大谷翔平選手が遂にベーブ・ルース以来の2桁ホームラン&2桁勝利を達成しました。3連敗で足踏みだったので、時間の問題ともいえ、そういう意味では驚きはないのですが、やはり成し遂げたことのすごさには驚きを禁じえません。しかし、私たちはこのことのすごさに少し慣れ過ぎてしまっているような気もします。
また、大谷選手自身のコメントが驚きです。曰く、「二つやっている人(二刀流)が少なかっただけで、普通の数字かもしれない」。恐らく彼自身は、現時点でのホームラン25本、勝利数10は、いずれもトップではなく、それはすごいことではない、自分はどちらでもトップを目指しているのだ、と言いたいのではないかと思います。確かにトップではありませんし、どちらも単独で見てもすごい数字ですし、それを二つやりながら、ほとんど休まずそれをやっていることがどれだけすごいことは分からないにもかかわらず、彼は本当にそう思っているのでしょう。
1918年のベーブ・ルースは、ホームラン11本、勝利数13だったそうです。いろいろ条件は違いますが、数字だけを見ても、既にベーブ・ルースを越えています。大谷翔平の出現で、二刀流を目指す選手が出てきているようですが、大谷選手を超える選手が104年後に出てくるでしょうか。しかし、そうした夢を抱かせる大谷選手は本当にすごい選手ですね。チームが低迷しているのが本当に残念ですが、今シーズンは、15勝、40本を目指してほしいですね。