00時09分45秒 | スポーツ

メダルラッシュが期待されたピョンチャン(平昌)オリンピックですが、その期待通りの結果となっています。しかし、それは「予想通りだったな」なんて、そんな簡単なものでは決してありません。

 

男子モーグルでは、金メダルが期待された堀島選手をはじめとする有力選手が悪コンディションでコースアウトする中、伏兵の原選手が銅メダルを獲得し、日本選手のメダル第1号となりました。原選手は、これまでメジャー大会での表彰台がない中で、見事メダルを獲得しました。

 

ジャンプでは、前回金メダルを期待された高梨沙羅選手が銅メダルを獲得しました。前回は金メダル大本命でしたが、今回は調子が上がらずメダル獲得がギリギリという中で、見事メダルを獲得しました。

 

そして、スピードスケートでは、高木美帆が得意の1,500mで金こそ逃しましたが、続く1,000mでも銅メダルを獲得しました。そして、この種目の世界記録保持者の小平奈緒選手が銀メダルを獲得しました。高木美帆選手は、8年前に15歳で五輪デビューしながら、前回代表落ちをするという辛酸を舐めましたし、小平選手も既に30歳を超えるベテランながら、なかなか結果が出ずにオランダ留学を経て、現在の結果を出すというように、本当に苦しいことを乗り越えての結果でした。

 

そして、スノーボードでは、前回15歳で銀メダルを獲得した平野歩夢選手が絶対王者ホワイトを追い詰めての銀メダルを獲得しました。平野選手も、大怪我をしてからの復帰で、3回目の演技であれば、ホワイト選手よりも高得点が出たのではないかという素晴らしい演技での銀メダルであって、世代交代を確実に感じさせるものでした。

 

そして、今日の男子フィギュアですが、昨日のショートプログラムでは、最終組のトップで羽生結弦選手が圧巻の演技で、111点を叩き出しました。そして、次は今シーズン負けなしで、現在最もジャンプが強い、伸び盛りのネイサン・チェンでした。しかし、それが、まさかまさかのジャンプのミス連発で、15位に沈みました。次のロシアのコリヤダも精彩なく沈みました。この二人は完全に羽生の演技に呑まれていましたね。時間を経て、フェルナンデス、宇野、金は、自分の演技をして、高得点でフリーにつなげました。

 

そして、今日のフリーです。ショートで沈んだネイサン・チェンですが、フリーでは開き直ったか、5本の4回転を飛び、300点に迫る高得点を出しました。上位4人のうちで最初の演技は金選手でしたが大きなミスなく、わずかにチェン選手を上回りトップに立ちました。そして、最後の3人のトップは、羽生選手でした。見事でした。冒頭の4回転を出来栄えでも満点の完全な立ち上がりでスタートすると、終盤さすがに疲れが見えてミスをしても、それを次にリカバリーするなど、チェンには及ばないまでも、207点を叩きだし、317点と圧倒的首位に立ちました。次のフェルナンデスも良い演技でしたが、もともとの演技構成の難易度が低い上に、4回転のジャンプが2回転になり、羽生を上回るには至りませんでした。

 

そして、最終滑走が20歳の初出場の宇野昌磨選手です。4回転では、世界で初めてフリップを飛ぶなど、種類では羽生を上回っており、完璧にこなせば、金メダルもありえます。しかし、冒頭のジャンプでまさかの転倒。普通なら、ずるずるミスが続く展開で、見ていてメダル獲得は諦めたくらいです。しかし、ここからがすごかったです。この後、まったくミスなく滑り切り、技術点では羽生を上回り、なんとフェルナンデスも上回り、銀メダルを獲得し、羽生、宇野とワンツーフィニッシュとなりました。

 

結果は、予想通りかもしれませんが、それは決して普通の予想通りではありませんね。

 

それぞれの選手が、それぞれの事情を抱える中で、しっかり獲得したメダルだと思います。それが、観るものの心を打ちます。まだ残りの競技があります。しっかりと見届けたいですね。

 

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