今日は学校行事で散ドラ活動がありません。日本シリーズも終わってしまいました。高校野球秋季大会準決勝も来週です。
ということで、東京六大学野球を見に行ってきました。
勝ち点をあげれば早稲田が優勝、慶應が2勝1敗で勝ち点をあげれば明治が優勝、慶應が2連勝すれば明治と慶應の優勝決定戦と、三つ巴の最終カードです。
しかし、今日は寒かったです。とてもビールを買う気にはなれません。
早稲田の先発は、浦和学院出身で選抜優勝投手の1年生左腕小島(おじま)、慶應も左腕の三宮。
そして、両チームには他にも注目選手がいます。
巨人のドラフト2位重信慎之介外野手。初めて見ましたが、足は速いですね。打つ方でも、レフトにシュアな打球を放ちました。3番茂木栄五郎内野手も楽天3位です。
巨人のドラフト5位山本泰寛遊撃手。ヒットは終盤に1本。試合前のノックでは、結構ポロポロしていました。ちょっと心配??
日本ハムのドラフト6位横尾俊建三塁手。3打席目のセンターフライはいい当りでしたが、今日はノーヒットでした。
そしてドラフト漏れの谷田成吾外野手。終盤ヒットを1本放ちましたが、「ヨシノブ2世」の片鱗は見えず。
両投手とも四球を与えるものの、両チームともあと一本が出ず、5回まではゼロ行進。両チーム応援団とも得点時の応援歌を歌えず、焦れる展開です。
陽射しが出てきましたが、陽が当るのはグランドだけでスタンドは寒いままです。6回表、また四球から早稲田が一死満塁のチャンスを迎えますが、7番は倒れて二死となりました。
迎えるは8番バッターでチャンスは潰えたかと思われましたが、何と何と、両チームを通じこの日初めてのクリーンヒットを右中間に放ち、早稲田が2点を先制しました。
早稲田・小島投手もストレートは140km弱でそれほど速いわけでもなく、四球も多いものの、その後も変化球を交えながらノラリクラリと慶應打線をかわし、8回にはヒットを重ねられピンチを迎えるが、5ゴロ併殺に打ち取り、このまま完封するかと思われました。
しかし、簡単に終わらないのが伝統の一戦です。9回裏、一死から代打岩見がジャストミートした打球は、慶應応援団が待つ左翼席上段に飛び込みました。さらに山本がヒットで続き盛り上がる慶應スタンド、ここで小島投手は降板。
併殺崩れで二死となりますが、迎えるバッターは横尾!長打が出れば同点、ホームランでサヨナラの場面です。前の打席ではもう少しでセンターオーバーかという良い当たりを放っていて期待が高まります。一球一球にスタンドが湧きます。横尾を後押しする慶應応援団に、投手を盛り立てる早稲田応援団。両校の応援は最高潮となります。
ここでホームランを打てば、「記憶に残る一戦」となったでしょうが、最後はサードゴロとなり、ゲームセットとなりました。
これでまず慶應の優勝はなくなり、早稲田が優勝に一歩近づきました。
勝った早稲田がヒット5本、四球8個、失策0
負けた慶應がヒット6本、四球7個、失策2
ほとんど同じような内容でしたが、ここぞでの「あと一本」と失策が勝敗を分けましたね。明日はどうなりますか。