昨日までで全国48校の代表が決定し、最後の1県となってた愛知県の決勝が昨日から連戦で行われ、1年生藤島投手の活躍もあり、6年ぶりの東邦が最後の代表として決定しました。
東東京大会は、10度の準優勝を経験し、さしずめ「~の呪い」とでも言われそうだった二松学舎大付が遂にその呪縛を破り代表の座を掴みました。その座を射止めた原動力も1年生でした。準決勝でも、先制点を1年生が叩き出しましたし、決勝でも1年生捕手が同点本塁打を放ち、1年生投手がリリーフで締めるという活躍でした。
神奈川大会では、昨年ほぼ2年生の横浜が出場し、今年はどれだけ強いのかと期待されましたが、その横浜を準決勝で破った東海大相模が決勝で、2年生投手の吉田が、桐光・松井を研究した縦スラで20奪三振を奪って甲子園進出を決めたそうです。甲子園で実物を見てみたいものです。
前橋育英・高橋、済美・安楽、浦学・小島といった、有名選手が甲子園出場を果たせずに消えましたが、新たなスターが甲子園を湧かせるのでしょうね。今年も夏の甲子園に注目です。
一方、数年前、というかもうだいぶ前に甲子園を湧かせた日本ハムの斎藤佑樹投手が2年ぶりの勝利をあげたそうです。だいぶニュースで取り上げられていました。
斎藤投手については、何度か書いていますが、今も思いは同じです。今日も6回6安打5四死球で何とか勝ち投手を拾ったようなもので、18番を背負って鳴り物入りで入団した選手としては、物足りないものです。26歳の若者がこの状態で、この後もずっと18番を背負っていけるとは到底思えません。ここから巻き返しがきくのかどうかプロではない私には分かりませんが、まず無理なような気がします。同期の早大トリオもなかなか厳しいですね。
高卒でメジャーを目指した大谷翔平は、日本球界入りをしましたが、順調な成長を遂げています。メジャーを止めて日本球界に入るのと、プロ野球を保留し大学や社会人に行くのでは、天と地ほどの差があるのだと思います。
何度も言っていますが、地力が足りなくて、あるいは、評価されなくて、大学や社会人で捲土重来を期すのと違って、当然プロにいくべき人は、速くプロに行くべきなのだと思います。本当に実力があれば、江川卓投手のようにプロでも活躍できると思いますが、彼が高卒ですぐに、あるいは大学卒ですぐにプロに入っていれば、もっと活躍したのではないかと思います。
若い選手たちは、岐路に悩むでしょうが、それは一般人の我々だって同じです。本当に才能ある選手たちは、早くにプロを目指してほしいものです。そして、変に老成せず、若々しいプレーでスタンドを湧かせてほしいですね。
父母会長の母校だということをつい先日聞きましたが、ひょっとしたらうちの娘の母校にもなっていたかもしれないので、今日はバックネット裏近くの一塁側スタンドに陣取り、日大鶴ヶ丘の応援です。
ついでに言うと、日大鶴ヶ丘のリードオフマンの樋田選手はみなみ野中出身で、みなみ野ファイターズ出身です。昔のスコアブックをひっくり返すと、6年生の時はたまたま私が行けなかったので、スコアが残っていませんでしたが、5年生の時に既に3番捕手で出場していました。すごいですね。いつか散ドラからもそんな選手が出るでしょうか?
試合は、これまでの乱打戦が嘘のように、息詰まる投手戦となりました。日大鶴ヶ丘の先発小林投手は、ストレートは135km前後で球威がありますが、カーブはほとんどストライクが入らずストレートの前の見せ球といった感じでした。
対する東海大菅生の同じく小林投手は、左腕でストレートは130km弱ですが、キレがあり、変化球もうまく使う好投手です。
初回表、菅生の攻撃は6ゴロ、8フライで二死後、死球・暴投で二進後、7フライで無得点だが、鶴ヶ丘の小林投手はやや不安が残る立ち上がり。
初回裏、鶴ヶ丘の攻撃は連続9フライの後、6ゴロエラーで出塁、4番が三遊間を破りチャンスを広げるが、次打者4ゴロに倒れ、無得点。
2回表、5番三振の後、中前ヒット、右前テキサスヒットで得点のチャンス。しかし、8番5ゴロで、5-4-3のダブルプレー(しかも、塁審のコールが遅いので、一塁手はすかさず本塁送球。散ドラ諸君に見せたいお手本のプレーでした)。しかし、鶴ヶ丘の小林投手はやや不安。
2回裏、鶴ヶ丘の6番からの攻撃は、3ゴロ、左前ヒット、四球でチャンスを作るが、9番小林がバントを空振りし、捕手から二塁ベースへ送球タッチアウト、小林も三振でチャンスをつぶす。
3回表、菅生は9番小林が中前クリーンヒット、バントで二塁へ送り、2番はレフトへいい当り、しかしレフトが走り込んで捕球、エンドランだったのか二塁走者は三塁を回っており、レフトから二塁転送され、ダブルプレーで無得点。
3回裏、鶴ヶ丘は先頭打者からの好打順も、6ゴロ、四球、6ゴロ二塁封殺、6ゴロ二塁封殺と、菅生・小林投手の術中にはまる。
4回表、菅生の3番は三振となるも、四球、中前ヒットで一死一三塁のチャンス。6番の8フライは浅すぎてタッチアップできず、7番6ゴロで無得点。
4回裏、鶴ヶ丘も、5ゴロ、3ゴロ、7番中前ヒットを放つも、後が続かず三振で無得点。
5回表、8番からの下位打線が6フライ、三振で二死となるも、1番・2番が連続右前ヒット、3番も右中間を抜けるかといういい当り。しかし、鶴ヶ丘の右翼手が背走し、最後はジャンプしながら捕球するファインプレー!何とかピンチをしのいだものの、鶴ヶ丘・小林投手は失点のにおいがプンプンします。
5回裏、鶴ヶ丘の9番からの攻撃は、4ゴロ、6ゴロ、三振の三者凡退。
6回表、4番を死球で出すと、すかさずバントで送り、6番三振で二死となるが、7番左前クリーンヒットで二塁走者が生還。押していた菅生がようやく1点先制!打者走者も二塁を狙ったが、カットしたサードから二塁転送で1点止まり。しかし、菅生スタンドは大盛り上がり!
6回裏、追いつきたい鶴ヶ丘も、3番が右前ヒットを放ち、4番がしっかりバントで送る菅生と同じ展開だが、3ゴロ、3ゴロと後続が続かず無得点。
7回表、鶴ヶ丘・小林投手は続投。菅生の8番からの攻撃を、8フライ、6ゴロ、三振でこの試合初めて三者凡退で抑える。
7回裏、鶴ヶ丘の攻撃は7番から。四球で出塁すると、すかさずバントで二塁へ送る。ここで何とか踏ん張ってきた小林投手に代打を送る。代打金井の当りは、少し弾んで処理に焦ったかショートが弾き、緩くセンターに転がる間に、二塁走者が本塁生還で鶴ヶ丘が同点に追い付く!
ここで菅生は、高橋に投手交代するいつものパターン。初めて見ますが、帽子を飛ばしながら140kmの速球を投げ込む力投タイプの左腕です。前の小林投手から球速が10kmくらいまして最初は押されましたが、1番樋田が中前へクリーンヒットでチャンスが広がる。しかし、2番三振で、二塁走者が三塁でアウトになる三振ゲッツー。エンドランだったのでしょうか。
8回表、鶴ヶ丘も小林投手に代打を出したので、いつものパターンで左腕秋山へ継投。ストレートは130km前後ですが、変化球の制球もよく安定しています。2番からの攻撃を、投フライ、7フライ、死球、3ファウルフライで無失点で抑える。
8回裏、鶴ヶ丘の3番からの攻撃は、6ゴロ、8フライ、右前ヒット、6ゴロで無得点。均衡破れず。
9回表、菅生の6番の当りは、3塁ベンチ前へのフライ。三塁手の樋田がベンチのわずか手前まで走り込んでキャッチするファインプレー。次打者もショート横へ強い当り、ショート西ヶ谷が倒れながら好捕、一塁送球で二死。8番には中前ヒットを打たれるが、9番を三振にとり、流れは完全に日大鶴ヶ丘ペース。
9回裏、鶴ヶ丘の先頭7番は4ゴロで一死となるも、8番の左打者國生が速球に押し込まれながらもファールで粘り、最後はレフト線に二塁打!代走を送り勝負をかけるが、9番投手の秋山は5ゴロに倒れ二死。1番樋田は敬遠気味のストレート四球で、菅生は塁を埋め守り易くする。
ここで打者は2番中里。菅生の左腕高橋も力のある球を投げ込み、簡単には打たせない。ファールで粘る中里。鶴ヶ丘スタンドは総立ちで、自然と掛け声が出て、選手を後押しします。
中里選手の打席の途中に、捕手が指示して外野手に前に来るように指示しました。後ろに抜かれようがもはや関係ありません。1点を絶対にやってはいけない場面です。
そして、何球か粘った末、高橋の速球を遂に中里がレフト前に打ち返す!スタンドからは割れる歓声!
三塁コーチは手を回し、二塁走者は本塁突入!しかし、浅く守っているレフトから好返球ならアウトかという微妙なタイミング。。。
しかし、左翼手も力が入ったのか、ダイレクト送球ではなく、カットの三塁手へ。ここで僅かに時間を使い、焦った三塁手の本塁送球は左へそれる。
二塁ランナーホームイン。駆け寄る日大鶴ヶ丘の選手たち。僅かなチャンスをものにして、日大鶴ヶ丘の劇的なサヨナラ勝ちとなりました。
試合の中盤すぎまでは、東海大菅生のペースでした。左腕小林のピッチングも良かったですし、打線もチャンスを作っていました。
それを何とか鶴ヶ丘のペースに持ち込んだのは、鶴ヶ丘の堅い守りだったような気がします。エラーはなく、随所でピンチを防ぐ好プレーを見せました。それが最後の最後に、ここ一番の攻撃につながったのではないでしょうか。
西東京大会は、これで終了です。が、日大鶴ヶ丘高校は、参加132校、127チームの思いを背負って、夏の甲子園に臨むことになるわけです。私も全力で応援したいと思います。
父の会
昨夜は「祇園」で父の会でした。祝勝会がなかなか出来ないので、だいぶご無沙汰をしています。以前は、夏祭りの夜店を見守りながら呑んでいましたが、昨年からそれがダメということで、祇園のみでの会合です。
お母さんたちは、「どうせオヤジたちが飲んだくれているんでしょう」と思っているでしょうが、嘘偽りなく熱く野球のことを語り合っているのです。散田町という地域の住人という共通点もありますが、何と言っても皆の共通点は「野球」だからです。
それも度を越すと、「飲んだくれ」になってしまします。数年前には、夜中の1時、2時までになったこともあり、さすがにその時間まで何を語り合っていたかを覚えているはずもなく、確かにただの「飲んだくれ」でした(「酔っ払いの戯言(たわごと)」)。しかし、最近のお父さんたちは、とても紳士なので、昨日もしっかりしたまま11時にはお開きとなりました。
子ども神輿
8時過ぎにクロの散歩に出ると熱風のような風が吹いていました。後で調べると、8時で既に32℃あったようです。中散田公園に行ってみましたが、まだ散ドラ部員は集まっていませんでした。
9時から高校野球東東京大会の準決勝の中継が始まったので見ていたら、神輿の案内があったので、家を出て見に行きました。今年も散ドラ諸君が中心となって、先日の散田本町の神輿と比べると、やはり盛大でした。しかし、暑くて大変だったと思います。父母の皆さん、子ども会役員の皆さん、ご苦労様でした。
全国高校野球選手権大会東東京大会準決勝第一試合「二松学舎付対成立学園」
東大会の方ですが、まったくチェックしていなかったので、どこが本命なのかも、よく分かりません。第一試合は二松学舎大付属対成立学園でした。二松学舎大付属が夏の予選では何度も決勝進出をしているものの、まだ優勝したことがないこと、成立学園が春の都大会で優勝したことは、知っていました。
成立学園の左腕エースの木寺は、球速こそ130km程度ですが、制球とキレでこれまで安定した投球を続けてきたそうです。それが、2回に1年生の左バッターに右越えの先制打を打たれると、立て続けに連打を浴びて、7失点しました。その後は立ち直りましたが、強豪校のエースでも、一度歯車が狂うとなかなか立て直すのが難しいということがよく分かりました。そして、打撃は力ではなく、タイミングなのだということもよく分かりました。先制打の一年生は、決して体格がいいわけではなく、まだ中学生に近い感じです。しかし、イチニのサンという感じで、タイミングばっちりで降ったら、ライトの頭を越えました。力だけではなく、タイミングが合えば、打てるのです。
二松学舎大付属のエースは大柄ですが、速球派ではなく、速球は130kmちょっとでした。しかし、ナチュラルに変化するような癖球で、のらりくらりといった感じで、成立学園を抑えていました。結局、2回の大量点が効いて、9対2で7回コールドで二松学舎大付属が決勝進出を果たしました。今度こそ夏の甲子園出場できるでしょうか。
炎天下のジョギング
第二試合まで少し時間があるので、ジョギングに出かけました。しかし、11時で34.5℃といった暑さです。10km走ろうと思いましたが、無理せず半分の5kmで切り上げました。
全国高校野球選手権大会東東京大会準決勝「帝京対関東一高」
戻ると既に第二試合が始まっていて、帝京が2回に3点を先制していました。第二試合の帝京対関東一高は、第一試合の両校には失礼ですが、実績的には事実上の決勝戦という趣です。選抜には帝京を破った関東一高が出場したということで、どちら勝つか分からない一戦でした。
しかし、3点を先制した帝京がその後も追加点を重ね、守ってはエース清水がストレート、変化球とも制球よく関東一高を抑えて、帝京の圧勝でした。西大会の日大三高と東海大菅生もそうですが、秋や春の結果はあてにならないということなのでしょうね。伸び盛りの高校生は、1ヶ月、2ヶ月でもぐんぐん成長していくのでしょう。
両校とも打撃力はありますが、やはり勝負を分けたのは投手力でしょうね。帝京の清水は、140弱のストレートと、スライダー、スローカーブを駆使し、しかもよく制球されていました。一方、関東一高は2番手以降しか見ていませんが、速球は130kmくらいでした。秋や春にはそれでも抑えられたのかもしれませんが、鍛えぬいてきた夏にはそれでは通用しないのかもしれません。帝京の選手たちは気持ち良く振り切っていました。
決勝戦は、二松学舎大付属対帝京となりました。帝京に分があるような気がしますが、帝京の強力打線を、二松学舎の大黒投手の癖球が通用するかどうかがポイントですね。
夏祭り!
試合が終わり、昼食をとり、15時過ぎには雷とともに雨が降ってきました。夏祭りの二日目が心配されましたが、その後再び晴れてきて、何とか夏祭りも始まりました。
恒例の夜店を出しています。毎年しっかり完売しているようなので(部員も相当消費しているようですが)、しっかり頑張ってくださいね!練習もこれくらい熱心にやれば、もっとうまくなると思うんですけどね!
今日は仕事で見られませんでしたが、全国高校野球選手権大会西東京大会の準決勝でした。
今年の日大鶴ヶ丘と東海大菅生は見ていませんが、決勝は日大対決になるような気がする、と書きました。
昼過ぎにネットをチェックすると、一試合目は、日大鶴ヶ丘が快勝し、二試合目も日大三高が5対1くらいでリードしていました。
予想通りだなと思っていたら、先ほど結果をチェックしてビックリです。何と東海大菅生が試合を、ひっくり返し勝っているではありませんか!
春の大会でも日大三高がコールド勝ちしていたので、まさかこんな結果になるなんて思っていませんでした。
もちろん春から成長していることもあるでしょうし、準々決勝から中2日か、中3日か、しかもどれだけ暑かったかも無視できませんね。今日勝った2チームは、いずれも中3日でした。
決勝は、明後日で両校とも中1日になります。東海大菅生は、継投が続いていますが、それが戦術だとすると、多少余裕があるかもしれません。しかし、ここまで来たら、総力戦です。勝利への執念が上回った方が勝つのでしょうね!
超高校級の投手として注目を浴びていた済美の安楽投手が、早くも敗退し、甲子園出場の道が断たれました。昨年の選抜では投げ過ぎが話題になっただけに、スカウト陣には早期敗退を歓迎する声もあるそうですが、やはりファンの側からは見られないのは残念です。
また、昨春の優勝投手である浦学・小島和哉投手、昨夏の優勝投手である前橋育英・高橋光成投手も早々に姿を消しました。
昨年は2年生投手が活躍し、今年の躍進が期待されていただけに残念です。しかし昨年も、素人には無名の鳴門・坂東投手、日大山形・庄司投手など活躍し、甲子園を湧かせました。
夏の厳しい戦いを勝ち抜いてきた選手たちです。それまでの前評判などとは違って、一回りも二回りも成長することも普通にあるでしょう。
期待の選手が甲子園に来ないのは残念ですが、新たなスターの誕生を期待したいですね!
昨日、準々決勝の2試合が行われ、唯一の都立の小平は、日大鶴ヶ丘に1対7で敗れ、八王子初の甲子園出場の期待がかかる八王子も、東海大菅生に、4対3で敗れました。残念です。
そして、今日は残る準々決勝の2試合、明大中野八王子対日大三高、国学院久我山対駒場学園でした。心情的には、八王子初の甲子園出場の期待がかかる明大中野八王子、倅のチームが春大会で惜敗している駒場学園を応援です。
暑くなるのが分かっていたので悩みましたが、今予選は倅の試合しか見ていないので、思い切って神宮まで出かけました。9時スタートなので、いつもの出勤時間と同じ頃に家を出ました。まるで仕事です。
試合前の日大三高の選手たち。相変わらず何を詰め込んだのかという体格です。
そして、エースの釘宮です。ストレートは140km弱で、スライダーの制球もいいです。
一方の明大中野八王子の坪井は、ストレートは135km前後です。スライダーはわずかにはずれたのを日大三高に見送られていました。
両エースのストレートの5kmの球速の差とスライダーの制球、そして主軸の力が、ゲームの勝敗を分けました。
日大三高は、2回に4番廣谷のセンター横をやぶる二塁打、5番田村の中前ヒットでチャンスを作り、併殺崩れで1点を先制、4回にも4・5番の四死球から6番伊藤が右中間二塁打で追加点、5回にも2番の中前ヒットからチャンスを作ると、5番田村の左中間二塁打、6番伊藤のテキサス安打、7番秋葉中越え二塁打で3点を入れました。
一方、明大中野八王子は、4回に、3番からの攻撃で、いい当りではないものの4ゴロ内野安打、三遊間ヒット、6ゴロ内野安打で一死満塁のチャンスを作りましたが、連続三振でチャンスをものに出来ませんでした。6回にも、3番奥村左前ヒット、4番坪井スライダーに三振、5番平島中前ヒット、6番相澤四球で再び一死満塁としましたが、後続が6フライ、三振に倒れました。
ここぞの場面で、日大三高の主軸は、坪井のボールになるスライダーを見送り、長打を放ったのに対し、明大中野八王子は、釘宮のスライダーにやられていました。特に中盤以降は、スライダーを軸にしていたように思います。
いつも思いますが、日大三高は、最初から飛ばすわけではなないのですが、じりじり差を広げ、気がつくと勝っているという横綱相撲のような野球をしますね。
それと、伝統なのか、指導法なのか、先輩と似ている選手が多いですね。今年のエースの釘宮は、昨年のエース大場によく似ていますし、1番稲見選手は、優勝した時の2番金子(法大)、4番廣谷は同じく4番の横尾(慶大)、5番田村は5番の高山(明大)によく似ています。
だからというわけではありませんが、今年も地力はひとつ抜きでている感じですね。
0対7で7回コールドで勝敗がつきました。
第2試合の国学院久我山対駒場学園は、正直なところ、序盤から点差がつくと思いましたが、予想外に駒場学園が健闘しました。
国学院久我山の左腕西村は、130km弱のストレートと変化球、駒場学園の右腕牛嶋は、120km前後のストレートと100km以下の変化球が主体です。はっきり言って駒場学園の牛嶋投手の球速は、ベスト8レベルではありませんが、変化球を低め低めに球を集めて、打たれはするものの、よくしのいでいました。
国学院久我山は、牛嶋投手からチャンスは作るものの、なかなか大量点とはいかず、3回には、連続左前ヒットのチャンスも6-4-3のダブルプレーのあと中前ヒットで1点、死球後、痛烈な当たりは5ライナー好捕で1点どまり、5回にも中前ヒット2本で1点を追加するも、7安打で2点とここまでは駒場学園のペースにはまっていたといえると思います。
しかし、6回に6番からの攻撃で、左前ヒット、三振、右前ヒット、9番西村はバントで二死としても二三塁に送り、当たっている1番長田の中前ヒットで2点を追加し、4点差をつけました。こちらも1試合目同様、ジリジリと点差を広げます。
一方、駒場学園は、初回に3番が右中間三塁打を放ったものの、あとは5回にイレギュラーした打球がヒットになったほか、ほとんど完璧に封じられる。
すると、7回表、駒場学園は投手交代。確かに、点を取られて、疲れもあるだろうが、2番手とは制球の差がありすぎたように思います。4本の長単打で3点を失い、7回でコールドとなる7点差とされ、3番手に交代、さらに1点を追加されました。
スタンドはそれでも諦めずに懸命に応援します。
しかし、7回の攻撃も無得点に終わり、7回8対0でコールド負けとなりました。
これでベスト4が出揃い、一番面白い準決勝は、26日(土)となります。
第1試合が、 日大鶴ヶ丘 対 国学院久我山
第2試合が、 日大三高 対 東海大菅生 です。
今年の日大鶴ヶ丘、東海大菅生は見ていませんが、決勝は日大対決になるような気がします。ここから数日がクライマックスですが、勝ち残った1校は、これからが本番です。東京、神奈川、大阪などの激戦区では、日本一になるには、気が遠くなるような戦いですね。
今日のジョグ
32℃の猛暑の中、走りました。体重2kg、体脂肪2%落ちました。
10.1km 1時間02分50秒
昨日で第96回全国高等学校野球選手権大会西東京大会のベスト8が出揃いました。
昨日の4試合は、「順当に行けば、日大三、国士舘、昭和、国学院久我山が勝つのでは」と書きましたが、そのうち2試合が外れました。面目ありません。
国士舘対明大中野八王子は、両校ともノーシードですが、実績が上で、シード校片倉を破った工学院付に勝った国士舘に分があると思ったのですが、明大中野八王子が快勝しました。
エースの坪井投手は、倅と幼稚園の同窓生だそうです(もちろん憶えてはいませんが)。椚田中出身だそうですが、シニアでやっていたらしいので、中学時代の対戦はないのでしょうね。椚田中とはどっこいどっこいでしたから。140km超の速球を投げるらしいので、今後注目です。
もう一試合の都立昭和対駒場学園は、シード校昭和に分があると思いましたが、何と駒場学園が6対9と乱打戦を制してベスト8に進出しました。駒場学園は、田無工、富士森、四商といずれも都立を破ってここまできた都立キラーです。正直、山にも恵まれたとも思いますが、シード校を含めて4勝してのベスト8は立派の一言です。
この駒場学園と倅の高校は春大会初戦で対戦、8回まで4対4の互角の戦いをし、9回に2点を入れられ惜敗しました。体格がものすごいわけでもなく、勝敗もどっちに転ぶか分かりませんでした。それが、夏大会でこの成績です。幸運だけでは片づけられない何かがあるのでしょうね。次は、私立のシード校国学院久我山です。真価が問われますね。
日大鶴ヶ丘
都立小平
駒場学園
国学院久我山
日大三高
明大中野八王子
東海大菅生
八王子
という顔ぶれです。最近は、都立の日野、片倉、昭和、府中工などが予選を湧かせていましたが、今回は都立は小平一校です。頑張りを期待です。
もう一つの期待は、八王子と明大中野八王子と、八王子の高校が2校残っていることです。いまだ甲子園出場がない八王子初の甲子園出場にも期待が高まります。
今度の水曜日は休みですが、神宮球場で、日大三高対明大中野八王子戦、駒場学園対国学院久我山戦があります。猛暑日になりそうな予報ですが、行くか行かぬか思案のしどころです。
倅の高校野球も終わり、散ドラに復帰です。
今日の試合は、川町グランドでしたが、ベンチの屋根がなくなったことを知りませんでした。土曜日の試合も多かったことから、川町グランドは本当に久しぶりでした(たぶん一年ぶりくらいです)。
今日は、川口ジュニアーズ戦でした。川口ジュニアーズさんは、選手が入れ替わっても、毎年強いチームを作ってくる強豪なので、気合を入れていかなければいけません。
しかし、初先発のミサキがしっかり試合を作る一方、相手投手はエースではないのか、球はそれほど速くなく、コントロールも良くなく、初回を2対1で入り、十分試合になっていました。
2回もミスはありましたが、3失点に抑え、まだまだ試合は壊れていませんでした。
が、しかし、3回で試合は完全に崩壊しました。理由はいくつかありますが、下級生中心の外野陣が頑張ってはいるものの、まだまだフライを捕球することが難しいこと、上級生中心の内野陣も相変わらずエラーをしていることが大きいですね。あれだけ投げれば、好投のミサキも疲れが出ます。
しっかり練習するために、散田小に戻ります。
散田小横では、本町の子ども神輿が練り歩いていましたが、散ドラ部員が抜けていたため、だいぶ寂しい行列でした。
練習はまずはノックです。4人一組になって、ノッカー・キャッチャー、守備、カバーと分かれてのノックです。
守りの基本である、「投手が投げたら(ノッカーが球を投げたら)低く構え、打ったらボールの方向に反応する」ということを、伝えて歩きましたが、なかなかこれが出来ません。これが出来るようになるとだいぶ失点は少なくなるのですけどね。
このノックが終わり、12時を回ったので、昼食タイムとなりました。
13時から練習再開。また、ノックです。上級生の内野を管理人が、課題の下級生の外野守備をSコーチが行いました。
ノックの後は、これまた課題の打撃です。出来るだけ数多く打ちたいということと、普通の投手の少し速めの球を打ちたいということで、マサキ父にピッチャーを務めてもらいました。みんな4打席くらい打ちましたが、タイミングをとって打てた部員、タイミングをとれずに(分からずに)打てなかった部員に分かれましたね。しっかり、投手のモーションに合わせてタイミングを取ることを意識しよう!
フリーバッティングが終わったところで、管理人は一旦用事があって中抜け。慌ててグランドを後にしてグラブを忘れたので、用事を終えて、散田小に戻りました。すると、外野をお父さんが守っての、変則紅白戦をやっていました。結果は引き分けだったため、誰も勝つことができませんでした。いつかは勝ちたいですね。
練習を終えると、入道雲が出てきました。いよいよ明日には梅雨明けとなりそうです。いよいよ夏到来です。あっという間に秋となり、冬となり、6年生卒団なんてことになります。早く1勝目指して、家でもしっかり練習しよう!
先週の日曜日に倅の高校が敗れて、1週間。普段なら水曜日に市民球場で観戦するところですが、今週は休みがなかったので、野球観戦も出来ないまま1週間が過ぎました。
その間に、ベスト8の半分が出揃いました。
第一シードの日大鶴ヶ丘、第二シードの八王子、第三シードの東海大菅生、シード校がいない山の都立の小平、という顔ぶれです。
そして、明日でベスト8が出揃います。
日大三対佼成学園、明大中野八王子対国士舘、昭和対駒場学園、日大櫻丘対国学院久我山の勝者です。順当に行けば、日大三、国士舘、昭和、国学院久我山でしょうか。
しかし、今ベスト16に残っている、駒場学園は春季大会で、倅のチームが惜敗したチームですので、頑張ってほしいものです。また、倅のチームの山で勝ち上がった日大櫻丘にも頑張ってほしいですね。
そして、今日は、プロ野球オールスターの第2戦でした。私は仕事だったので、序盤は見られませんでしたが、セ・リーグ藤浪晋太郎、パ・リーグ大谷翔平の先発でした。
昨年も新人で出場した二人ですが、藤浪投手は、高校の先輩西岡の指示で変な演出をしてだいぶ批判をされました。それも踏まえ、今年は「(去年のやりとりは)やりたくてやってことではないので、今年は全力でやります」と言っていました。ライバル大谷との投げ合いなら、猶更です。
そして、今年のオールスターでは球速にこだわった大谷翔平が162kmの日本最速タイ、オールスター最速をマークしました。これぞ、オールスターです。
その後も、ヤクルト小川、ソフトバンク柳田、広島堂林、巨人坂本、などの若手が本塁打を放つなど、オールスターらしい派手な試合になりました。
このオールスターたちも、藤浪のように優勝校の選手もいれば、大谷のようにすぐに敗退した選手もいます。そして、巨人菅野のように出場が叶わなかった選手もいます。菅野投手は、もし生まれ変われたら、高校生として甲子園に出たいと言っていました。
すべての野球選手にとって、やはり甲子園は聖地なのでしょう。それが、選手の酷使をする原因ともなっていますが、それだけの場所なのでしょう。
東京都予選もあと数試合、数日で結果が出ます。すべてのチームにエールを。そして、今年の八王子高校は強そうなので、出来れば八王子からの初出場となってほしいですね。
高校野球でタイブレーク導入の議論が再燃しているそうです。
元々はソフトボールで行われていたものが、少年野球や中学野球に導入されてきた経緯があると思いますが、少年野球や中学野球では、なじみ深いものです。
これが高校だと、突然、何が何でも白黒つけるということになります。サッカーW杯でも、下手したら今回の決勝戦でもPK戦になりかねませんでしたが、世界最大のスポーツの祭典でも、何が何でも白黒決着をつけるとはなっていません。
見る側にとっては、横浜松坂とPLの激闘、駒大苫小牧・田中将大と早実・斎藤佑樹の息詰まる投手戦などは、記憶に残る名勝負ではありましたが、現在、アメリカで戦う松坂や、田中が、ケガに苦しんでいる遠因は、高校時代の肩、肘の酷使ではないと言うことは出来ないと思います。
数年前から、高校野球の予選を見るようになりましたが、本当にあっと言う間に予選をこなしていきますし、それを勝ち抜くと、甲子園での戦いが始まり、勝ち進むほど過酷な日程で、連戦連投をこなすことになります。
面白い試合を見たいのは確かですが、やはり成長途上の高校生の身体を守ることの方がはるかに大事です。勝ち抜きたいという気持ちがある以上、ルール上の制約がなければ、どうしたって無理をさせます(倅のチームも、捕手に無理をさせたのは選手たちも疑問を持っていたようですし、父母もどうかと思いました)。しかし、投手にはタイブレークや、投球回数の制限があれば、肩の酷使を防げますし、故障者の交代を審判権限に認めるようにすれば、選手の故障を防げると思います。
名勝負もいいですが、大切なのは、野球を愛する選手たちの選手生命をしっかり守ることです。それが、野球のレベルを高め、ファンの拡大につながるのです。
選手を消費材ととらえず大切にする意味でも、タイブレーク導入を真剣に考えた方がいいと思います。アメリカのがんじがらめの100球制限もどうかと思いますが、プロでもこれだけガチガチにやっているのに、まだ成長途上の高校生に対しては、配慮がなさすぎです。「急がば回れ」というのは、本当に大切な教訓です。
昨日は、第96回全国高等学校野球選手権大会西東京大会に倅の高校が出場しました。控え投手の倅は、ベンチスタートです。相手は、甲子園出場経験のある都立高校(って、すぐ分かっちゃいますよね)。そして、春大会では上位進出校に0対1で惜敗しており、父母の間では、試合前からかなり悲壮感が漂います。
1回表、K高の先頭打者にいきなり四球、犠打・盗塁の一死三塁から右前ヒットでいきなり先制されるが、後続は4フライ、投ゴロに抑える。
1回裏、D高の反撃。先頭K君が初球を右線に二塁打!2番S君は得意の投手横を抜くプッシュバントを試みるが、惜しくも投手に捕球され三塁刺殺。U君三振も、4番S君ヒットでチャンスを広げ、5番A君しぶとく三遊間を破る同点打!6番T君中前ヒットで逆転!O君は4ゴロでチェンジとなるも、盛り上がるスタンド。
2回表、三振、6ゴロ、三振でピシャリとしめる。
2回裏、こちらも三振、投ゴロ、三振と三者凡退。
3回表、先頭9番の一二塁間の当りを二塁S君がうまく捕るも一塁カバーがおらず内野安打。しかし、1番の5ゴロを絵に描いたような5-4-3のダブルプレー!盛り上がるスタンド。しかし、左前ヒット・盗塁、4ゴロでチェンジと思ったが、目を切るのが少し早く後ろへ逸らす。緩く転がった分、カバーも間に合わず、二塁走者に還られ同点。盗塁で二死二塁からパスボール、これまた緩くバックネットまで転がり、二塁走者が一気にホームインで逆転。。。4番6ゴロで相手の攻撃を切る。もったいないイニング。
3回裏、すぐに追いつきたいところだが、2番からの攻撃は、三振、四球、7フライ、6ゴロで無得点。
4回表、先頭6番に左前ヒット、犠打・盗塁、四球とされるも、5ゴロバックホームでアウト、5ゴロアウトで無失点。2年生捕手のS君は、肩は強くありませんが、今日はひときわ送球が弱々しいと思っていたら、何とかなりひどい右肩痛を押しての強行出場とか。かわいそうで見ていられませんが、相手はそこをついて、出塁すると好きなように走ってきます。
4回裏、先頭T君二打席連続の中前ヒット、7番O君はしぶとく四球、ここで右肩痛で出場し、好きなように走られ悔しい思いをしていた捕手S君が三塁線を破る三塁打!二者が還り逆転!一球外されたあとに、再び外角の外し気味の球をしっかりY君がスクイズを決め、この回3点目で5対3と2点差をつける!走者がいなくなったところで、連続三振でチェンジ。
5回表、先頭2番中前ヒット・盗塁、犠打で一死三塁から、4番のライトフライは犠飛に十分なフライ。しかし、右翼O君が捕球すると、捕手へダイレクト送球。しかも、走りこんでくる走者の足元へドンピシャリ!本塁補殺のダブルプレーで無失点!スタンドは割れんばかりの歓声!「勝てる!」。誰の胸にもこの思いがよぎります。
5回裏、良い流れで突き放したいところだが、先頭U君が珍しく初球を打ち投フライ、4番S君、5番A君のクリーンナップも6ゴロであっさり攻撃終了。ここで追加点を入れられなかったのが痛かった。
6回表、5番からの攻撃を連続8フライ、3ゴロで無失点に抑える。
6回裏、好調T君だが6ゴロ、続くO君は左前ヒット、S君中前ヒット、Y君バントで二三塁に送るが、K君6ゴロに倒れ、無得点。
7回表、先頭8番を6ゴロ、9番には左前ヒットを打たれるが、1番6ゴロで二死と思ったが、低い送球を一塁こぼして生かす。2番四球で一死満塁。3番の当りは浅い9フライ。O君滑り込みながらナイスキャッチ。起き上がりざま、タッチアップした三塁走者を指すべく本塁送球。起き上がってからの送球だったため、先ほどよりは若干それたものの、タイミングは再びダブルプレーのタイミング!しかし、無情にも判定はセーフ!タッチをかいくぐられたようです。。これで1点差。続く4番にも、左前ヒットを打たれ同点とされました。ここで5番には四球を与え、二死満塁。
ここで何と投手交代で、倅が登板しました。。。
秋の大会に続いて、親としては見ていられない感じです。チェンジアップを投げたいところでしょうが、満塁なのでストライクを投げたいところ。6番に対してストレートを投げ、今日2本目となる中前ヒットを打たれ、2点を追加され逆転されました。。。痛い。。しかし、後続は断つ。
7回裏、相手は投手交代。癖のある投げ方で、先発が軟投派だったため、速くみえる。2番からの好打順も、三振、U君四球で出るも、4・5番は3ゴロで無得点。
8回表、8番ピッチャー返しを倅がうまく捕球し投ゴロ、9番四球も、1番6ゴロ、2番7フライで無失点。
8回裏、先頭T君投ゴロ、O君・S君連続三振。無茶苦茶速いわけではないが、先発との差から速く感じるのと、出所が見づらいために、タイミングを合わせられない。
9回表、先頭3番のショート後ろにふらふらっと上がった当たりをセンターU君が猛然を走り込んでキャッチ。捕球してみれば、レフトの当りだったが、テキサスにしなかったので、上出来。4番は良い当たりも、センターU君が余裕をもって下がってキャッチ。5番5ゴロで三者凡退と思いきや、ファンブルしていかす。すかさず盗塁。6番に今日3本目となるライト線の二塁打を打たれ、ダメ押しとなる8点目を入れられました。これも痛かった。7番6ゴロでチェンジ。
最後の攻撃となる9回裏、先頭は9番の倅。チャンスを作りたいのは分かるが、強振し、ファウル、空振りで追い込まれ、緩い6ゴロで全力疾走するも、相手にミスはなく、一死。1番K君も倒れ、2年生のS君に代打H君。これで3年生は全員出場です。しかし、投手のH君は三振に倒れ、ゲームセット。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
K高 1 0 2 0 0 0 4 0 1 … 8
D高 2 0 0 3 0 0 0 0 0 … 5
これで倅たちの代は、公式戦未勝利で引退となりました。秋の大会は延長サヨナラ負け、春の大会は追いつきながら9回に決勝点を入れられ、今大会は逆転負けです。しかし、この試合は、これまでのどの試合よりもいい試合でした。
試合後の反省会で監督が言ったように、「いい試合をしても勝たなければ意味がない」とは私は思いません。守りでも、攻撃でも良い面がたくさんありました。しかし、このチームが勝ち切るための術を持っていなかったのも事実だと思います。
この試合の攻撃では、緩い球を投げる投手に対し、序盤はセンター返しで攻略したにもかかわらず、その後は引っ張りにかかって突き放すことが出来ませんでした。それが、その後の逆転を許した要因です。つまり、自分たちが相手を攻略した要因をしっかり把握できていなかったのです。
そして、守備の面でも、派手なダブルプレーを2つ取りましたが、相手の3点は、二死後のエラーからのものですし(つまり、エラーなければなかった得点です)、そして同点逆転の7回の4点も一死後のエラーからで、それがなれば無失点だったものです。つまり、極端に言えば7点は与えなくてもいいものでした。
野球に「たられば」はないといのは、百も承知なのですが、正直言えば、勝てた試合でした。それを勝てなかったのは、このチームの弱さであり、伸びシロでもあるのでしょう。このチームで戦うことはもう二度とありませんが、それぞれが、これからの人生でしっかり勝つための方策を見つけて、自分なりの勝利を掴んでくれることを願ってやみません。
しかし、敗れはしましたが、ナイスゲームでした!小学3年生の12月に散ドラに入団以来、横山中野球部、高校野球と、楽しませてくれた倅にも感謝です!
田中将大投手が故障者リスト入りしました。最近、調子が良くないのは明らかでしたが、故障が影響していたのかもしれません。しかし、メジャーで故障者リスト入りは結構あることなので、何気なく見ていたのですが、右ひじの靭帯が部分的に断裂しているということで、かなり深刻な故障のようです。
現状のチームドクターの診断では、手術はせずに、保存療法で6週間で復帰可能との見方をしているようですが、痛みがなくならない場合は、手術もあるとの微妙な言い方をしています。
同様の手術経験のある桑田真澄氏は、この類の故障は自然に「完治」することはなく、だましだまし続けるくらいなら、早く手術した方がいいと断言していました。25歳という普通なら「若手」投手には何とも酷な宣告ですが、経験者だけに説得力があります。
桑田氏は、メジャーの中4日の登板間隔も理由にあげていましたが、もう一つの「高校野球」時代からの酷使も大きいのでしょうね。
私も早稲田実業の斎藤佑樹との激闘には、手に汗握った一人ですが、あの舞台に立つまでに、予選で、甲子園でどれだけ投げたのか、ということです。
例えば、今年の東京都予選は、ほとんど2日、3日でどんどん試合が行われていきます。もちろん、強豪校はシードを得ていますし、選手層も厚いので、一人で連投ということはありませんが、勝ちあがるにつれ負けられなくなれば、エースに負担がかかります。本戦の甲子園に進めばなおさらです。限られたスケジュールの中で、延長、雨天順延などがあれば、日程は過密になり、強いチームの優秀な選手ほど過酷な環境に置かれます。
甲子園に5回出場し、優勝2回、準優勝2回、あとの1回はベスト4と、近年では誰よりも投げてきて桑田真澄氏の発言には、重みがあります。マー君の獅子奮迅の投球に夢を見てきたファンには、つらい現実かもしれませんが、より長く選手生活を続けてもらうために、最善の判断をしてほしいですね。
オールスターについては、何度か書いています(「オールスター!」)。かいつまんで言うと、「オールスター」ですから、普通の人、軽量級の人ばかりではなく、綺羅星のごとくスターであってほしいということです。普通の人が苦労の末、オールスターに出て感激するのも、希少価値があればこそです。
辛口の野球評論家である豊田泰光さんも同じことを何度か言っていましたが、今日ネットで同様の記事を見かけました。
曰く、ご意見番で知られる張本勲の現役時代は、パリーグの人気がなく、アピールする場がオールスターしかなかったため、それこそ死にもの狂いで戦ったということ、日本を代表するスラッガーであり理論派でもある落合博満が若かりし頃、山田久志、鈴木啓示、江夏豊、門田博光といった錚々たるスターが居並ぶベンチで、緊張のあまり背中がつってしまったことなど、オールスターがオールスターであった頃のギラギラ感を語り、最近の大阪桐蔭出身の西岡が演出して、後輩の藤浪と中田翔に小芝居をさせた悪ふざけなどの軽々しさを批判していました。
かつて、仰木監督が松井秀喜を打者に迎えた場面でイチローを登板させ、セの野村監督が松井に代打に投手の高津を送ったということがありました。これは、仰木監督のショーマンシップと、野村監督の最高の打者のプライドを守る気持ちと、どちらも理解が出来ます。
しかし、藤浪と中田翔のやりとりは、やはり悪ふざけというレベルのものです。せめてやるなら、全球ストレート勝負などの力勝負なら、まだ理解も出来ます。それを、芸人でもないプロ野球選手のくだらない茶番は、ポストシーズンのテレビ番組の運動会と一緒です。ファンが見たいのはそんなものではありません。
ファンが見たいのは、本当の「スター」であり、本当の「プロの力」、「プロの技」です。星の輝きが眩ければ眩いほど、遠ければ遠いほど、憧れは募ります。親しみを見せるのは、サインをするなどのファンサービスだけにして、グランドの上では、圧倒的な存在感を示してほしいものです。
私の子どもの頃のスターは、王選手でした。メジャーリーガーですらサインをねだる正真正銘のスターです。そのスターを倒そうと、江夏、平松、星野、松岡、外木場など、各チームのエースがしのぎを削り、成長したのだと思います。打者もまたしかりです。毎年王選手が獲得する本塁打王を奪おうと、田淵、山本、松原、大杉、大島など各チームのスラッガーを刺激したのだと思います。
結果、オールスターのベンチは、本当にスターが勢ぞろいで、初出場の若手などは緊張のあまり、端っこで小さくなっていたものです。それが、今ではみんな仲良くといった風情で、緊張感がまるでありません。
そういう意味では、若手ではありますが、最初からメジャーを目指している大谷翔平あたりにヘラヘラしている選手たちに喝を入れてほしいですね。今年はそれだけのエースに成長しています。しかし、そうした傑出した選手がいずれメジャーに行ってしまうのが分かっていますから、その選手が抜けてしまうと、またぬるま湯になってしまいます。いたちごっこです。
Jリーグのような一部二部の入れ替え制も必要かもしれません。しかし、Jリーグも世界レベルにはまったく到達していないように、正解は見えません。
ファンにはぬるま湯のように見えながら、そこから毎年多くの選手が振り落とされ、その時になって初めて、戦力外を言い渡された選手が野球以外にすることが見つからず愕然とするということが毎年繰り返されます。これは、プロ野球という「業界」の教育、育成、マネジメントが出来ていないことにほかなりません。個々のチーム任せにせず、プロ野球全体での改革が必要な気がします。
今に始まったことではありませんが…。
昨日のブラジル対ドイツ戦は、体調があまり良くなかったため見られませんでしたが、まさかあんな展開になろうとは思いませんでした。もちろん、エース・ネイマールを脊椎骨折で、守備の要チアゴ・シウバを累積警告で欠き、厳しいことは分かっていましたが、ホームの利を生かして、何とか戦うと思っていました。
それが、1対7の歴史的敗戦です。敗因はいろいろ言われていますが、ネイマール、シウバ頼みだったことが一つ、新しい選手が入った時の意思統一が出来ていなかったことが一つ、そして最大の敗因は、ドイツとの力の差ではないでしょうか。準々決勝で見たドイツは、本当に隙のないチームでした。元々のドイツの良さに、テクニックまで加えて、力強く洗練されたチームでした。ネイマールとシウバがいても、勝てなかったのではないでしょうか。
そして、今朝のアルゼンチン対オランダ戦ですが、ギリギリまで見ましたが、0対0のまま延長前半が終わったところで時間切れで家を出ました。すると、延長後半も点が入らず、PKに突入し、セミファイナルではPKでコスタリカを下したオランダが、2人止められ涙を飲みました。
この試合は、前日の信じられない試合があったせいか、勝利への慎重さか、しびれるようなにらみ合いでした。オランダは、スペイン戦のような守備的な布陣をひき、メッシにはぴったりマンマークをつけ、攻撃を封じ、一方のアルゼンチンも一糸乱れず連動する組織的な守りで、ロッベン、ファン・ペルシー、スナイデルの超強力攻撃陣に仕事をさせませんでした。
メッシは、いつものように守備をせずに歩いていましたが、ボールを持った時にも切れ味がなく、二三人に囲まれると簡単にボールを奪われていました。そして、らしからぬ守備も時折見せていました。その一方で、メッシ以外の攻撃陣も時折ゴールに迫りましたが、決定機は作れませんでした。それはオランダも同様でした。
にわかサッカーファンには面白くない展開ですが、両チームの勝利への執念と実力拮抗からのにらみ合いだったのでしょう。
これで決勝は、欧州代表ドイツ対南米代表アルゼンチンという図式になりました。これまでのジンクスで言えば、南米のアルゼンチンということになりますし、マラドーナ以来の天才メッシがキャプテンを務めることからも、アルゼンチンの優勝は絵になります。しかし、力の安定感ではドイツに分があるように思います。
どういう結果になるにせよ、あと一試合。ワールドクラスの戦いを見せてほしものです。
今朝も見てしまいました。
午前1時からのアルゼンチン対ベルギー戦と、午前5時からのオランダ対コスタリカ戦です。ただし、オランダ対コスタリカ戦はさすがに起きられず、前半終盤からのTV観戦となりました。
まず、アルゼンチン対ベルギー戦ですが、話題の中心は当然メッシです。私もメッシがすごい選手だということは知っています。しかし、W杯や日本代表の試合しか見ない俄かサッカーファンの私は、メッシの試合をきちんと見たことがありません。
守備の意識が低いと言われていることは知っていましたが、実際に目にするのは、ニュースなどでのゴールシーンだけなので、正直あまり意識していませんでした。しかし、今日実際に目にしたメッシは、本当にただぶらぶらする昔ながらのFWでした。そして、日本で言えば、中田英寿、中村俊輔、本田圭祐のように、誰もがすぐに球を預けるトップ下でもありませんでした。
前線の選手でも積極的なディフェンスが求められる近代サッカーでは、ほとんど見かけないタイプの選手です。が、しかしです。一旦ボールを持ってからの動きだしは、まるで体の中にスイッチがあるかのように、見事な差がありました。そして、緩急をつけた動きと、何人に囲まれても足に吸い付くようなドリブルで前進する姿は、やはり異次元のものです。
近代サッカーでは、決して認められないスタイルですが、「メッシならばいい」というだけの力と技を持っています。メッシが守備しない反面(というか、そのせいで)、他のアルゼンチン選手はそれこそ献身的に動き回って、いわゆる南米スタイルとはとても思えませんが、チームの誰もがそれでもいいと思っている、まさにメッシのチームなのだという感じです。
今日のゴールは自身で決めたものではありませんでしたが、やはりメッシが起点となったものでした。そして、いまだゴールなしだったFWイグアインのゴールに結びつくものであり、その点でも単に自分のゴールのためだけにサッカーをやっているのではないということが分かります。
一方、アメリカ戦では躍動していたベルギーのデ プライネやアザールがいいところを見せられませんでしたが、これもメッシ以外のアルゼンチン選手の献身によるものなのでしょうね。
見応えのある試合でしたが、現代流ではないアルゼンチンのスタイルは、メッシがいなくなった後どうなるのだろうとちょっと心配になります。マラドーナの後にマラドーナがいなかったように、メッシの後にもメッシはいないのですから。
次のオランダ対コスタリカ戦は、ロッベン、ファンペルシー、スナイダーというワールドクラスの攻撃陣を抱えるオランダが圧倒的に攻め、コスタリカが屈指のGKナバスと、高いラインコントロールで次々とオフサイドトラップに陥れるディフェンス陣の奮闘でコスタリカが守りを固めるという展開が延長を含めて、120分以上続きました。0対0というスコアですが、退屈などとは程遠い熱戦でした。
延長も点が入らずPK戦に突入した時は、かなりの人がコスタリカの勝ちを想像したと思いますが、PK戦直前にキーパーを代えるというオランダの戦術が奏功し、オランダが2本止めて、準決勝に進出しました。心情的には、コスタリカの勝ち抜けもいいと思いますが、今日の試合内容を考えると、オランダの勝ち抜けが妥当であり、PKの結果もそれを反映したもので、結果として良かったと思います。
しかし、既に終わった試合も含め準々決勝4試合は、敗者も含めて本当にワールドクラスの戦いで、親善試合や後がある予選やグループトーナメントなどとは、レベルが違いました。ベスト8を目標にしていた日本ですが、正直こうした試合を見ると、日本がこの中に入っていることを想像は出来ません。
日本がこの場に立つには、タフなメンタリティ、したたかな戦術、戦術を具現化するスキルと、まだまだ学ぶべきもの、身に付けるものがありそうです。それを共有化して、次の4年間に臨んでほしいですね。
それはともかく、こんな生活をしていると寝不足で死んでしまいそうです。今日は、早く寝よう。